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糸リフトの効果の持続期間はいつまで?メリットやデメリットも解説!
投稿⽇:2025.04.09 最終更新⽇:2025.04.09

糸リフトは、トゲや返しのついたさまざまな種類の溶ける糸を皮下に挿入することで、リフトアップ効果を得られる施術です。さらに、糸の刺激によってコラーゲンやエラスチンの生成が促され、肌にハリをもたらし、たるみにくい土台を整えていきます。。メスを使わずにリフトアップができるため、手軽さから人気を集めています。
しかし、施術方法や効果の持続期間、メリット・デメリットを正しく理解しなければ、期待通りの結果が得られないこともあります。本記事では、糸リフトの効果について詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
糸リフトとは

糸リフトは、特殊な医療用の糸を皮下へ挿入し、たるみを引き上げる施術です。メスを使用しないため、傷跡が残らず、ダウンタイムが短いのが特徴です。また、糸を挿入することでコラーゲン生成が促され、肌のハリや弾力も向上します。そのため、リフトアップ効果だけでなく、美肌効果も期待できます。
糸リフトの施術方法
施術は局所麻酔を使用し、カニューレと言われる特殊な構造になった管を使って皮下組織の下に糸を挿入します。糸には小さなトゲ(コグ)が付いており、皮下組織に引っかけることで皮下組織を持ち上げます。これにより、顔のたるみが改善され、フェイスラインがスッキリと整います。施術時間は30分〜1時間程度と短く、施術直後から効果を実感しやすい点が魅力です。
糸リフトの種類
糸リフトには、いくつかの種類があります。施術の目的に応じて、適切なものを選ぶことが大切です。
糸 | 特徴 |
---|---|
PDO(ポリジオキサノン) | 体内で分解されやすく、コラーゲン生成を補う |
PLLA(ポリ乳酸) | 一番硬い素材であるが、違和感が強い |
PCL(ポリカプロラクトン) | 柔軟性が高く、違和感が少ない |
当院では、土屋院長が糸リフト製造の本場である韓国の工場と直接連携をし、完全オリジナルのオーダーメイド糸を使用しています。そのため、お客様の状態に合わせた糸を組み合わせて使用しております。
糸リフトの効果
糸リフトは、たるみの改善や肌のハリを取り戻すための美容施術として注目されています。特殊な糸を皮下に挿入することで、物理的にリフトアップしながらコラーゲン生成を促進し、若々しい印象へ導きます。
リフトアップ
糸リフトの最大の特徴は、肌を物理的に引き上げるリフトアップ効果です。糸に付いているコグ(トゲ)が皮下組織をしっかりと支え、フェイスラインを整えます。施術直後から引き締まった印象を実感でき、1週間程度でより自然に馴染んでいきます。たるみが気になる頬や顎のラインにも効果を発揮し、スッキリとした輪郭を実現します。
ほうれい線やマリオネットラインの改善
加齢によるほうれい線やマリオネットライン上のたるみの悪化は、糸リフトを施すことである程度の改善が期待できます。糸に付いたコグが皮膚を引き上げることで、深く刻まれたシワが軽減され、ハリのある印象へと導きます。
また、糸の挿入により皮下組織のコラーゲン生成が活性化し、たるみの予防にもつながります。しかし、ほうれい線やマリオネットラインは、糸リフトで完全に改善させられるものではなく、元々その部分には凹みが存在するので、ヒアルロン酸との併用をすることでさらに改善させることが可能です。
ハリや弾力の改善
糸リフトの施術により、コラーゲンやエラスチンの生成が促されるため、お肌の弾力、ハリが向上します。特に、加齢によって減少するコラーゲンを補うことで、肌質の改善が期待できます。施術後すぐにリフトアップの効果が得られる一方で、コラーゲン増生の働きは時間をかけて進行します。半年~1年、1年半程度かけて糸が分解されていくまで緩やかにコラーゲンの増生が行われていきます。
糸リフトの効果はいつから実感できる?
