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糸リフトは痛いのか?施術中や施術後の主な症状と原因を解説
投稿⽇:2025.04.05 最終更新⽇:2025.04.05

「糸リフトって痛いのかな…」「術後の痛みはどれくらい続くんだろう…」そんな不安を感じていませんか?
糸リフトは手軽にリフトアップできる施術ですが、痛みの程度や対処法を事前に知っておくことで、安心して受けられます。本記事では、施術中・施術後の痛みの実態や軽減方法、痛みが続く場合の注意点を詳しく解説します。不安を解消し、納得して施術を選びたい方はぜひ参考にしてください。
目次
糸リフトは痛いのか?
糸リフトは、美容医療の中でも比較的手軽にリフトアップ効果が期待できる施術ですが、顔の手術を今までしたことがなく、糸リフトで初めて手術を検討される方も多く、痛みに対する不安を抱く方も多いでしょう。以下で、糸リフトの施術中・施術後の痛みの程度や持続期間を詳しく解説します。
糸リフトの施術中は痛い?
糸リフトの施術中の痛みは、使用する麻酔の種類によって大きく異なります。一般的に、局所麻酔を施すため、施術中の強い痛みはほとんど感じません。しかし、麻酔を打つ際に「チクッ」とした痛みや、糸を挿入する際の圧迫感を覚えることがあります。
痛みが心配な方には、局所麻酔に加えて笑気麻酔や静脈麻酔を併用することで、リラックスした状態で施術を受けることが可能です。施術時間は通常20〜40分程度であり、長時間の痛みに耐える必要はありません。施術が終わってもすぐに麻酔が切れるわけではなく、しばらくは痛みのない状態が続きます。
糸リフトの施術後は痛い?
糸リフトの施術後の痛みは、多くの場合、施術当日~翌日がピークとなり、その後徐々に軽減していきます。特に、引っ張られる感覚や鈍い痛みを感じることがありますが、これは施術の影響によるもので、筋肉痛と同じような物なので1-2週間程度で落ち着くケースがほとんどです。
痛みを軽減するためには、患部を冷やすことや、クリニックで処方される鎮痛薬を適切に使用することが効果的です。また、無理に表情を作ると糸に負荷がかかるため、笑う・口を大きく開けるなどの動作は控えめにすることが望ましいです。
ただし、痛みが1ヶ月以上続く場合や、腫れや赤みが引かない場合は、糸が適切に固定されていない可能性や、炎症のリスクが考えられるため、施術を受けたクリニックへ早めに相談することが大切です。
施術後の痛い部位
糸リフトの施術後、一時的な痛みや違和感を感じることがあります。特に「口」「頬」「こめかみ」の3つの部位に痛みが生じやすく、それぞれに適したケアが求められます。以下では、痛みを感じやすい3つの部位を、それぞれの痛みの特徴や対処法を詳しく解説します。
口
口周りの痛みは、糸が定着するまでの違和感や筋肉の動きによる刺激が原因です。 口輪筋や頬骨筋と言った、話す筋肉や笑う筋肉の近くです。人は話すたびに必ず口の周りの筋肉を動かすので糸リフトによって、一番違和感が出やすい部位でもあります。特に、口を大きく開けたときや食事の際に違和感や軽い痛みを感じることが多いです。 施術後は、できるだけ大きな口を開ける動作を控え、柔らかい食べ物を選ぶことが望ましいです。
口周りの違和感をできるだけ出したくない場合には、そもそも口周りの筋肉に接しない範囲での糸の挿入デザインも可能です。
熟練の医師にその要望を伝えてみるのがよいでしょう。
また、施術直後には冷たいタオルや保冷剤を軽く当てることで、炎症を抑えるアプローチが可能です。 通常、1-2週間ほどで痛みや違和感は軽減しますが、強い痛みが続く場合は医師に相談することが大切です。
頬
頬の痛みは、糸による皮膚や組織の引き上げと施術時の刺激が影響しています。頬骨筋や咬筋といった、笑う筋肉、噛む筋肉の近くです。また、糸をどの部位に挿入する場合にも頬を通ることが多いので、施術後、ご飯を食べている際に筋肉痛のような痛みを感じやすい部分です。
頬の痛みは通常1-2週間程度で落ち着きますが、長引く場合は施術したクリニックで相談することが大切です。
こめかみ
こめかみの痛みは、皮膚の薄さと糸の挿入部位の近くであることから、違和感を感じやすい部分です。現在主流の糸はこめかみから挿入する糸が多い為、コメカミ部分はアンカー部位といって、リフトアップを支える場所になります。それによって、術後から引っ張られるような違和感を感じる場合もあります。
