ハイフと糸リフトはどっちがおすすめ？効果や併用する際の順番

フェイスラインのたるみが気になったとき、ハイフと糸リフトのどちらを選ぶべきか迷うことはありませんか。しかし、糸リフトとハイフでは期待できる効果が異なるため、ご自身の悩みに応じて選ぶことが大切です。

この記事では、ハイフと糸リフトの違いをわかりやすく比較し、自分に合った施術を選ぶためのポイントを詳しく解説します。施術を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

ハイフと糸リフトはどっちがおすすめ？

ハイフと糸リフトは、いずれもフェイスラインのたるみが気になる時に検討する施術ですが、効果の現れ方や持続期間、ダウンタイムには明確な違いがあります。まず、それぞれの施術の特徴を比較し、自分に最適な方法を選ぶためのポイントを解説していきます。

ハイフとは

ハイフ（HIFU）は、高密度焦点式超音波を活用した施術です。超音波エネルギーを皮膚の奥深くに届け、たるみを引き締めながら肌のハリ向上を目指します。メスを使わずに施術できるため、皮膚表面に傷がつかず、ダウンタイムがほぼない点が特徴です。

ハイフが作用するのは、肌の奥に位置するSMAS筋膜と呼ばれる層です。加齢により緩みやすいこの部分を引き締める効果に期待できます。さらに、超音波の熱エネルギーがSMAS筋膜に働きかけることでコラーゲンの生成を促し、肌のハリや弾力を高めます。効果を維持するためには、3-6か月に1回程度の施術が推奨されます。

糸リフトとは

糸リフトは、特殊な医療用の糸を皮膚の下に挿入し、たるみを物理的に引き上げる施術です。施術直後からリフトアップを実感しやすく、フェイスラインの引き締めやほうれい線、マリオネットラインの改善に効果を期待できます。

糸は体内で徐々に吸収され、半年から1年ほどで自然に分解されます。その過程でコラーゲンの生成が促されるため、長期間にわたり肌のハリを維持できるでしょう。

施術後の効果を長持ちさせるためには、スキンケアや生活習慣への配慮が必要です。施術後すぐに強いマッサージを行ったり、無理に顔を引っ張ったりすると糸がずれる可能性があります。医師の指示に従いながら、慎重に過ごしましょう。

タイトニングとリフトアップについて

ハイフと糸リフトを比較する前にタイトニングとリフトアップという言葉と効果の違いを説明する必要があります。

まず、タイトニングというのは『組織を方向性を持たずに真ん中に収縮させる』事を指します。日本語で言うと　『引き締める』事です。リフトアップというのは『組織を方向性を持って動かす』事を指します。日本語で言うと　『引き上げる』事です。

そして、今世界で存在する施術の中で顔の組織を人間の眼でしっかりとわかるくらい意識的に『リフトアップ』できる施術は糸リフトや切開リフト等の手術しか存在しません。

ハイフやRFなどの皮膚科は基本的にはタイトニングさせる施術になります。

ハイフと糸リフトの違いを比較

ハイフと糸リフトは、施術方法や効果が表れるまでの時間、ダウンタイム、持続期間、料金などに違いがあります。それぞれの特徴を理解し、自分に合った施術を選びましょう。

項目	ハイフ	糸リフト
施術方法	超音波を照射し、皮膚の奥深くを引き締める	医療用の糸を挿入し、たるみを物理的に持ち上げる
効果が表れるまでの時間	施術直後から少しずつ引き締まり、1〜3か月後に最大化	施術直後からリフトアップ効果を実感
ダウンタイム	ほぼなし赤みが出ても数時間で落ち着く	通常1~2週間程度の痛みや内出血などが生じることがある。場合によっては、1ヶ月程度の腫れが続く。
持続期間	全顔の場合：約3～6ヶ月程度	3～6ヶ月程度
料金相場（RosaBeautyClinic）	1回あたり4〜10万円	1本16,500円

施術方法

ハイフは、超音波をSMASに照射し、熱エネルギーによってコラーゲンの生成を促す施術です。皮膚を切らずに行えるため、負担が少なく、短時間で施術が完了します。

一方、糸リフトは特殊な糸を皮下に挿入し、物理的に皮膚を引き上げる施術です。リフトアップ効果が高く、糸の種類によってはコラーゲン生成も促進されます。どちらの施術も施術者の技術が重要であり、目的に応じた選択が求められるでしょう。