糸リフトによる効果を施術直後から感じられる場合が多いですが、最終的な仕上がりには約3か月かかることが一般的です(個人差はあります)。施術直後は物理的なリフトアップが即時に確認できることが多いものの、腫れやむくみが影響するため、1〜2週間は変化を見守ることが望ましいです。
また、溶ける糸は、挿入後にコラーゲン生成を促す作用が期待されるため、肌のハリ感や引き締まり感は数か月にわたって徐々に行われていきます。ただし、効果の感じ方には個人差があり、糸の種類や挿入部位、施術後のケアによって変動するため、術後の経過観察が大切です。
時期 | 主な変化 |
---|---|
施術直後 | リフトアップ効果を感じることが多いが、腫れや違和感があることもある |
1週間後~2週間後 | 腫れや内出血がきえて、より自然な仕上がりが期待される |
1ヶ月後~3ヶ月後 | 糸の影響でコラーゲンが生成され、肌のハリや弾力が向上する可能性がある |
施術後のダウンタイムを考慮し、大切な予定の1〜2週間前には施術を受けないようにすることが望ましいです。また、効果の持続期間には限りがあるため、定期的なメンテナンス施術を検討することが大切です。
糸リフトの効果の持続期間

糸リフトの効果の持続期間は、使用する糸の種類や本数、施術方法、個人の肌質や生活習慣によって異なります。一般的には半年〜1年程度持続するとされていますが、時間の経過とともに糸が体内で分解・吸収されるため、リフトアップの効果は徐々に薄れていきます。
現在、日本国内や韓国の美容医療ではPDO(ポリジオキサノン)と呼ばれる材質の溶ける糸が主流ですが、他にもPLLA(ポリ乳酸)やPCL(ポリカプロラクトン)といった種類の糸が使用されることもあります。これらの糸は体内で分解される過程でコラーゲンの増生を促すため、糸が溶けた後も一定のハリや弾力が維持される可能性があります。ただし、肌質や年齢、生活習慣の影響を受けるため、持続期間には個人差があります。
見た目としてわかる物理的なリフトアップの期間はどの種類の糸を使用してもおおよそ3~6ヶ月程度です。どれくらいリフトアップさせたいか、皮膚の厚みや、たるみの程度によって、糸リフトの素材や太さ等を変えていきます。糸リフトは半年から1年に1回程度の継続施術が理想とされています。施術の効果を長く維持するためには、適切なスキンケアや生活習慣の見直しも重要です。紫外線対策や保湿を徹底することで、肌の老化を防ぎやすくなります。
また、持続期間を延ばすためには定期的なメンテナンス施術を受けることも有効です。一般的には1年〜1年半ごとにリタッチが行われることが多いため、施術前に医師と相談し、適切な施術スケジュールを立てることが推奨されます。
糸リフトのメリット

糸リフトには、即効性が期待できる点や、ダウンタイムが短いなどのメリットがあります。切開を伴うフェイスリフト手術と比較して手軽に受けられるため、幅広い年齢層の方に選ばれています。
また、糸の種類によってはコラーゲン生成を促す作用が期待されるため、肌のハリや弾力の向上にもつながると考えられています。以下のようなメリットが挙げられます。
効果をすぐに実感しやすい
糸リフトは、施術直後からリフトアップの変化を感じやすい施術とされています。
- 物理的に皮膚が引き上げられるため、即効性が期待できる
- ほうれい線やフェイスラインのたるみが改善されることが多い
ただし、施術直後は腫れやむくみが出ることがあるため、最終的な仕上がりは1〜2週間ほどかけて落ち着くケースが一般的です。
仕上がりが自然
糸リフトは、無理に皮膚を引っ張るのではなく、たるみを支えるようにリフトアップするため、自然な仕上がりを期待できます。
- 極端に引き上げたような不自然な表情になりにくい
- フェイスラインが滑らかに整い、違和感のない仕上がりになりやすい
また、糸の種類によってはコラーゲン生成が促される作用が期待されるため、肌の質感向上にもつながることがあります。
ダウンタイムが短い
糸リフトはメスを使用しない施術のため、切開を伴うフェイスリフト手術と比較してダウンタイムが短い傾向にあります。
- 施術時間が短く(30分~1時間程度)、日常生活にすぐ戻りやすい
- 内出血や腫れが出ることがあるが、1~2週間ほどで落ち着くことが一般的
また、術後の経過が良好であれば、翌日からメイク可能な場合もあるため、忙しい方でも施術を受けやすいのが特徴です。
糸リフトのデメリット
糸リフトは手軽にリフトアップを期待できる施術ですが、持続期間の限界や仕上がりの個人差など、いくつかのデメリットもあります。施術を検討する際には、メリットだけでなくリスクや注意点も理解した上で判断することが大切です。
皮膚を切る施術ではない
糸リフトは、フェイスリフトのように、皮膚を切り取る施術ではありません。従って、たくさんの皮膚が余っている場合に、根本的な解決には切開フェイスリフトが必要になってきます。また、皮膚の余りが多い場合に、糸リフトで無理やり持ち上げた場合には、引き連れのリスクが上がってしまいます。
