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糸リフトの凹みの原因とは?いつまでも治らない場合の対処法を解説!
投稿⽇:2025.04.09 最終更新⽇:2025.04.09

「糸リフトを受けてみたいけど、凹みができたらどうしよう…」そんな不安を抱えていませんか?糸リフトは手軽にフェイスラインを整えられる施術ですが、施術後に一時的な凹みが生じることがあります。
しかし、ほとんどの場合は時間とともに改善し、適切なケアを行えば目立たなくなります。本記事では、糸リフト後の凹みの原因や対処法、予防策を詳しく解説します。施術を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
糸リフトとは

糸リフトとは、年齢とともにたるんできた肌やフェイスラインを引き上げる美容施術の一種です。肌のハリや弾力が失われ、たるみが気になる方にとっては、見た目の若返りを図る手段として人気を集めています。現在、日本で主に行われているリフトの施術には、皮膚を切開する切開フェイスリフトと、特殊な糸を皮下に挿入する糸リフトのの2種類がありますが、今回はその中でも「糸リフト」に焦点を当てて解説していきます。
糸リフトは、顔の皮膚の下に特殊な糸を挿入し、その糸の引き上げ効果によってフェイスラインを整える方法です。手術よりもダウンタイムが短く、顔に傷がつかないことから幅広い方に支持されています。以下では、糸リフトの施術方法、種類、そして効果の持続期間について詳しく解説していきます。
糸リフトの施術方法
糸リフトは、様々な太さや材質、形状の特殊な糸を使って顔のたるみを引き上げる施術方法です。具体的には、カニューレという特殊な管を使って皮膚の下に糸を通し、引っ張ることでリフトアップを図ります。この糸は、体内で自然に吸収されるタイプと、吸収されないタイプがあります。
どちらも引き上げ効果を発揮しますが、吸収される糸の場合は、コラーゲン生成が促され、肌のハリが自然と回復する効果も期待できるものです。
また、糸リフトには引き上げるだけでなく、顔の輪郭を整える効果もあります。「頬のたるみが気になる」「フェイスラインをシャープにしたい」などの方に特に適しています。短時間で施術が終わるため、忙しい方でも挑戦しやすいです。
糸リフトの種類
糸リフトには、使われる糸の種類によって様々なタイプがあります。 代表的なものとして「PDO(ポリジオキサノン)」、「PLLA(ポリ乳酸)」、「PCL(ポリカプロラクトン)」の3種類が挙げられます。
・PDO(ポリジオキサノン)は、体内で6ヶ月〜1年程度で吸収されやすい糸で、コラーゲン生成を促す効果が期待できます。
・PLLA(ポリ乳酸)は、PDOよりも硬い素材であり、吸収までに約1〜1年半かかります。リフトアップ効果の持続期間が長い反面、違和感を感じやすいことがあります。
・PCL(ポリカプロラクトン)は、柔軟性が高く違和感が少ない糸で、吸収も緩やかに12~18ヶ月程度かけて行われていきます。
施術の目的や希望する効果の持続期間に応じて、適切な種類を選ぶことが重要です。
糸リフトの効果の持続期間
糸リフトの効果の持続期間は、使用する糸の種類や施術方法、肌質や生活習慣によって異なります。一般的には6ヶ月〜1年程度持続するとされていますが、時間の経過とともに糸が体内で分解・吸収されるため、リフトアップの効果は徐々に薄れていきます。
日本国内や韓国の美容医療では、PDO(ポリジオキサノン)と呼ばれる材質の溶ける糸が主流で使用されています。施術直後は3〜6ヶ月程度リフトアップ効果が持続し、糸が溶けるまでの期間にコラーゲンの増生が促されるため、一定のハリや弾力が維持されることがあります。
コラーゲン増生の期間は糸の種類によって異なりますが、およそ1年程度とされています。人の目で認識できるリフトアップの期間はどの糸を使用したとしても大きく差はないので、従来使用されていた溶けない糸は、身体に残り続ける事で、感染源になるので、当院では使用していません。
アンチエイジングを目的とする場合、半年から1年に1回程度の継続施術が理想とされています。施術の効果をより長く維持するためには、経験豊富な医師のもとで適切な施術を受けることが重要です。効果が薄れてきたと感じた際は、追加施術を検討し、医師と相談しながら自分に合った施術スケジュールを立てることをおすすめします。
糸リフトで肌が凹む原因
糸リフトは、顔のたるみを改善し若々しい印象を与える美容施術ですが、一部の人に「凹み」が生じることがあります。これは施術の仕方や体質によるものが多く、適切な対応を取ることで改善が期待できます。以下で、糸リフト後に肌が凹んでしまう具体的な原因を詳しく解説します。
