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下眼瞼脱脂のダウンタイムは術式によって異なる!症状や術後の経過を解説

二重・目元の手術

投稿⽇:2024.07.29  最終更新⽇:2024.10.03

「下眼瞼脱脂の手術日を決めたいけれど、ダウンタイムがどれくらいあるのかわからない」
「スケジュール調整のために、術後の症状と経過を知りたい」

下眼瞼脱脂を検討している方のなかには、上記のような悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。

下眼瞼脱脂のダウンタイムは2週間~1か月が目安であるものの、術式が「下眼瞼脱脂」か「裏ハムラ法」かによって期間が異なります。

そこで今回は、下眼瞼脱脂の術式ごとのダウンタイムと術後の経過を中心に解説します。術後の症状や日常生活で注意すべきポイントも紹介しており、手術日の調整に役立つ内容のためぜひご覧ください。

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土屋雄登医師 | 美容外科・皮膚科 Rosa Beauty Clinic 名古屋院⻑

コンプレックスを抱えていた幼少期をきっかけに美容外科医になるも、美容業界の悪しき闇や現実を知る。『本気の美容医療』を正直に提供するために名古屋駅前に開院。
幼少期からクラッシック音楽、絵画等あらゆる美の文化に精通している。
韓国へ頻回に赴き技術研鑽を続ける。リフトアップ施術、目元施術、クマ施術、鼻施術、等すべてを高いレベルで提供する。

資格: アラガン認定医、美容外科学会認定医(JSAS)、韓国糸リフト・目元・鼻整形ディプロマ

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下眼瞼脱脂のダウンタイムの目安は2週間~1か月

下眼瞼脱脂のダウンタイムは、2週間から1か月程度が目安です。また、必要な場合には外側の脂肪も切除します。バランスをしっかり見ながら凹まないように施術することが大切です。下眼瞼脱脂は目の下の凸を改善させていきます。

目の下のたるみやくま、膨らみを解消する方法はおもに「下眼瞼脱脂」と「裏ハムラ法」に分類され、それぞれダウンタイムの長さが異なります。そのため、検討している術式に応じてダウンタイムを知っておくことが重要です。

術式ごとの特徴とダウンタイムについて解説します。

下眼瞼脱脂

眼瞼脱脂術は、加齢や遺伝による目の下の脂肪の膨らみに対して効果的な方法です。手術では、下まぶたの裏側を1cmほど切開し、術前に決めておいたデザイン通りに脂肪を取り除きます。3つのコンパートメントに分かれた脂肪のうち、内側と中央の脂肪を切除するのが一般的です。

ダウンタイムの目安は2週間~1か月で、個人差があります。症状ごとのダウンタイムは以下のとおりです。

  • 痛み:1~2週間
  • 内出血:2週間
  • 腫れ:2週間~1か月

裏ハムラ法

裏ハムラ法は、目の下の凹み(ティアトラフ)を改善させるために脂肪の位置を移動させる方法です。眼窩骨の縁についている靭帯を剥離し、その下に眼窩脂肪を移動させることで、ティアトラフの再癒着を防ぐとともに、凹みの改善を行います。下眼瞼脱脂では目の下の凸の改善のみですが、裏ハムラ法はその凸の下にある、ティアトラフという凹みも改善し、凹凸をなだらかにすることで、若々しい目元にします。

ダウンタイムの目安は2週間~2か月で、個人差があります。症状ごとのダウンタイムは以下のとおりです。

  • 痛み:1~2週間
  • 内出血:2週間
  • 腫れ:1か月~2か月

下眼瞼脱脂と比べて、ティアトラフの剥離や眼窩脂肪の移動を行うため、腫れる期間が長いケースもあるのが特徴です。

内出血

下眼瞼脱脂後の内出血は、血管から漏れた血液が皮下に溜まる現象です。 血管内の圧力や血管外の組織の圧力、血管の性質などが要因です。そのため、鼻血が出やすい方や痣ができやすい方などは、内出血が起こりやすい傾向があります。ほとんどの場合、時間とともに自然に消失するものの、回復期間中は気になってしまう症状の1つです。

