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下眼瞼脱脂で痛みを感じるタイミングは?場面ごとに対処法を解説
投稿⽇:2024.08.05 最終更新⽇:2024.10.03
「下眼瞼脱脂を受けたいけれど、痛みに耐えられるかどうか不安」
「手術で痛みを感じる具体的なタイミングを知って、心構えをしたい」
下眼瞼脱脂を検討されている方のなかには、上記のような悩みがある方も多いのではないでしょうか。
下眼瞼脱脂後の痛みは1~2週間程度続くものの、手術前・手術中・術後それぞれのタイミングでも痛みを感じる可能性があります。
本記事では、下眼瞼脱脂で痛みを感じるタイミングと対処法を中心に解説します。痛みを和らげるポイントも紹介しているため、下眼瞼脱脂で感じる痛みに不安がある方はぜひご覧ください。
目次
下眼瞼脱脂の痛みは1~2週間程度続く
下眼瞼脱脂は、結膜側を約1cm切開して過剰な脂肪を除去し、目の下の膨らみやくまを改善する施術です。術後の痛みは、1~2週間程度続くのが一般的であるものの、痛みの程度や期間は個人差があります。
下眼瞼脱脂で痛みを感じるタイミング
下眼瞼脱脂で痛みを感じるタイミングは、以下のような場面です。
- 手術前に脂肪を採取する痛み
- 手術前の局所麻酔の痛み
- 手術中に眼窩脂肪を取り出す際の痛み
- 手術直後に麻酔が切れたあとの痛み
- 術後~2週間に感じる鈍痛・違和感
それぞれの場面ごとの痛みと対処法を解説します。なお、ここで紹介する場面ごとの痛みは個人差があります。痛みの有無や程度には個人差があるため、ご留意ください。
【手術前】脂肪を採取する痛み
下眼瞼脱脂後に目元に脂肪注入をおこなう場合、手術前に脂肪採取が必要になるため、太ももの内側を5mm程度切開して脂肪を吸引します。脂肪採取のタイミングで痛みを感じる可能性があることを認識しておきましょう。
局所麻酔を使用し、脂肪採取は数分程度で終わるものの、麻酔が十分に効いていないと強い痛みを感じることがあります。この場合「麻酔の量が足りない」「注射する層が間違っている」といった原因が考えられるため、その場で医師に伝えることが大切です。下眼瞼脱脂しか施術をしない場合には、この工程はありません。。
【手術前】局所麻酔の痛み
下眼瞼脱脂でもっとも強い痛みを感じる可能性が高いのは、局所麻酔の注入時です。麻酔時の痛みには2種類あり、1つ目は「注射針が刺さる痛み」で、2つ目は「麻酔薬が注入される際のやや重い痛み」です。
麻酔時の痛みが不安な場合、使用する針の太さが選択可能であれば、34ゲージといったなるべく細い針を希望しましょう。細い針は痛みを軽減するだけでなく、目元の力みを緩和し、内出血のリスクも低減可能です。
また、痛みに対する不安が強い方は、笑気麻酔を使用する方法もあります。吸入タイプの麻酔で、ふわふわとした感覚になるため、痛みや恐怖心を和らげる効果が期待できます。局所麻酔前だけでなく、手術中も継続して使用することも可能です。
笑気麻酔でも不安がある方は、クリニックによっては静脈麻酔で眠った状態での治療も可能です。ただし、体への負担がやや大きくなるため、術後の経過観察時間が必要になります。
痛みに対する不安感とクリニックが扱う麻酔の種類に応じて、医師と相談したうえで麻酔の痛みを軽減する方法を決めましょう。
【手術中】眼窩脂肪を取り出す痛み
下眼瞼脱脂の手術中、眼窩脂肪を取り出す際に脂肪を引っ張ったり押したりするタイミングで痛みを感じる可能性があります。
痛みを感じる場合は、麻酔を追加して対応してもらえる可能性もあるため、我慢せずにその場で医師に伝えましょう。
脂肪を取り出す際の目を押さえられるような圧迫感は、どうしても局所麻酔では抑えられない可能性があります。それがご心配の方は、笑気麻酔を使用することで和らげることができます。
【手術直後】麻酔が切れたあとの痛み
下眼瞼脱脂の手術直後、局所麻酔の効果は2~3時間程度で切れ始めます。麻酔が切れると鈍痛を感じることがあるものの、通常は耐えられる程度です。この痛みは手術による炎症反応が原因で、自然な回復過程の一部です。
痛みが気になる場合は、医師から処方された痛み止めを内服することで軽減できる可能性があります。また、保冷剤などで患部を冷やすことで、炎症を抑え、痛みや腫れ、内出血を和らげる効果も期待できます。ただし、冷やしすぎないよう注意し、1日に数回に分けておこないましょう。
極度の痛みがある場合は正常な経過ではない可能性があるため、すぐに施術を受けたクリニックに連絡しましょう。医師の指示を守り、適切なアフターケアをおこなうことが大切です。
【術後~2週間】鈍痛・違和感
下眼瞼脱脂後の鈍痛は通常数日で治まるものの個人差はあります。術後は、傷口周辺がデリケートになる点に注意が必要です。特に紫外線や乾燥は腫れや痛みを強める原因になるため、クリニックからの注意事項を守って日常生活を送りましょう。
また、粘膜の腫れにより違和感が生じることもあるものの、1~2週間程度で徐々に薄れていきます。術後2週間ほどは朝、目ヤニが多く出で目が開きづらい事があります。目を保護するための身体の機能なので、心配いりません。。
下眼瞼脱脂の痛みを和らげるポイント
下眼瞼脱脂の痛みを和らげるおもなポイントは、以下の2点です。
- 痛みが不安なことをクリニックへ伝える
- 術後の注意事項を守る