糸の引き上げが強すぎる
糸リフトで過剰に引き上げると、挿入した糸の先端が極端に引っ張られ凹みが生じることがあります。特に皮膚が薄い人や脂肪が少ない人では、この影響が顕著に表れやすいです。 過剰な引き上げによる凹みは、時間の経過とともに改善する場合もありますが、長期間続く場合は追加の処置が必要になることもあります。
例えば、ヒアルロン酸注入や、糸の調整を行うことで改善が見込めます。また、施術時に医師が顔全体のバランスを見ながら引き上げを調整することが大切です。術前のカウンセリングで「自然な仕上がり」を希望することを伝えることで、過度な引き上げを防ぐことができます。
糸の挿入位置や挿入する層が不適切
糸の挿入位置や挿入する層が適切でないと、特定の部位に負荷がかかり、皮膚が凹んでしまうことがあります。特に、皮膚が薄い部分や骨に近い部分に糸を挿入すると、その影響が出やすくなります。 糸の位置が原因で凹みが生じた場合、時間とともに組織がなじんで目立たなくなることもありますが、長期間改善しない場合はクリニックで相談しましょう。また、人間の顔の組織の厚みというのは一定ではありません。
自分でお顔を触っても、額の皮膚の厚み、頬の皮膚の厚み、鼻の皮膚の厚み、それぞれ全く違うのがわかるでしょう。
一定の層に糸を挿入するというのは簡単なようで難しい事です。特に美容外科になりたての先生はまだ、技術が未熟なので、浅い部位に挿入しすぎる事で一部分のみの凹み等がでることがあります。
糸の本数が不適切
使用する糸の本数が適切でないと、皮膚に余計な負担がかかり、凹みの原因になることがあります。本数が少なすぎると十分なリフトアップ効果が得られません。 適切な本数は、個人の顔の状態やたるみの程度によって異なります。
一般的には片側3〜6本ずつ使用することが多いですが、医師が顔全体のバランスを考慮しながら決定することが一般的です。糸の本数による凹みを防ぐためには、施術前のカウンセリングで希望する仕上がりや不安点をしっかりと伝え、適切な本数を提案してもらうことが大切です。
糸の種類が不適切
糸の種類を誤って選ぶと、皮膚に余計な負担がかかり、凹みが生じる可能性があります。特に、コグ(トゲ)のついた糸は強い引き上げ効果がある一方で、皮膚が薄い人には負担がかかりやすいです。また、溶ける糸と溶けない糸でも違いがあり、溶ける糸は時間が経つにつれて体内に吸収されますが、溶けない糸は長期間にわたって皮下に残るため、適切な管理が必要です。
元々凹みが強調される
加齢に伴い、人体では骨吸収が進行し、頬骨の下や口元、こめかみなどに自然な凹みが生じます。糸リフトはたるみを引き上げる施術ですが、元々凹みがある部分では皮膚が持ち上がることで凹みが強調されることがあります。頬骨下の凹みは、たるみでその部分の組織が下に落ちたり、移動しているわけではなく、単純にボリュームが足りていません。
糸リフトで改善させるものではなく、ヒアルロン酸注入や脂肪注入で改善させるものです。
特に頬骨周辺ではリフトアップにより影ができやすく、思わぬ見た目の変化を招くこともあります。そのため、施術前には顔全体のバランスを考慮し、適切な施術方法を選択することが重要です。
糸リフトによる肌の凹みが治らない場合の対処法

糸リフト後の肌の凹みは、多くの場合、時間の経過とともに自然に改善します。しかし、凹みが長期間続く場合や、痛みや違和感を伴う場合には、適切な対処が必要です。以下に、糸リフト後の凹みに対する具体的な対処法を詳しく解説します。
様子を見る
施術直後に現れる凹みは、糸が皮下組織を引き上げる過程で一時的に肌がへこんで見えることが原因であることが多いですが、焦らず様子を見ることが大切です。通常、糸が馴染むまでの過程でよくある反応であり、1ヶ月程度で改善することがほとんどです。
ただし、1ヶ月以上経っても凹みが改善しない場合や、痛みや違和感が続く場合は、クリニックに相談しましょう。多くの場合は時間とともに自然な仕上がりに近づきます。焦らず経過を観察し、異常がなければ一定期間待つことが大切です。
クリニックを受診する
長期間改善しない凹みや、痛み・違和感を伴う場合は、早めに専門医へ相談することが大切です。糸リフト後の凹みは、通常は時間とともに馴染んでいきますが、1ヶ月以上経過しても凹みが残っている、強い痛みや赤み、腫れが長引いている、皮膚が極端に引きつれて違和感がある、凹みが悪化しているように感じる場合、医師の判断によってヒアルロン酸注入やリタッチ施術、炎症を抑える処置が検討されることがあります。
クリニックに行くべきか迷う場合は、まず施術を受けたクリニックに相談するのがおすすめです。多くのクリニックでは、術後のフォローアップを行っているため、適切なアドバイスを受けることができます。凹みが長引く場合は、早めに医師に相談し、適切な対応をとることが、理想的な仕上がりへの近道となります。