脂肪を切除しているので、少しの内出血は必ず出てしまうものですが、当院では、術中にしっかりと止血操作を行いできるだけ内出血が増えないよう丁寧に手術を行っています。

以下の記事では、下眼瞼脱脂で起こる内出血について詳しく解説しています。早く治すためのポイントも紹介しているため、ぜひあわせてご覧ください。

腫れ

下眼瞼脱脂術後の腫れは、傷の修復過程で新しい血管が集まり、組織が形成されることで生じます。また、傷の部位は水分が集まり浮腫むのでそれが腫れになります。手術による正常な反応であり、傷が治るとともに徐々に軽減していきます。腫れは比較的軽いことが多く、日常生活への影響は少ない傾向です。

ただし「手術部位が異常に腫れる」「目が開けにくくなった」といった場合は、早急に受診する必要があります。

痛み

下眼瞼脱脂術後の痛みは、手術による組織へのダメージが原因です。術直後は局所麻酔の効果で痛みを感じにくいものの、2~3時間後から鈍痛が始まります。個人差はあるものの、鎮痛剤で緩和できる程度の痛みであり、多くの場合は数日で軽減します。ただし、まれに仕事に支障が出るほどの痛みを感じる方もいます。

術後1~2週間は粘膜の腫れによる違和感が続くケースもあるものの、徐々に改善していきます。極度の痛みや長引く痛みがある場合は、速やかに施術クリニックへ相談することが重要です。

下眼瞼脱脂の術後の経過

下眼瞼脱脂の術後は、手術からの経過日数によって軽くなる症状と日常生活で注意すべき点が異なります。ここでは、手術当日から術後1か月までの経過を順に解説します。

手術当日

下眼瞼脱脂の手術当日は、術後のケアが非常に重要です。手術直後から目の下や頬にかけて痛み、腫れ、内出血が生じる可能性があります。感染や再出血のリスクを避けるために、目元のアイメイクやしっかりとした洗顔は控えましょう。ただし、目元以外のメイクや洗顔は問題ありません。

また、血流を促進する行為は腫れや出血を悪化させる可能性があるため、安静に過ごすことが大切です。運動・マッサージなどは避けましょう。また、湯船やサウナには入らず、シャワーのみに留めましょう。なお、コンタクトレンズも使用できません。

手術当日からできること手術当日にできないこと
・目元以外のメイク
・優しめの洗顔
・シャワー浴
・目元のアイメイク
・目元のしっかりとした洗顔
・コンタクトレンズの装着
・血流をよくする運動
・マッサージなど入浴

手術から1週間後

手術から1週間経つと、痛みが軽減しはじめる方も少なくありません。また、日常生活の制限も徐々に少なくなります。たとえば、コンタクトレンズの装着や入浴、アイメイクが可能です。ただし、完全な回復にはまだ時間がかかるため、激しい運動やマッサージなどは引き続き控える必要があります。

手術1週間後からできること手術1週間後にできないこと
・コンタクトレンズの装着
・目元のアイメイク
・入浴
・目元のしっかりとした洗顔
・血流をよくする運動・マッサージなど

手術から2週間後

手術から2週間後には内出血や痛みが治まる傾向があり、人によっては腫れがひきはじめるケースもあります。しかし、目元の洗顔や激しい運動・マッサージなどは引き続き避けましょう。

手術2週間後からできること手術2週間後にできないこと

・目元のしっかりとした洗顔
・血流をよくする運動・マッサージなど

手術から1か月後

下眼瞼脱脂の術後1か月には、目元の違和感が消失し、下眼瞼脱脂では腫れもほぼ治まります。ただし、裏ハムラ法の場合は回復に2か月程度かかるケースもあるため、この時点ではまだダウンタイムが継続している可能性はあります。

