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糸リフトにリスクやデメリットはある?後悔しないためのポイントも紹介
投稿⽇:2024.10.31 最終更新⽇:2024.10.31
糸リフトは比較的安全な施術ですが、リスクやデメリットも存在します。施術を受ける前にリスクについてしっかりと理解していない場合、施術後に後悔してしまう事にもなりかねません。
本記事では、糸リフトのリスクやデメリット、後悔しないためのポイントを紹介します。糸リフトの施術を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
糸リフトのリスクやデメリット
糸リフトは、リフトアップ効果や肌質の改善効果が期待できる施術です。しかし、医療行為のため、リスクも伴います。ここでは、施術を受ける前に理解していただきたい、糸リフトのリスクやデメリットについてご紹介します。
永久的に効果が続くわけではない
糸リフトのリフトアップ効果のピークは、施術直後から数か月間で、その後徐々に薄れていきます。物理的なリフトアップ効果は、溶ける糸を挿入した場合、3ヶ月〜6ヶ月程度です。
糸リフトは、糸による引き上げ効果のほかに、コラーゲンの生成促進による肌質改善効果も期待できます。挿入した糸が皮下組織を刺激することでコラーゲンやエラスチンなどの生成が促進されるため、肌にハリが出る効果が期待できるのです。
この肌質改善効果は、1〜2年程度持続します。効果を継続させたい場合は、6ヶ月〜1年程度の1回の施術が必要です。
頬骨が目立つ
糸リフトの施術後に、一時的に頬骨が目立つことがあります。この原因は、施術直後の腫れによるものが多いです。
糸を挿入した部分に腫れやむくみが生じることがあるため、一時的に頬骨が目立つこともあります。腫れやむくみは1週間から1ヶ月程度で落ち着くため、徐々に頬骨は目立たなくなります。
しかし、単純な手術の麻酔や腫れの影響ではなく、未熟なデザインによって、頬骨が目立つようなリフトアップをしてしまう場合があります。
糸リフトは美容外科医になりたての先生が一番最初に習う施術になります。
しかし、糸の選択方法や挿入部位、デザインは無数にあり、また、人それぞれの皮膚の厚みや質感によっても変わってきます。
経験豊富な医師に施術してもらう必要があるでしょう。
顔が大きく見える
基本的に糸リフトによって、お顔のボリュームが半永久的に増大することはありません。
コラーゲンとは感覚的には皮膚等を支える柱的なもので、ボリュームが大量に増えるものではないからです。逆に糸のみでほうれい線等の凹みを埋める事はできないという事です。
また、施術後2〜3日は麻酔の影響で腫れる事があります。血種といって、皮膚の下に内出血が溜まってしまった場合には、1ヶ月ほどしこり感を感じる場合もありますが、こちらも時間経過で改善していきます。
感染症のリスクがある
稀ではありますが、傷口から感染が起こることがあります。感染すると、糸を挿入した部位に熱感などが生じることがあります。
感染の疑いがある場合は、クリニックの受診が必要です。場合によっては抜糸が必要なケースもあります。糸の傷跡を隠そうとして化粧を塗り込む等の行為は避けましょう。
ひきつり感がある
糸リフトの施術後に、顔を動かすと突っ張ったようなひきつれを感じることがあります。
施術後は体に糸が馴染むまで時間がかかるため、施術直後にひきつれを感じる場合は、しばらく様子を見ましょう。1ヶ月ほどひきつった感じが続くことがありますが、時間経過とともに落ち着いていきます。
腫れが起こる
糸リフトの施術後には、腫れの症状が1〜3か月程度続くことがあります。
腫れは体が糸を異物と判断し、排除しようとすることで起こる症状で、体の正常な反応です。腫れが強いときは患部を冷やすことで症状が和らぎやすくなります。
また、ダウンタイム中に激しい運動や飲酒をすると腫れが強くなりやすいため、できるだけ安静に過ごすようにしましょう。
内出血が起こる
糸リフトは糸の挿入に針を使うため、血管が傷つくことで内出血が起こることがあります。
内出血の症状は、時間の経過とともに徐々に緩和します。時間の経過とともに黄色くなり、1〜2週間で自然に消失するでしょう。
痛みを感じる
糸リフトの施術中は麻酔を使用するため、ほとんど痛みを感じません。しかし、施術後に痛みや違和感を覚えることがあります。痛みは1〜2週間程度で消失するので、時間の経過を待ちましょう。
2週間以上強い痛みが継続する場合は、感染症の恐れもあるので早めにクリニックを受診してください。
