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シリコン豊胸のダウンタイムはどのくらい?症状の経過・過ごし方・仕事復帰の目安まで解説

脂肪吸引・脂肪注入の手術

投稿⽇:2026.07.18  最終更新⽇:2026.07.18

「シリコン豊胸に興味はあるけれど、ダウンタイムが不安で踏み出せない」

「術後はどれくらい痛いの? いつから仕事に戻れるの?」

シリコンバッグ豊胸は、1回の施術で確実なサイズアップが期待できる豊胸術として、多くの方に選ばれています。しかし、外科手術である以上、術後にはダウンタイムが生じます。どのような症状がどのくらい続くのかを事前に理解しておくことで、手術前の不安を軽減し、適切なスケジュールを立てることができるでしょう。

本記事では、シリコン豊胸のダウンタイムに関する情報を、症状の経過・術後の過ごし方・仕事復帰のタイミング・リスクと合併症まで網羅的にお伝えします。名古屋駅近くのRosa Beauty Clinic(ローザビューティークリニック)名古屋院の土屋雄登院長(アラガン認定医・JSAS所属)の知見をもとに、正確な情報をお届けします。

この記事を書いた人

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土屋雄登医師 | 美容外科・皮膚科 Rosa Beauty Clinic 名古屋院⻑

コンプレックスを抱えていた幼少期をきっかけに美容外科医になるも、美容業界の悪しき闇や現実を知る。『本気の美容医療』を正直に提供するために名古屋駅前に開院。
幼少期からクラッシック音楽、絵画等あらゆる美の文化に精通している。
韓国へ頻回に赴き技術研鑽を続ける。リフトアップ施術、目元施術、クマ施術、鼻施術、等すべてを高いレベルで提供する。

資格: アラガン認定医、美容外科学会認定医(JSAS)、韓国糸リフト・目元・鼻整形ディプロマ

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確認したいポイント結論詳細
ダウンタイムの期間は?約3〜6か月で完成痛みのピークは術後2〜3日。1〜2週間で日常生活に戻れるケースが多く、3〜6か月で安定します。
どんな症状が出るの?痛み・腫れ・内出血・しびれ術後は胸の痛み・腫れ・内出血・しびれ・むくみなどが現れ、段階的に落ち着いていきます。
挿入方法で痛みは変わる?大胸筋下法がやや強い乳腺下法・大胸筋下法・デュアルプレーン法で痛みの程度やダウンタイム期間が異なります。
術後の経過はどう進む?3段階で回復が進む急性期(〜3日)→回復期(1週間〜1か月)→安定期(3〜6か月)と段階的に回復します。
術後の過ごし方の注意点は?安静・圧迫固定・入浴制限バストバンドでの固定、入浴や飲酒の制限、前開きの服の準備などが回復をスムーズにします。
仕事復帰はいつからできる?デスクワークは2〜3日後デスクワークなら術後2〜3日、立ち仕事は3〜5日、力仕事は2〜4週間後が目安です。
ダウンタイムを短くするには?生活習慣と事前準備が重要禁煙・飲酒制限・適切なケア・事前の準備品購入がダウンタイム短縮につながります。
リスクや合併症はある?カプセル拘縮・感染等に注意被膜拘縮や感染、血腫、しびれなどのリスクがあり、定期検診と早期対応が大切です。

この記事でわかること

・シリコン豊胸のダウンタイム期間と、急性期・回復期・安定期それぞれの症状の目安
・乳腺下法・大胸筋下法・デュアルプレーン法など挿入方法によるダウンタイムの違い
・術後の正しい過ごし方と、入浴・運動・下着に関する具体的な注意点
・デスクワーク・立ち仕事・力仕事それぞれの仕事復帰時期の目安
・カプセル拘縮や感染などのリスクと、異常を感じたときの対応方法

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Rosa Beauty Clinic(ローザビューティークリニック)名古屋院
院長:土屋雄登(アラガン認定医・JSAS所属)
所在地:愛知県名古屋市中村区椿町5-10 CORE名駅ビル6階(名古屋駅近く)
TEL:052-452-7888 / 診療時間:10:00〜19:00(不定休)
ご予約・ご相談:https://rosabeauty.jp/