この時期には、目周りの十分な洗顔が可能となり、激しい運動やマッサージも再開可能です。日常生活における制限がなくなるため、手術前の生活を取り戻せるでしょう。

手術1か月後からできること手術1か月後にできないこと
目元のしっかりとした洗顔血流をよくする運動
・マッサージなど

なお、下眼瞼脱脂は1か月の時点では5割程度の仕上がりで、おおよそ3か月程度で状態が安定します。一方裏ハムラ法は、1か月で5割程度、その後おおよそ3~6か月で完成となります。ただし、個人差がある点にご留意ください。

ここまで紹介してきた術後の経過はあくまでも例であり、経過や注意事項は個人によって異なります。必ず医師の指示に従ってください。

下眼瞼脱脂の術前・術後を画像で比較

ここからは当院、Rosa Beauty Clinicの施術事例から、下眼瞼脱脂と裏ハムラ法の術前・術後の状態を紹介します。

まず、下眼瞼脱脂術を受けられた30代・女性の患者様の術前と術後1か月の写真です。眼窩脂肪の突出によって引き起こされていた、膨らみが改善している様子がわかります。

下眼瞼脱脂の術前・術後比較正面
下眼瞼脱脂の術前・術後比較横
施術下眼瞼脱脂術
副作用・リスク感染術後出血角膜の損傷
施術費用価格:187,000円(税込)
モニター:154,000円(税込)
会員モニター :132,000円(税込)

次に、裏ハムラ法を受けられた40代・女性の患者様の術前と術後3か月の写真です。ティアトラフの靭帯を剥離し、そこに眼窩脂肪を移動したため、目の下の凹凸感がなくなり、若々しい見た目になりました。

裏ハムラ術前・術後比較正面
裏ハムラ術前・術後比較斜め前
施術裏ハムラ法
副作用・リスク・感染
・術後出血
・角膜の損傷
・結膜下出血
・違和感(感覚障害)
・下眼瞼外反
・そのほか
施術費用価格:275,000円(税込)
モニター:242,000円(税込)
会員モニター :220,000円(税込)

以下のぺージでは、下眼瞼脱脂術と裏ハムラ法を含めた症例写真を掲載しています。さらに多くの写真を確認したい方は、あわせてご覧ください。

目元の施術 アーカイブ

下眼瞼脱脂術のダウンタイムの症状を軽減する3つの方法

下眼瞼脱脂術のダウンタイムの症状の軽減に役立つ方法は、以下の3つです。

  • 術後は患部を冷やす
  • 高さのある枕で寝る
  • 血流がよくなる行動を避ける

術後は患部を冷やす

下眼瞼脱脂術後に患部を冷やすと、内出血の抑制や痛みの軽減に役立ちます。具体的には、保冷剤や氷をタオルで包み、患部にあてることで血流の促進を抑え、痛みを和らげます。とくに夏は患部が熱を帯びやすいため、積極的に冷やすことを心掛けましょう。

ただし過度に冷やした場合、逆に凍傷のリスクを高める可能性があるため、冷やし過ぎには注意が必要です。

高さのある枕で寝る

ダウンタイムの症状を軽減させるには、通常より高めの枕やリクライニングチェアなどの使用がおすすめです。頭部を心臓よりも高い位置に保つことで患部への血流集中を防げるため、腫れや内出血、痛みの軽減につながります。

一方、頭を心臓より低い位置に置くと、目の周りに血液が集中し、痛みが増す可能性があります。そのため、就寝時や横になる際は頭部の位置に注意し、適切な高さを維持することが重要です。

血流がよくなる行動を避ける

下眼瞼脱脂術後のダウンタイム期間中は、血流を促進する行動を控えましょう。先述したマッサージや激しい運動以外にも、飲酒やサウナ、長時間の入浴などは、内出血や腫れを悪化させる可能性があるため避けることがおすすめです。

安静に過ごすことで、内出血や腫れの軽減、そして早期回復につながります。術後数週間は飲み会やエステなどの予定を避け、ゆっくりと回復に専念しましょう。

下眼瞼脱脂のダウンタイムに関してよくある3つの質問

下眼瞼脱脂のダウンタイムに関してよくある質問は、以下の3つです。

  • 質問1.下眼瞼脱脂を失敗してしまった場合はどのような対処法がありますか?
  • 質問2.ダウンタイム中に使える言い訳はありますか?
  • 質問3.術後に通院は必要ですか?