糸が露出する
糸リフトで挿入した糸が、稀に皮膚から出てしまうことがあります。
糸が肌から露出するのは、糸を挿入した部位の皮膚が薄かったり、糸が適切な深さに挿入されなかったりしたことが原因として考えられます。また、糸が安定しない時期に口を大きく開けることでも起こることがあります。
そのため、可能な限り、大きな口を開けたり糸の挿入部位を触ったりするのは避けましょう。また、クリニックで処置を行えば改善できるため、早めに相談しましょう。
糸リフト以外の小顔施術
糸リフトのリスクが気になる方は、他の施術を検討するのもよいでしょう。糸リフト以外に小顔効果が期待できる施術には、以下が挙げられます。
- ヒアルロン酸注入
- ボトックス注射
- 脂肪吸引
いずれも医療行為ですので、糸リフト同様にリスクはあります。その点もあわせて、それぞれの施術内容についてご紹介します。
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸は、元々人間の体内に存在する物質で、水分や弾力を保つ働きがあります。
ヒアルロン酸をほうれい線やゴルゴラインなどのしわ部分や、頬や額など加齢によってボリュームダウンした部分に注入することにより、ハリ感を回復させて若返り効果が期待できます。
ヒアルロン酸は、注入する量やデザインが重要な施術です。注入しすぎると膨らみすぎてバランスが悪くなります。
また、稀に塞栓による血流障害や皮膚壊死、しこり、アレルギー反応などのトラブルが起こることがあります。この場合には、ヒアルロン酸の溶解が必要です。
ボトックス注射
ボトックス注射は、薬剤を注入して筋肉の動きを抑制する施術です。表情筋の動きを和らげることにより、表情じわの改善や小顔効果が期待できます。
たとえば、エラ部分の筋肉が発達しているために顔が大きく見える方には、ボトックス注射がおすすめです。エラ部分にボトックス注射を打つことにより筋肉の緊張を和らげるとともに筋肉が動かない事による萎縮でボリュームも減らしていきます。お顔の横幅を小さくさせることで、小顔効果を期待します。
また、マイクロボトックスという打ち方をすることで、フェイスラインを引き締める事ですっきりとした印象を出すことができる場合もあります。エラ部分にボトックス注射を打つことにより筋肉の緊張を和らげることにより、フェイスラインをすっきりとさせる効果が期待できます。
ボトックスの施術リスクとしては、顔の筋肉が動かしづらい事が挙げられます。筋肉の動きを和らげる施術のため一時的な違和感は必ず生じますが、1ヶ月程度で慣れていくでしょう。
脂肪吸引
脂肪吸引は、脂肪が気になる頬やフェイスライン・顎下などの脂肪を吸引する施術です。脂肪細胞ごと取り除くため、リバウンドしにくいメリットがあります。頬の膨らみが気になる方やフェイスライン・顎下をすっきりさせたい方におすすめです。
ただし、脂肪吸引のダウンタイムは比較的長く、フェイスラップを装着するなどの処置も必要になります。また、脂肪は加齢によって減少することが多いため、除去しすぎるとこけて見える原因にもなります。
脂肪吸引はとればとるほど良いというものではなく、彫刻のように繊細にデザインするものです。必要な部分は残し、必要のない部分はしっかりとるというメリハリが大事になってきます。
バッカルファット
バッカルファットは、口の中から深部の脂肪の塊を減らす施術です。加齢により下がってくるバッカルファットと呼ばれる脂肪を減らすことにより、しもぶくれの状態をすっきりとさせる効果が期待できます。年齢の若い方でも生まれつきバッカルファットが多い方もいるため、丸顔をシャープに見せたい方にも向いています。
ただし、バッカルファットを減らしすぎると頬が凹むリスクがあるため、減量する量が重要です。また、多少左右差が出たり、稀に顔面神経麻痺などのトラブルが起こる可能性もあります。
失敗や後悔を防ぐための糸リフト選びのポイント
糸リフトによる失敗や後悔を防ぐためには、使用する糸の種類や本数を医師とよく相談することが大切です。また、糸リフトは医師の経験や技術力が非常に大切な施術のため、クリニック選びも重要なポイントです。
ここでは、後悔しないための糸リフト選びのポイントをご紹介します。
糸の種類
糸リフトで使用される糸には、溶ける糸と溶けない糸があります。
溶ける糸とは、時間の経過とともに体内に吸収される糸のことです。体内に異物が残らないため安心感があり、糸が吸収されていく過程でコラーゲンの生成促進効果によってハリや弾力を維持しやすいというメリットがあります。一方で、溶けない糸に比べて効果が短い点がデメリットです。