施術効果

ハイフと糸リフトはどちらもたるみの改善に効果的ですが、作用の仕組みは異なります。ハイフは、皮膚の深層部に超音波を照射し、コラーゲンの生成を促すことで肌の引き締めを目指します。

一方で、糸リフトは皮下に特殊な糸を挿入し、物理的に皮膚を引き上げる施術です。そのため、ハイフは「タイトニング」、糸リフトは「リフトアップ」に優れた効果を持つと言えるでしょう。

効果が表れるまでの時間

ハイフの効果は、施術直後から徐々に表れます。1〜3ヶ月かけてコラーゲンの生成が進み、最大の引き締め効果が期待できるでしょう。

また、糸リフトは施術直後からリフトアップ効果が得られます。糸が皮下組織に馴染むことで自然な仕上がりとなり、1ヶ月程度で7〜8割程度安定します。

ダウンタイム

ハイフはダウンタイムがほとんどなく、施術直後から普段通りの生活を送ることができます。照射部位に赤みが出る場合もありますが、数時間で落ち着くため、仕事や予定への影響は少ないでしょう。

一方、糸リフトは施術後に腫れや内出血が生じることがあり、ダウンタイムは1〜3ヶ月程度かかることが一般的です。施術直後はむくみや違和感を感じることがあり、強いマッサージや顔の激しい動きは控える必要があります。

持続期間

ハイフの効果は約3～6月続きます。コラーゲンの生成が活発になることで、時間の経過とともに肌の引き締まりが期待できるでしょう。効果を維持するためには、3-6か月に1回程度の施術が推奨されます。

糸リフトの持続期間は、3~6ヶ月程度です。糸の種類によって異なりますが、施術後のコラーゲン生成により、比較的長くリフトアップ効果を保てるでしょう。

料金

ハイフの料金は、クリニックや施術範囲によって異なりますが、1回あたり4〜10万円程度が相場です。機器の種類や照射部位によって価格が変動するため、事前に確認しておくと安心でしょう。

糸リフトの料金は、使用する糸の本数によって異なりますが、一般的に10～30万円程度が相場です。RosaBeautyClinicでは、1本16,500円です。糸の種類や本数によって費用が変わるため、クリニックと相談しながら選ぶことが大切です。

ハイフがおすすめな人

ハイフは、ダウンタイムが少なく手軽に試せる施術です。施術後すぐに日常生活へ戻れるため、美容医療初心者にも向いているでしょう。ここでは、ハイフが適している人について解説します。

ダウンタイムを避けたい人

ダウンタイムを気にせず施術を受けたい人には、ハイフが最適です。メスを使わないため施術後の腫れや内出血がほとんどなく、赤みが出たとしても数時間で落ち着きます。

仕事や予定が詰まっている場合でも気軽に受けられ、日常生活への影響を抑えたい人に適しています。

費用を抑えたい人

費用面を重視する場合にも、ハイフが適した選択肢となります。超音波を用いた非侵襲的な施術であり、1回あたりの料金は4〜7万円程度と比較的手頃です。

クリニックによって料金は異なりますが、全顔の施術でもリーズナブルな価格で受けられることが多いため、コストパフォーマンスを重視する人に向いています。定期的に施術を行うことで効果を維持しやすく、長期的な視点でもメリットがあるでしょう。

肌全体をタイトニングさせたい方

ハイフは、肌全体の引き締めを目指す人におすすめです。高密度の超音波をドット状に照射することで皮膚の深層に熱エネルギーを与え、コラーゲンの生成を促します。結果、肌のハリや弾力が向上し、たるみの予防にもつながるでしょう。

顔全体のタイトニング効果が得られるため、フェイスラインを整えたい人にも適しています。

糸リフトがおすすめな人

糸リフトは、施術直後からリフトアップを実感したい人や、たるみをしっかり改善したい人に向いている施術です。ここでは、糸リフトが適している人について解説します。

施術効果をすぐに感じたい人

施術直後に効果を実感したい場合は、糸リフトが適しています。ハイフは効果が表れるまでに時間がかかりますが、糸リフトは施術直後からリフトアップ効果を得られるでしょう。