質問1.下眼瞼脱脂を失敗してしまった場合はどのような対処法がありますか?

下眼瞼脱脂の失敗に対しては、症状に応じて以下のような対処法があります。

失敗例対処法
しわやたるみが気になる 脂肪注入やヒアルロン酸注入皮膚切除(重度の場合)
凹みができた脂肪注入
茶色みが増した 血行促進・レーザー治療・脂肪注入 

しわやたるみが気になるようになった場合は、 脂肪注入やヒアルロン酸注入でハリ・ボリュームを回復させる方法があります。重度の場合は皮膚切除手術が必要になるケースもあります。凹みができた場合は、自身の脂肪を注入する方法が効果的です。茶色味が増した場合、目の下の筋肉の色が透けている場合や、元々の色素沈着が考えられるので、血行促進・レーザー治療・脂肪注入が選択肢となるでしょう。 

以下の記事では、下眼瞼脱脂の失敗例と対処法を詳しく解説しています。起こり得る後遺症や失敗しないためのポイントも紹介しているため、あわせてご覧ください。

質問2.ダウンタイム中に使える言い訳はありますか?

下眼瞼脱脂術では目元に内出血や腫れなどが表れるため、他人と接する場面では言い訳をしたいこともあると思います。

ダウンタイム中に使える言い訳として、以下の3つが挙げられます。

  • アレルギー反応や花粉症がある
  • 眼科で治療している
  • 顔面をぶつけて怪我をしている

花粉症やアレルギー反応は、目の腫れや充血、涙目などの症状が術後の状態と似ているため、説得力があります。季節に応じて花粉症を、あるいは原因不明のアレルギー反応として説明できるでしょう。

眼科での治療を受けたという言い訳の選択肢もあります。ものもらいの切開手術や逆さまつ毛の治療後の症状と似ているため、理由として自然です。より自然に納得してもらえるよう、事前に目の違和感を周囲に伝えておくのも効果的です。

顔面をぶつけて怪我を負ってしまったという言い訳もあります。内出血や腫れ、赤みの説明として使えるうえ、日常的に起こりうる出来事のため、納得してもらえる可能性があります。

上記の言い訳に加え「メガネやマスクで目元を隠す」「メイクで症状を隠す」といった方法も併用すると、より効果的にダウンタイム中の状態を隠せるでしょう。

質問3.術後に通院は必要ですか?

下眼瞼脱脂術後の通院の有無は、病院によって異なります。Rosa Beauty Clinicでは、以下のように定めています。

  • 下眼瞼脱脂:基本的に当日のみ
  • 裏ハムラ法:2・3日後に脂肪固定の糸の抜糸が必要

まとめ

下眼瞼脱脂のダウンタイムの目安は2週間~1か月程度であるものの、内出血や腫れなどが生じる可能性があるため手術日の調整が欠かせません。

本記事で解説したダウンタイムと術後の経過を参考に、自分にとって負担の少ないタイミングで下眼瞼脱脂を受けましょう。

Rosa Beauty Clinicは、美容外科学会認定医(JSAS)が「本気の美容医療」を提供しているクリニックです。下眼瞼脱脂術をご希望の場合でも、皮膚のたるみによるものであれば下眼瞼除皺術を提案するなど、適応の有無を判断したうえで施術いたします。メリット・デメリットもしっかりとご説明し、ご納得いただいたうえで施術をお受け頂けます。

目の下の施術には下眼瞼脱脂・裏ハムラ法・表ハムラ法・脂肪注入・ミッドフェイスリフトと沢山の種類の施術があります。このどれかしか施術できないクリニックは本当に患者様に必要な施術をご提案できない場合があります。しっかりと総合的に判断できる医師の元でカウンセリングを受けましょう。

下眼瞼脱脂術(+脂肪注入)/ 裏ハムラ法|Rosa Beauty Clinic

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