シリコン豊胸のダウンタイムとは?まず知っておきたい基礎知識

シリコンバッグ豊胸のダウンタイムについて理解するためには、まず「ダウンタイム」という言葉の意味と、シリコン豊胸がどのような施術なのかを押さえておく必要があります。ここでは、施術の概要とダウンタイムの全体像を整理します。

ダウンタイムの定義と全体的な期間

ダウンタイムとは、施術を受けてから日常生活に支障なく戻れるようになるまでの回復期間のことです。シリコンバッグ豊胸のダウンタイムは、痛みのピークが術後2〜3日、1〜2週間で日常動作が可能になり、バストが完全に安定するまでには3〜6か月程度かかるのが一般的です。

ただし、ダウンタイムの期間は個人差が大きく、年齢・体質・挿入方法・バッグのサイズなどによって変わります。「ダウンタイムが3〜6か月」と聞くと長く感じるかもしれませんが、強い痛みや腫れが続くのは最初の1〜2週間程度であり、その後は徐々に楽になっていくケースがほとんどです。

シリコンバッグ豊胸の施術概要

シリコンバッグ豊胸は、医療用シリコンジェルを充填したバッグをバスト内に挿入することで、バストサイズを大きくする施術です。現在主流となっているバッグは「コヒーシブシリコン」と呼ばれるグミ状の素材でできており、万が一バッグの外膜が破れてもジェルが流出しにくい構造になっています。

施術では、脇の下(腋窩)やバストの下(乳房下溝)に3〜4cm程度の切開を行い、乳腺の下または大胸筋の下にバッグを挿入するスペースを作って配置します。1回の施術で2カップ以上のサイズアップも可能とされ、脂肪注入では難しい大幅なボリュームアップを求める方に選ばれています。

施術時間はおよそ1〜2時間程度で、麻酔方法はクリニックによって局所麻酔・静脈麻酔・全身麻酔と異なります。バッグが入っている限りバストサイズが元に戻ることはなく、半永久的な効果が期待できる点がシリコンバッグ豊胸の大きな特徴です。

他の豊胸術とのダウンタイム比較

豊胸術にはシリコンバッグ以外にも脂肪注入やヒアルロン酸注入といった方法があります。ダウンタイムの観点から比較すると、ヒアルロン酸注入は注射のみのため比較的短く、数日で落ち着くことが多いとされています。ただし持続期間に限りがあり、しこりのリスクも指摘されています。

脂肪注入豊胸は、自分の脂肪を採取してバストに注入する方法で、自然な質感が期待できますが、脂肪の定着率に個人差があります。脂肪注入豊胸の特徴やリスクについては「脂肪注入豊胸で後悔しないために|よくある後悔例と原因・防ぎ方を解説」でも詳しく解説しています。

シリコンバッグ豊胸はダウンタイムがやや長めですが、確実なサイズアップと長期的な効果を重視する方にとっては有力な選択肢です。どの方法にもメリットと注意点があるため、自分の希望や体質に合った方法をカウンセリングで相談することが大切です。

シリコン豊胸のダウンタイム中に現れる症状と期間の目安

シリコンバッグ豊胸の術後には、複数の症状が時期を変えながら現れます。それぞれの症状の内容と、一般的にどのくらいの期間で落ち着くのかを把握しておくと、術後の変化に対して冷静に対応しやすくなります。

痛み

術後に最も気になる症状の一つが痛みです。特に術後2〜3日間が痛みのピークとされ、胸を締め付けられるような鈍痛や筋肉痛に似た痛みを感じるケースが多いです。起き上がったり腕を動かしたりする際に痛みが増す傾向があります。

痛みのピークを過ぎると、1週間前後で日常動作に支障が出ない程度まで軽減することが一般的です。1か月ほどでほぼ治まるケースが多いとされています。処方された鎮痛薬でコントロールしながら過ごすことで、痛みの辛さを軽減できるでしょう。