痛みが不安なことをクリニックへ伝える
下眼瞼脱脂の痛みに不安を感じるのは自然なことです。クリニックによって提供できる麻酔の種類が異なるため、クリニック選びの段階でどのような麻酔を取り扱っているかを確認したうえで、カウンセリングを受けることが大切です。
経結膜脱脂法で使用される可能性がある麻酔の種類は、以下の4つです。
麻酔の種類 | 特徴 |
点眼麻酔(表面麻酔) | 最初に使われるケースが多い目薬タイプの麻酔 |
局所麻酔 | 下まぶた裏の結膜に直接注射する麻酔 |
点滴麻酔(静脈鎮静) | 局所麻酔と併用して苦痛や緊張を軽減する麻酔 |
笑気麻酔 | マスクを通して吸入する麻酔 |
点眼麻酔(表面麻酔)は多くの場合、最初に使用される麻酔です。目薬タイプの麻酔を数回使用し、結膜の痛みを軽減し、その後の局所麻酔の痛みを軽減します。
局所麻酔は、点眼麻酔後に下まぶた裏の結膜に直接注射します。下眼瞼脱脂で感じる痛みのなかでもっとも強く痛みを感じる可能性が高いものの、切開時をはじめとする痛みのほとんどが軽減可能です。
点滴麻酔(静脈鎮静)は、局所麻酔と併用して手術の苦痛や緊張を軽減するために使用されます。
笑気麻酔(鼻マスク麻酔)は、マスクを装着して吸入する麻酔です。ボーッとした感覚になり、リラックス効果が期待できます。
下眼瞼脱脂を受けるにあたっての不安や痛みに対する耐性をクリニック側へ伝えることで、不安の解決につながる提案が受けられる可能性があります。たとえば、痛みに敏感な方には、点眼麻酔と局所麻酔に加えて笑気麻酔あるいは静脈鎮静を併用するなど、より安心して手術が受けられる方法を提案してもらえるかもしれません。遠慮せずに相談しましょう。
術後の注意事項を守る
下眼瞼脱脂後の痛みを最小限に抑え、スムーズな回復を促すためには、クリニックから指示された注意事項を厳守することが重要です。たとえばRosa Beauty Clinicでは、以下のような点に注意していただくよう患者様へお伝えしています。
- 洗顔時には傷にテンションをかけないように洗う
- 入浴、コンタクトレンズ、下まぶたのアイラインは1週間避ける
- 激しい運動は1か月は控える
以下の記事では、下眼瞼脱脂を受けてからの症状と日常生活で注意すべき点を、手術当日から術後1か月の時系列で紹介しています。ダウンタイムで生じる痛み以外の内出血・腫れなどの症状が出る期間も解説しているため、ぜひあわせてご覧ください。
下眼瞼脱脂に関してよくある3つの質問
下眼瞼脱脂に関してよくある質問は、以下の3つです。
- 質問1.目の下を脱脂すると目は小さくなりますか?
- 質問2.下眼瞼脱脂は腫れますか?
- 質問3.下眼瞼脱脂にはどのような失敗例がありますか?
質問1.目の下を脱脂すると目は小さくなりますか?
基本的には、下眼瞼脱脂をすることで、目の下の膨らみが改善するため、涙袋がよりハッキリとするようになり、目が大きく見えるようになることが多いため、目が小さく見えるようになることはほとんどありません。
しかし、下眼瞼脱脂で脂肪を取りすぎで目が窪んだ場合、目が小さくなったと感じるケースがあります。眼窩脂肪は眼球の衝撃吸収剤の役割を果たしているため、過度な摘出は避けて適切な量を摘出することが大切です。
Rosa Beauty Clinicでは、経験豊富な医師が、一人一人に合わせたデザインを行い、必要な分だけの脂肪の減量を行います。とればとるほど良いというものではないので、しっかりと医師選びをしましょう。
質問2.下眼瞼脱脂は腫れますか?
下眼瞼脱脂後の腫れは、2週間~1か月程度続く可能性があります。腫れは比較的軽いケースが多く、日常生活への影響は少ない傾向であるものの「手術部位が異常に腫れる」「目が開けにくい」といった場合は、手術を受けたクリニックへ早急に相談しましょう。
質問3.下眼瞼脱脂にはどのような失敗例がありますか?
下眼瞼脱脂を失敗したと感じるのは、以下のようなケースが挙げられます。
- 目の下が凹んだ
- しわが増えた
- たるみが増えた
- しこりができてしまった
- 目の下の膨らみが残った
- 目の下の茶色みが増してしまった
以下の記事では、上記の失敗例を詳しく紹介しています。対処法も解説しているため、下眼瞼脱脂に不安のある方はあわせてご覧ください。
まとめ
下眼瞼脱脂後の痛みは、1~2週間程度続くのが一般的です。しかし「脂肪注入で使用する脂肪採取時の痛み」や「局所麻酔を打つ際の痛み」など、場面ごとに痛みの種類や程度は異なります。
本記事で解説したそれぞれの痛みへの対処法を参考に、下眼瞼脱脂を実際に受けるかどうかを検討してみましょう。
Rosa Beauty Clinicでは、下眼瞼脱脂術や下眼瞼脱脂 + 脂肪注入(ナノファット)、下眼瞼除皺術(表ハムラ法)と様々な施術に対応しております。手術中は医師・看護師ともに、痛みやご緊張をできるだけ抑えられるよう尽力しております。
カウンセラーがお悩みや希望をお伺いしたうえで医師が内容を精査し、お悩みを改善するための施術を提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
以下ぺージで当院の下眼瞼脱脂術を紹介しております。ぜひあわせてご覧ください。
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