施術後は、帽子やヘアバンドなどで強く締め付けるのを避け、無意識にこめかみを触ることがないように注意しましょう。我慢できない痛みがある場合は、医師の指示のもと鎮痛剤を服用することが望ましいです。こめかみの痛みは個人差があるものの、多くの場合1-2週間程度で軽減します。 強い痛みがそれ以上に続く場合は、早めにクリニックへ相談することが大切です。
糸リフトの痛みの原因
糸リフトの施術後に痛みを感じる主な原因は、糸の挿入や固定方法、施術後の炎症反応などが考えられます。以下では、糸リフト後に痛みが生じる代表的な原因を詳しく解説します。
施術による正常範囲内での組織の傷つき
糸リフトは施術の特性上、皮下組織に糸を挿入するため、周辺の組織が少し傷つきます。そのため、施術後にはジンジンとした痛みが生じることが一般的です。皮膚の内部に糸を通すことで、一時的に組織に負担がかかるため、軽度の痛みは避けられません。これは糸リフトの施術において通常範囲の反応であり、多くの人に見られます。
時間の経過とともに痛みは落ち着くため、適切なケアをしながら経過を観察することが大切です。
笑うと痛い時
糸リフト後に笑ったときに痛みを感じるのは、糸が皮膚や筋肉と馴染む過程で起こる自然な反応です。特に施術直後は、糸がまだ固定されていないため、笑ったり口を大きく動かしたりすると違和感を覚えることがあります。
このような痛みは、糸が筋肉の動きに影響を受けやすい部分に挿入されていることや、皮膚内部の炎症が落ち着くまでに時間がかかることが原因とされています。笑うことで糸が引っ張られ、痛みを感じることもあります。対処法としては、術後1~2週間程度は大きく口を開ける動作を控え、笑うときはできるだけ表情を控えめにすることが望ましいです。
痛みが強い場合は、医師に相談の上、痛み止めの服用を検討してください。通常、1〜2週間で痛みは和らぎますが、もし1ヶ月以上経過しても痛みが続く場合は、クリニックに相談することが大切です。
糸の挿入や固定が不適切
医師が適切な位置を確認しながら施術を行いますが、個人の脂肪や筋肉の構造によっては、痛みの程度が異なります。また、固定力の強い糸を使用する場合、リフトアップ効果と引き換えに、引っ張られる感覚やこめかみ周辺の痛みが出やすくなります。
どれだけ長くとも、術後1-3ヶ月ほどで痛みが落ち着くことが多いですが、痛みが続く場合は、医師に相談することが重要です。適切なケアをしながら経過を観察し、無理をしないように過ごしましょう。
感染症
稀に、糸リフト後に感染症が原因で痛みが生じることがあります。感染症は、施術時の衛生管理が不十分だった場合や、施術後に適切なアフターケアを行わなかった場合に発生する可能性があります。症状としては、赤みや腫れが引かない、熱を持ったような感覚がある、痛みが日に日に強くなるなどが挙げられます。
感染は誰が悪いというものでもありません。
当然清潔なクリニックで施術をして、施術後も施術部位には汚れや化粧品が入らないようにし、禁酒・禁煙をして丁寧に経過を過ごすことは前提ですが、しっかりと気を付けたとしても何%かの確率では感染が起こってしまいます。
あなたが風邪を引かない人間であれば、話は別ですが、人はそのようにはできていませんので、体調によっても感染確率は左右されてしまいます。
そのため、どなたでも感染の可能性はあるのです。
対処法としては、感染初期にしっかりと発見をして適切な抗生剤や、排膿を行う事です。体調が悪化して全身状態が悪くなった場合などは、糸リフト全体に雑菌が繁殖してしまうこともあります。そのような場合には糸を抜去することもあります。
感染の兆候としては
- 赤みや熱感が急にでてきた。
- 痛みが急に悪化してきた。
- 腫れが急に悪化してきた。
というものがあります。
上記状態が出現した場合には、できるだけ早急に施術したクリニックに相談し医師の判断を仰ぎましょう。
糸リフトが痛いのを長引かせない対処方法
糸リフトの施術後、痛みを最小限に抑えるためには、適切なアフターケアが大切です。施術後の痛みは通常、数日間で徐々に和らぎますが、適切なケアを行わないと痛みが長引くことがあります。以下に、痛みを長引かせないための具体的な対処方法を解説します。
安静にする
安静に過ごすことが大切です。施術後は無理な動きを避け、できるだけ安静に過ごすようにしましょう。過度な運動や引っ張るようなマッサージはは、血行を促進し、腫れや痛みを強める可能性があるため、特に術後1か月は控えることが望ましいです。また、入浴は2~3日後から可能です。それまではシャワーのみにとどめることが望ましいです。