腫れ・むくみ

術後は胸が腫れたりむくんだりします。これはスペースを作る際に筋肉や軟部組織を剥離することによる、体の自然な回復反応です。腫れは術後1週間を過ぎたあたりから徐々に引き始め、1〜3か月かけてゆっくりと落ち着いていきます。

むくみによって術直後はバストが大きく見えることがありますが、これは一時的なものです。最終的なバストサイズや形は、むくみが完全に引いてから判断する必要があります。

内出血

切開部や胸の周辺に内出血が出ることがあります。皮膚が紫色や黄色に変色しますが、1〜2週間ほどで徐々に消えていきます。内出血の程度には個人差があり、ほとんど出ない方もいれば、広範囲にわたる方もいます。体質や手術時の出血量に左右されます。

しびれ・感覚の変化

乳頭や胸の皮膚にしびれが生じたり、感覚が鈍くなったりすることがあります。これは手術の過程で末梢の神経に一時的な影響が出るためです。多くの場合、3か月程度で感覚が戻り始め、時間の経過とともに回復していきます。ただし、完全に元通りになるまでに6か月以上かかるケースや、長期間にわたって感覚の変化が残る場合もあります。

傷跡の赤み

切開部の傷跡は術後1か月ほど赤みが残りますが、3〜6か月かけて白い線状に変化し、徐々に目立たなくなっていきます。脇の下のシワに沿って切開する腋窩法では、傷跡がバスト自体に残らないため、時間の経過とともにほぼわからなくなることが多いです。

挿入方法・切開位置によるダウンタイムの違い

シリコンバッグの挿入方法にはいくつかの種類があり、どの方法を選ぶかによってダウンタイムの症状や期間が変わります。自分の体型や希望する仕上がりに合わせて、医師と十分に相談のうえ決めることが大切です。

乳腺下法

乳腺と大胸筋の間にシリコンバッグを挿入する方法です。大胸筋を剥離しないため、3つの方法のなかでは比較的痛みが少ないとされています。ダウンタイムもやや短めで、早期の仕事復帰が可能なケースが多いです。

ただし、もともと乳腺組織や皮下脂肪が少ない方の場合、バッグの輪郭が皮膚の上から目立ちやすくなることがあります。また、カプセル拘縮(バッグを包む被膜が硬くなる症状)のリスクがやや高いとされる点にも注意が必要です。

大胸筋下法

大胸筋の下にバッグを挿入する方法です。筋肉がバッグの上を覆う形になるため、バッグの輪郭が出にくく、自然な仕上がりが期待できます。痩せ型の方や乳腺組織が少ない方に選ばれることが多い方法です。

一方で、大胸筋を剥離して挿入するため、乳腺下法に比べて術後の痛みが強く、ダウンタイムもやや長くなる傾向があります。腕を上げたり力を入れたりする動作で痛みを感じやすく、仕事復帰までに数日多くかかるケースもあるでしょう。また、大胸筋が収縮するとバストの形が一時的に変わって見えることがある点も知っておくとよいでしょう。

デュアルプレーン法

デュアルプレーン法は、大胸筋下にバッグを挿入しつつ、大胸筋の付着部の一部を切離することで、バッグの上部は大胸筋に覆われ、下部は乳腺下に配置される方法です。大胸筋下法と乳腺下法それぞれの利点を取り入れた挿入法として注目されています。

大胸筋の収縮によるバッグの動きが軽減されるため、動いたときの不自然さが出にくいとされています。ダウンタイムは大胸筋下法と同程度か、やや短い印象です。

切開位置による違い

切開位置としては主に「脇の下(腋窩)」と「バストの下(乳房下溝)」の2つがあります。腋窩切開では脇のシワに沿って切開するため傷が目立ちにくいですが、術後数日は腕を上げる動作がしにくくなります。乳房下溝切開は医師の視野が確保しやすく安全性が高い反面、バストの下に傷跡が残ります。どちらも最終的には傷跡は目立ちにくくなっていきますが、日常の動作のしやすさや傷跡の位置の好みを含めて検討するとよいでしょう。