効果が一時的
糸リフトの効果には持続期間があり、永続するものではなく、時間とともに薄れていくため、持続期間を考慮した施術計画が必要です。
- 所謂、物理的なリフトアップを感じられる期間というのは、どの素材の糸リフトを使用したとしても、おおよそ3~6ヶ月程度であり、そこから1年程度はコラーゲン増生が行われてきます。
- 糸が溶けていく最中に、コラーゲン生成の影響で肌のハリが続くこともあるが、リフトアップ効果自体は低下する
持続期間を延ばすためには、定期的なメンテナンス施術が望ましいです。
効果が実感しにくいことがある
糸リフトの効果の感じ方には個人差があり、期待通りの変化を実感しにくい場合もあります。
- たるみの程度が大きい場合、糸リフトだけでは十分なリフトアップ効果を得にくいことがある
- 皮膚の厚さや糸の本数によって、仕上がりに差が出ることがある
特に、加齢による深いしわやたるみがある場合、切開リフトを検討する必要があったり、ヒアルロン酸注入やHIFU(ハイフ)などの施術と組み合わせた方が効果的なケースもあります。
施術に失敗する可能性がある
糸リフトは比較的リスクの少ない施術とされていますが、医師の技術や糸の挿入位置によっては、仕上がりに問題が生じることがあります。
- 糸の引きつれや不自然な凹凸が出ることがある
- 糸が正しく挿入されていない場合、左右のバランスが崩れる可能性がある
- 未熟な医師のデザインの場合、かえって顔が大きく見える場合がある
施術を受ける際は、症例数が豊富なクリニックを選び、事前にカウンセリングで施術計画をしっかり確認することが大切です。
糸リフトの効果を持続させる方法
リフトの効果は時間とともに薄れていきますが、適切なケアを行うことで持続期間を延ばすことが可能です。特に、施術後のケアや生活習慣を見直すことが、リフトアップ効果の維持に役立つとされています。以下の方法を取り入れることで、より長く糸リフトの効果が実感しやすくなる可能性があります。
糸リフトの実績が豊富な医師の施術を受ける
糸リフトの仕上がりや持続期間は施術を行う医師の技術によって左右されるため、実績が豊富なクリニックを選ぶことが大切です。
- 正しい糸の種類・糸の本数・デザインを選定してもらえる
- 施術後の仕上がりが自然になりやすい
- リスクを抑えた施術が期待できる
事前のカウンセリングで過去の症例写真を確認、またクリニックの口コミや評判をチェックをしておくと安心して施術を受けることができます。
適切な本数の施術を受ける
糸リフトの効果は使用する糸の本数や種類によって変化するため、自分の肌の厚みやたるみの度合いに合わせた糸の種類や本数を選択することが大切です。
- 糸の本数が少なすぎると、十分なリフトアップ効果を得られない場合や、引き連れが強く出る場合があります。
- 糸の種類が合っていないと、満足のいく効果が出ない場合があります。
カウンセリングの際に医師と相談し、自分に適した本数を選ぶことが持続性を高めるポイントです。
定期的に施術を受ける
糸リフトの効果を持続させるためには、定期的な施術が重要です。糸リフトに使用される糸は溶ける性質を持ち、体内で分解される速度は一定のため、一度に多くの糸を入れるよりも、継続的に少量ずつ施術を受ける方がリフトアップの効果を維持しやすくなります。
例えば、1回に100本を挿入するよりも、10本ずつを1年ごとに施術する方が持続的な引き上げ効果が期待できます。適切な間隔で施術を受けることで、自然な若々しさを長く保てるでしょう。
患部に刺激を与えない
糸リフトの施術後は、患部に過度な刺激を与えないことが大切です。
- 強いマッサージや過度なスキンケアを避ける(糸がずれる可能性があるため)
- 施術後2週間ほどは、大きく口を開けたり、顔を強くこすったりする動作を控える
- 歯科治療も2週間程度控える
また、施術後は紫外線対策を徹底し、肌の保湿を十分に行うことで、リフトアップ効果を維持しやすくなります。
まとめ
糸リフトは、特殊な糸を用いてリフトアップし、たるみやシワを改善する施術です。即効性があり、自然な仕上がりが期待できる一方で、持続期間には限りがあります。効果を長持ちさせるには、実績豊富な医師による施術を受け、適切な本数を定期的に施術することが重要です。
糸リフトを検討されている方は、安心して施術を受けられるクリニック選びが大切です。Rosa Beauty Clinicでは、理想のフェイスラインを実現するお手伝いをいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
糸リフトを成功させるためには、正しい知識を持ち、自分に適した施術を選ぶことが大切です。メリットとリスクを理解した上で、納得のいく選択をしましょう。当院では、土屋院長が韓国からオーダーメイドで10種類以上の糸をそれぞれの患者様に合わせた糸を選択して施術しています。ぜひお気軽にご相談ください。
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