糸リフトによる肌の凹みの予防法
糸リフトは、医療用の特殊な糸を皮下に挿入し、顔のたるみを内側から引き上げるリフトアップ術です。施術後の肌の「凹み」は、多くの方が気にされるポイントですが、適切な医師の選択や術後のケアを徹底することで、このリスクを最小限に抑えることができます。ここでは、糸リフトによる肌の凹みを防ぐための具体的な方法を解説します。
糸リフトの実績が豊富な医師の施術を受ける
糸リフトの施術では、経験豊富な医師を選ぶことが重要です。技術が未熟だと、糸の挿入ミスや過剰な引き上げで肌に凹みが生じるリスクがあります。熟練した医師なら、肌質やフェイスラインに合わせた糸の選定や適切な挿入を行い、無理な引き上げを防げます。
医師選びでは、症例数や施術例を確認し、カウンセリングが丁寧でアフターフォローが充実しているかをチェックすることが大切です。信頼できる医師を選ぶことで、安心して施術を受けられます。
カウンセリングをしっかり受ける
糸リフトを受ける前に、十分なカウンセリングを受けることが大切です。トラブルの多くは、カウンセリング不足による認識のズレが原因です。施術直後の凹みは一時的なことが多いですが、長引く場合は医師の技術不足の可能性もあります。
また前述したように、自分自身はたるみによるもたつきと感じていたとしても、実際は骨吸収による凹みや脂肪の量等、他の原因によってスッキリとした顔に見えていない場合も多いです。
事前にダウンタイムやリスクを詳しく確認し、メリットだけでなくデメリットも説明してくれる医師を選びましょう。希望と医師の見解をすり合わせることで、無理のない施術プランを立て、トラブルを防ぐことができます。
顔に刺激を与えない
糸リフト後の肌はデリケートなため、過度な刺激は避けましょう。糸が安定するまで無意識に顔を触れたり強くこすったりすると、ずれや凹みの原因になります。
洗顔やスキンケアは摩擦を最小限にし、マッサージやフェイシャルエステは控えることをお勧めします。施術直後は仰向けで寝る習慣をつけ、枕の高さにも注意が必要です。適切なケアを行い、仕上がりを長持ちさせましょう。
口を大きく開けない
糸リフト後の凹みを防ぐには、口を大きく開ける動作を控えることが重要です。糸が安定するまで過度な表情の動きが負担となり、ずれや凹みの原因になります。
施術後の数日間は特に注意が必要で、食事や大きく笑う、あくびなどの表情も控えめにしましょう。一定期間気をつけることで、糸リフトの効果をより長持ちさせることができます。
糸リフトのリスク
糸リフトはメスを使わずにリフトアップができる美容施術として人気がありますが、リスクも伴います。施術後の腫れや内出血、感染などの身体的なトラブルだけでなく、思ったような仕上がりにならない可能性もあります。こうしたリスクを理解し、適切なクリニック選びやアフターケアを行うことが大切です。
施術後に最も多く見られるのが腫れや内出血です。これは施術時に針を使って糸を挿入するために起こるもので、通常は1-2週間ほどほどで落ち着きます。ただし、体質によっては長引くことがあり、特に血流が多い人やむくみやすい人は注意が必要です。施術後は顔を冷やし、過度な運動や飲酒を控えることで回復を早めることができます。
また、施術時に細菌が皮膚に入り込むと炎症を引き起こし、腫れや痛みが長引くことがあります。クリニックの衛生管理がしっかりしているか、医師の施術経験が豊富かどうかを事前に確認することが大切です。また、施術後の傷口に触れないようにし、メイクや洗顔は医師の指示に従いましょう。
まとめ
糸リフトは、特殊な医療用糸を皮下に挿入し、たるみを引き上げる施術です。種類や糸の挿入方法によって効果や持続期間が異なりますが、適切に行えばフェイスラインの改善やリフトアップが期待できます。しかし、糸の引き上げが強すぎたり、挿入位置や本数が不適切だと、肌に凹みが生じることがあります。
万が一、凹みが治らない場合は、安静にし、様子を見ながら、必要に応じてクリニックを受診してください。また、予防のためには、経験豊富な医師を選び、カウンセリングを丁寧に受けることも重要です。糸リフトの施術でお悩みの方はぜひ、実績豊富なRosa Beauty Clinicにご相談ください。
糸リフトを成功させるためには、正しい知識を持ち、自分に適した施術を選ぶことが大切です。メリットとリスクを理解した上で、納得のいく選択をしましょう。当院では、土屋院長が韓国からオーダーメイドで10種類以上の糸をそれぞれの患者様に合わせた糸を選択して施術しています。ぜひお気軽にご相談ください。
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