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シリコン豊胸の術後経過を時系列で解説

シリコンバッグ豊胸のダウンタイムは、大きく「急性期」「回復期」「安定期」の3段階に分かれます。それぞれの時期に何が起こるのかを具体的に見ていきましょう。

急性期(術後〜3日目)

手術直後は麻酔が効いているため、痛みをあまり感じないことが多いです。しかし麻酔が切れる術後数時間〜翌日以降から痛みが強まり、2〜3日目にピークを迎えます。この時期は処方された鎮痛薬を適切に服用しながら、できるだけ安静に過ごすことが重要です。

バストバンドやテーピングで胸を固定した状態で過ごします。腕を大きく動かす動作は控え、食事の準備や買い物などはあらかじめ済ませておくか、ご家族の協力を得ると安心です。起き上がるときは腹筋を使わず、横向きからゆっくり起き上がると胸への負担を減らせます。

回復期(術後4日目〜1か月)

術後4日〜1週間で痛みがかなり和らぎ、日常の軽い動作が可能になっていきます。デスクワークなどの仕事であれば、この時期に復帰するケースが一般的です。術後1週間前後で抜糸が行われることが多く、それ以降はバストバンドの装着も終了になる場合があります。

術後2週間ほどで内出血が引き、腫れも目立たなくなっていきます。1か月が経過すると、仕上がりの5〜7割程度の状態まで回復するイメージです。ただし、この段階ではまだむくみや硬さが残っていることが多いため、最終的な仕上がりを判断するには時期尚早です。焦らず経過を見守りましょう。

安定期(術後3〜6か月)

術後3か月を過ぎると、バストの形が徐々に落ち着き、7〜8割の仕上がりに近づきます。皮膚やバッグ周囲の組織が安定し、硬さが取れて柔らかくなっていくのもこの時期です。完全にバストが安定し、最終的な仕上がりとなるのは6か月〜1年後とされています。

傷跡も3〜6か月で赤みが白い線に変化し、時間の経過とともに薄くなっていきます。この段階まで来れば、ワイヤー入りのブラジャーの使用や激しいスポーツも徐々に再開できるようになるケースが多いです。

ダウンタイム中の過ごし方と注意点

ダウンタイム中の過ごし方は、術後の回復スピードや最終的な仕上がりに影響する場合があります。正しい知識を持って過ごすことで、トラブルを回避し、スムーズな回復を目指しましょう。

入浴・シャワー

シャワーは手術翌日〜3日後から許可されるケースが多いです。ただし、傷口を濡らさないよう注意が必要です。湯船に浸かる入浴は抜糸が完了する術後1週間まで控えるのが一般的です。温かいお湯に浸かると血行が促進され、腫れや内出血が悪化する可能性があるためです。

運動・身体を温める行為

術後1週間は、熱めのシャワーやサウナ、激しい運動など身体を温める行為は控えましょう。血流が活発になると腫れや痛みが増すことがあります。軽いウォーキング程度であれば術後1週間から再開できることが多いですが、ジムでのトレーニングや水泳などの本格的な運動は1か月以上経過してからが目安です。特に大胸筋を使うトレーニングはバッグの位置がずれる原因になるため、2〜3か月は控えることが推奨されます。

下着・服装

術後1か月間はワイヤー入りのブラジャーやヌーブラは避け、ワイヤーなしのブラジャーやカップ付きキャミソールなど、締め付けの少ない下着を着用しましょう。バストバンドの装着が指示されている期間は、シャワー時以外は着けたままにします。服装は前開きのものを用意しておくと、脱ぎ着が楽になります。

飲酒・喫煙

飲酒は最低1週間は控えるよう指示されるケースが多いです。喫煙は血管を収縮させ、回復を遅らせる原因になるため、術前後2か月間は禁煙が強く推奨されます。喫煙は傷の治りを遅くするだけでなく、カプセル拘縮のリスクを高めるという報告もあります。

就寝時の姿勢

術後は仰向けで寝ることが基本です。うつ伏せはバストへの圧迫になるため、少なくとも術後1か月は避けましょう。横向き寝も術後しばらくはバッグの位置に影響する可能性があるため、仰向けの姿勢を心がけるのが安心です。上半身をやや高くして寝ると、むくみの軽減に役立つこともあります。