顔を大きく動かさない
顔の大きな動きを控えることが大切です。施術直後の糸はまだ固定されていないため、笑う、口を大きく開ける、無理に表情を作るなどの動作は、糸の位置を変えてしまい、痛みや違和感の原因となることがあります。特に食事の際には、硬いものや大きなものを避け、柔らかい食事を選ぶことで、負担を軽減できます。
顔にさわらない
施術後の顔はデリケートな状態のため、無意識に触れることが痛みを長引かせる原因になります。触れることで感染リスクが高まり、炎症を引き起こす可能性もあります。特に寝ている間に無意識に顔に手が当たらないよう、仰向けで寝ることを心掛けると良いでしょう。また、洗顔やスキンケアの際も強くこするのではなく、優しく触れる程度が望ましいです。
糸リフトの施術後も痛いのが続く際の対処方法
糸リフトの施術後、痛みが長期間続くと不安に感じる方も多いでしょう。一般的に、術後の痛みや腫れは1〜2週間で徐々に改善するとされています。
しかし、1か月以上経過しても痛みや違和感が続く場合、何らかの問題が生じている可能性があります。このような場合は、早めに施術を受けたクリニックに相談することが大切です。 以下では、糸リフトの施術後に痛みが続く場合の具体的な対処法を詳しく解説します。
痛み止めを服用する
糸リフトの施術後に痛みが気になる場合は、医師から処方された鎮痛剤を適切に服用することで、痛みを軽減できます。施術後の痛みは、ズキズキとした筋肉痛のような感覚が一般的ですが、鎮痛剤を使用することで緩和が期待できます。
処方される鎮痛剤は、術後の腫れや炎症を抑えるように調整されており、痛みの強さに応じた効果が見込めます。また、軽度な痛みであれば、市販の鎮痛剤で対応できる場合もありますが、使用する際は添付文書を確認し、適切な用法・用量を守ることが大切です。
ただし、鎮痛剤を服用しても痛みが和らがない場合や、痛みが強くなる場合は、施術を受けたクリニックへ相談することをおすすめします。また、持病やアレルギーがある方は、事前に医師へ確認してから服用することで、安全に痛みを抑えることができます。
痛み止めを適切に活用しながら、無理をせず安静に過ごすことで、痛みを最小限に抑え、スムーズな回復につなげていきましょう。
痛む箇所を冷やす
術後の痛みや腫れを軽減する方法として、患部を適度に冷やすことが効果的です。 冷やすことで腫れを抑え、痛みを和らげることが期待できます。冷却の際は、保冷剤や氷を直接肌に当てるのではなく、タオルなどで包んで使用することが大切です。直接当てると皮膚が冷えすぎてしまい、凍傷になってしまう可能性があります。
また、1回につき10〜15分程度を目安に冷やし、繰り返すことで効果を感じやすくなります。特に夜寝る前に冷やすと、翌朝の腫れが抑えられることが期待できます。ただし、術後3日を過ぎると、過度な冷却が逆効果になることもあります。
1ヶ月以痛みが続く場合は相談する
通常、糸リフトの痛みは1-2週間程度で落ち着くとされています。しかし、1ヶ月以上痛みが続く場合は、糸の定着不良や炎症、感染症が疑われるため、早急にクリニックへ相談する必要があります。
受診のタイミングとしては、強い痛みが続き、鎮痛剤でも効果がない場合や、赤みや腫れが悪化し、熱を持っている場合、糸が露出しているような違和感がある場合などが挙げられます。これらの症状がある場合、抗生剤の内服や点滴、排膿、先端の除去の処置をする必要があるかもしれません。
放置すると症状が悪化する可能性があるため、できるだけ早く医師の診察を受けるようにしましょう。糸リフトの施術後の痛みや違和感は、多くの場合、時間とともに改善します。しかし、症状が長引く場合や悪化する場合は、専門医に相談することが大切です。適切なケアと医師の指導のもと、安心して回復を目指しましょう。
まとめ
糸リフトの施術中の痛みは、局所麻酔の効果により最小限に抑えられます。施術当日~翌日がピークですが、冷却や痛み止めの活用により軽減が期待できます。違和感は1-2週間程度で落ち着くことが多く、長引く場合は施術を受けたクリニックに相談することが大切です。
痛みに不安がある方は、事前にカウンセリングを受け、自分に合った施術方法を確認しておきましょう。当院では、経験豊富な医師が一人ひとりにあわせた最適な施術をご提供させていただきますので、お気軽にご相談ください。
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