溶けない糸は、持続効果がやや長いというメリットがあります。ただし、体内に長期的に留まるため、将来的に取り出す必要が生じる可能性があります。また、溶けない糸であっても効果は永続的ではありません。
Rosa Beauty Clinicでは、院長である土屋医師が、いずれかなり少なくなってしまうリフトアップ効果のために、感染源になりうる糸を半永久的に体内に残しておくのをあまり良いと考えていないため、溶けない糸の取り扱いはありませんが、溶ける糸は完全オーダーメイドにて複数取り揃えております。一人一人の要望に合わせて適切な糸のご案内をしております。糸の種類について詳しく知りたい方は、以下のコラムもあわせてお読みください。
糸の本数
糸の本数が増えると、リフトアップ効果も大きくなります。よりしっかりとしたリフトアップ力を求める方は、本数を多くする必要があるでしょう。
糸が少ないと、面ではなく線で引き上がることになるため、ひきつれのリスクや、組織が偏ることによって顔が大きく見えるリスクが高まります。
テントも骨組みは1本ではなく、複数本で支えるでしょう。骨組みが増えれば増えるほど、滑らかになっていきます。それと同じようなイメージです。
たるみの状態や期待する効果、予算などによって適切な糸の本数を決めましょう。
医師の実績
糸リフトの出来栄えは、医師の技術力によって異なります。糸リフトの経験が豊富な医師であれば、適切な本数を適切な場所に挿入できるため、失敗や後悔のリスクを下げられます。
医師の経験や症例数をホームページやカウンセリングで確認し、納得してお任せできる医師を選びましょう。
Rosa Beauty Clinicは、糸リフト施術の豊富な実績があります。以下に、施術事例をご紹介いたします。
糸リフト・フェイスリフト・バッカル・顎プロテ アーカイブ | 名古屋駅近の美容整形なRosaBeautyClinic
糸リフトのリスクに関するよくある質問
最後に、糸リフトのリスクに関する質問について見ていきましょう。
糸リフトを受けると将来たるむ?
糸リフトを受けていても、加齢に伴うたるみは生じます。糸リフトは、できるだけたるむ前に老化を抑制・食い止めることでアンチエイジング効果を期待する施術です。
一度でたるみをなくすのではなく、定期的なメンテナンスが必要な施術です。
イメージとして、何もしなければ10年経つと10年分皮膚がたるみますが、糸リフトを定期的に行っていると、5年分くらいしか皮膚がたるんでいかない、年数はあくまで一つの例ですがそういうようなイメージです。
糸リフトの施術を受け続けるとどうなる?
糸リフトの施術は、複数回受けても問題ありません。ただし、溶けない糸の場合、施術回数を重ねると糸が蓄積されていきます。
溶ける糸であれば何度受けても問題なく、継続して施術を受けることでリフトアップ効果が長持ちしやすくなります。
糸リフトはすぐ戻る?
糸リフト効果の中で何を指すかによりますが、見かけ上のリフトアップという点においては3〜6ヶ月で徐々に効果が少なくなっていきます。但し、ある研究では1年後も数ミリは1年前よりも上がっていたという研究もあります。
また、糸が溶けるまでの間はコラーゲンやエラスチンの増生が行われますが、それは無くなることはありませんので、コラーゲンの貯金のような形で定期的に糸リフトを挿入することが良いでしょう。
効果をより長持ちさせたい場合は、施術後の過ごし方や生活習慣も重要です。バランスの取れた食生活や質の高い睡眠、適度な運動など、健康的なライフスタイルを心がけることにより、効果が長持ちしやすくなります。また、紫外線は肌を老化させる原因になるため、日焼け止めや日傘などでしっかり対策しましょう。
さらに長いリフトアップ効果を期待する場合は、HIFUの併用や切開リフトも検討してみるのもよいでしょう。
まとめ
糸リフトは比較的リスクの少ない施術ですが、腫れやひきつれ、稀に感染症などのトラブルが起こる可能性もあります。リスクをできるだけ低くするためには、自分に合った糸の種類や本数を選び、経験の豊富な医師の元で施術を受けることが大切です。
Rosa Beauty Clinicは、多数の症例数を持つ医師が「本気の美容医療」を提供しているクリニックです。
適応の有無や糸の種類、本数、デザインをしっかりと判断したうえで施術いたします。施術のリスクに関してもしっかりと説明しておりますので、心配なことがある方はなんでもご相談ください。
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