マッサージについて

術後のバストマッサージについては、医師の間でも意見が分かれるところです。近年のシリコンバッグ(モティバなど)はカプセル拘縮のリスクが従来型より低いとされ、マッサージ不要とする医師もいます。マッサージの必要性や開始時期については、施術を行った医師の指示に従うことが重要です。自己判断でのマッサージは避けてください。

なお、人工物を体内に入れることに抵抗がある方や、自然な触感を重視する方は、自分の脂肪を使う脂肪注入による施術も選択肢の一つです。詳しくは「脂肪注入の施術案内」をご覧ください。

仕事復帰・日常生活への復帰時期

シリコン豊胸のダウンタイムで最も気になるポイントの一つが、「いつから仕事に戻れるのか」ということではないでしょうか。職種や体の使い方によって復帰時期は異なりますので、ご自身の仕事内容に合わせて計画を立てましょう。

デスクワークの場合

大胸筋をほとんど使わないデスクワークであれば、早ければ術後2〜3日で復帰する方もいます。痛み止めを服用しながらであれば、パソコン作業や電話対応などの業務はこなせるケースが多いでしょう。ただし、通勤時の満員電車で圧迫されたり、重い荷物を持ったりする場面には注意が必要です。

接客・立ち仕事の場合

長時間の立ち仕事や接客業では、術後3〜5日程度のお休みを確保しておくと安心です。体を動かす場面が多い仕事では、無理をすると腫れや痛みが悪化する可能性があるため、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。

力仕事・腕を使う仕事の場合

重いものを持つ仕事や腕を頻繁に上げる動作が必要な仕事の場合は、2〜4週間の休みが推奨されます。大胸筋に負荷がかかる動作はバッグの位置ずれの原因になりうるため、十分に回復してから復帰するのが望ましいです。

車の運転

車の運転は、ハンドル操作時に腕や胸の筋肉を使うため、術後1週間程度は控えたほうがよいでしょう。痛みで急なハンドル操作ができないと危険ですので、痛みが落ち着いてから再開しましょう。シートベルトがバストに当たって痛い場合は、タオルなどで当たりを和らげる工夫をすると楽になります。

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ダウンタイムを長引かせないために気をつけたいこと

ダウンタイムの長さは個人差がありますが、術前の準備や術後の生活習慣によって回復をスムーズにすることは可能です。ここでは、ダウンタイムを不必要に長引かせないための具体的なポイントを紹介します。

術前に準備しておきたいもの

術後数日間は腕が上がりにくくなるため、生活に必要なものをあらかじめ手の届く場所に移動しておくと安心です。具体的に準備しておくとよいものとして、ワイヤーなしの下着、前開きのトップス、保冷剤やアイス枕などの冷却グッズ、ワンタッチストローつきの飲料、冷凍食品やインスタント食品があげられます。

ペットボトルの蓋は術前に緩めておく、化粧品や日用品は低い位置に下ろしておくなど、細かい準備が術後の快適さを大きく左右します。

処方薬の適切な服用

術後に処方される鎮痛薬や抗生剤は、指示された用法・用量を守って服用しましょう。痛みを我慢して鎮痛薬を飲まずにいると、体に余計な緊張がかかり、回復が遅れることがあります。抗生剤は感染予防のために処方されるため、自己判断で中止しないことが大切です。

適切な圧迫固定を維持する

バストバンドやテーピングは、バッグの位置ずれや内出血の拡大を防ぐために行われます。面倒に感じても、医師の指示通りの期間は装着を続けましょう。圧迫固定を怠ると、バッグが上方や外側にずれて形が崩れるリスクがあります。

定期的な通院を欠かさない

術後は翌日・3日後・1週間後・1か月後・3か月後と複数回の通院が一般的です。通院では傷の状態やバッグの位置、感染の有無などを医師がチェックします。問題を早期に発見し対処するために、通院スケジュールは必ず守りましょう。気になる症状がある場合は、予定日を待たずに相談して構いません。