特に、ほうれい線やフェイスラインのたるみが気になる場合、すぐに改善を実感できるのが魅力です。

たるみを改善したい人

たるみをしっかり引き上げたい場合にも、糸リフトが適しています。医療用の糸を皮膚の下に挿入し、物理的にたるみを引き上げるため、高いリフトアップ効果が期待できるでしょう。

加齢によって頬のボリュームが減少し、たるみが進行している場合には、ハイフよりも糸リフトのほうが効果的なケースがあります。特に、頬やフェイスラインのリフトアップを求める場合に適した施術です。

施術効果をなるべく持続させたい人

効果の持続期間を重視する人にも、糸リフトはおすすめです。使用する糸の種類によって異なりますが、一般的に3~6ヶ月程度持続します。

糸が体内で吸収される過程でコラーゲンの生成が促されるため、時間が経つにつれて肌のハリがアップするのも特徴です。施術後のリフトアップ効果を長期間維持したい人には、糸リフトが適しているでしょう。

ハイフと糸リフトを両方受ける際の順番

ハイフと糸リフトはそれぞれタイトニング、リフトアップの施術なので、どちらだけが良いという施術ではなく、組み合わせる事で相乗効果を期待できます。

その場合には、

• 糸リフトと同日にハイフ
• 糸リフトの1ヶ月前にハイフ
• 糸リフト後3～6ヶ月後にハイフ

をするとよいでしょう。

コストパフォーマンスに一番優れた、理想的な施術サイクルとしては、糸リフト後半年でハイフを行い、さらに半年後に糸リフトを受ける流れが推奨されます。

ハイフや糸リフトとの併用におすすめの施術

ハイフや糸リフトと組み合わせることで、さらに若々しい印象を目指せる施術があります。適切な施術を併用すれば、より自然で理想的な仕上がりが期待できるでしょう。

組み合わせを工夫することで、引き締め効果やリフトアップの持続性が向上し、理想のフェイスラインを実現しやすくなります。

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸はリフトアップ効果だけでなく、顔のボリュームを補うのに適した施術です。頬がこけてしまった場合や、ほうれい線の深さが気になるときに活用すると、より若々しい印象を作りやすくなります。

特に、糸リフトやハイフと組み合わせることで、たるみを引き上げながらボリュームを補填できるため、バランスの取れた仕上がりが期待できるでしょう。

ボトックス

ボトックスは、筋肉の動きを抑え、シワを軽減する施術です。ハイフや糸リフトと併用することで、リフトアップとともに表情ジワを防ぐ効果を得られます。

特に、エラの張りが気になる場合はボトックスを併用することでフェイスラインがシャープになり、小顔効果が期待できるでしょう。

脂肪吸引

脂肪吸引は、余分な脂肪を除去し、フェイスラインをすっきりさせる施術です。ハイフや糸リフトと組み合わせることで、たるみを改善しながらより引き締まった輪郭を目指せます。

脂肪が多い場合は、先に脂肪吸引を行い、その後にハイフや糸リフトを受けることで、たるみが残るリスクを軽減できるでしょう。施術の順番を適切に選ぶことで、より理想的な仕上がりを実現できます。

まとめ

ハイフと糸リフトは異なる特徴を持つ施術ですが、併用することで相乗効果が期待できます。糸リフトはリフトアップとタイトニングを目的とし、ハイフは肌の引き締めとコラーゲン生成を促します。

結論として、メインの効果は「糸リフトはリフトアップ」「HIFUはタイトニング」そして、「糸リフトは糸の部分のみのリフトアップ＋タイトニング」があり、HIFUは照射部位全面的なタイトニングがあるため、どちらも組み合わせて行うのが最適です。

糸リフトの半年後にHIFU、そのHIFUの半年後に糸リフトのように半年に1回交互に施術を行う事がとても良いでしょう。

RosaBeautyClinicでは、経験豊富な医師が一人ひとりの肌の状態や悩みに合わせた最適な施術を提案します。ハイフや糸リフトを検討している方は、ぜひ当院にご相談ください。あなたに合った施術で、理想の美しさをサポートいたします。