また、豊胸術の選択肢として脂肪再生豊胸に関心を持つ方もいらっしゃいます。成長因子を用いる方法には特有の注意点がありますので、「脂肪再生豊胸とは?成長因子を用いた豊胸の仕組みと知っておきたい注意点」もあわせてご覧ください。

シリコン豊胸のリスクと合併症

シリコンバッグ豊胸は安全性の高い施術として広く行われていますが、外科手術である以上、一定のリスクは伴います。術前にリスクを正しく理解しておくことが、トラブルの早期発見と適切な対応につながります。

カプセル拘縮(被膜拘縮)

シリコンバッグを体内に挿入すると、バッグの周囲に被膜(カプセル)が形成されます。これは体が異物に対して自然に反応する現象で、通常は薄く柔らかい膜にとどまります。しかし、この被膜が過度に厚く硬くなると「カプセル拘縮」と呼ばれる状態になり、バストが硬く変形することがあります。

カプセル拘縮は術後数か月〜数年にわたって発生する可能性があり、重度の場合はバッグの入れ替えや除去が必要になることもあります。近年はカプセル拘縮のリスクを低減した新世代のバッグ(モティバ エルゴノミクスなど)が登場しており、リスク軽減に寄与しています。

感染

手術部位に細菌が侵入すると感染を起こすことがあります。発熱、腫れの悪化、膿の排出、赤みの拡大などの症状が現れた場合は、早急に医師の診察を受けてください。感染が重度の場合はバッグの除去が必要になる可能性もあります。処方された抗生剤を指示通り服用し、傷口を清潔に保つことが予防につながります。

血腫・漿液腫

術後にバッグ周囲に血液や体液が溜まることがあり、これを血腫・漿液腫と呼びます。適切な圧迫固定と安静により予防できることが多いですが、大量に溜まった場合はドレナージ(排液処置)が必要になることがあります。異常な腫れや片側だけ急激に大きくなるなどの変化がある場合は、すぐに受診しましょう。

バッグの位置ずれ・左右差

術後の早期にバストバンドを適切に装着しなかったり、激しい動きをしたりすると、バッグの位置がずれることがあります。左右差が気になるケースもありますが、これはもともとの胸骨の形や筋肉のつき方、バッグの落ち着き方の違いによることが多く、術後3〜6か月の経過を見て判断する必要があります。

BIA-ALCL(ブレストインプラント関連未分化大細胞型リンパ腫)

非常にまれですが、シリコンバッグの挿入後にBIA-ALCLと呼ばれるリンパ腫が発症する可能性が報告されています。特にテクスチャードタイプ(表面がザラザラしたタイプ)のバッグで報告が多く、2019年にはアラガン社製バイオセルの一部製品がリコールの対象となりました。発症は極めてまれですが、定期的な検診によって早期発見に努めることが推奨されています。

美容医療を受ける前の注意点については、厚生労働省「美容医療を受ける前に確認したいこと」もあわせて参考にしてください。

脂肪注入を用いた豊胸やボディラインの改善に関心がある方は、「名古屋で脂肪注入ができるおすすめクリニック10選」もご参照ください。

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まとめ

シリコンバッグ豊胸のダウンタイムは、痛みのピークが術後2〜3日、1〜2週間で日常生活に戻れるケースが多く、バストが完全に安定するまでには3〜6か月程度の期間を要します。ダウンタイム中に現れる主な症状は、痛み・腫れ・内出血・しびれ・傷跡の赤みなどで、いずれも段階的に回復していきます。

術後の回復をスムーズに進めるためには、圧迫固定の維持・入浴や運動の制限・禁煙といった注意点を守ることが大切です。仕事復帰の時期は職種によって異なりますが、デスクワークなら2〜3日、力仕事でも2〜4週間が目安とされています。

カプセル拘縮や感染などのリスクについても事前に理解し、定期的な通院で経過を確認することが、安心して施術を受けるための基本です。不安な点や疑問があれば、遠慮なくクリニックに相談しましょう。

ヒアルロン酸を用いた施術についてはこちら:「ヒアルロン酸注入の施術案内

脂肪吸引の仕組みについて知りたい方は:「脂肪吸引の仕組みをわかりやすく解説

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