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糸リフトはおすすめしない?失敗例や原因・不向きな人を解説!
投稿⽇:2025.04.29 最終更新⽇:2025.04.29

糸リフトは、メスを使わずにフェイスラインを引き上げる施術として人気を集めています。しかし、「おすすめしない」といった意見も耳にすることがあります。その背景には、コストに対する効果のバランスの悪さや持続期間の短さ、仕上がりの満足度における個人差などが関係しています。特に、十分な情報を得ずに施術を受けたことで、後悔するケースも少なくありません。
また、大手の美容外科でもカウンセラーによる効果の誇張などが問題となっています。しっかりと糸リフトの医学的な効果や持続時間を認識した上で、施術を受けるか判断をするべきです。
この記事では、糸リフトの注意すべきポイントや実際に起こり得る失敗例、施術に向かないタイプの特徴を詳しく解説します。施術を検討している方は、判断材料のひとつとしてぜひ参考にしてください。
糸リフトはおすすめしないと言われる理由

施術後のダウンタイムやリスクに関する情報を十分に理解しないまま施術を受けると、後悔するケースもあるため注意が必要です。
ここでは、糸リフトはおすすめしないと言われる以下の理由について解説します。
- コスパが悪い
- 持続期間が短い
- 十分な効果が得られないことがある
コスパが悪い
糸リフトは、コストパフォーマンスが悪いと感じることがあります。第一に、施術費用が相場を超えて高額な場合、価格に見合った満足感を得にくくなります。一般的に糸リフトの1本あたりの相場は2~5万円程度で、それ以上の費用がかかる場合は慎重に判断すべきです。
定期的に行う事により意味が出てくる施術で、1回の糸リフトで50万円以上の費用をかける必要はないでしょう。複数のクリニックでカウンセリングを受けましょう。
誇張されたセールスによる誤解
糸リフトの物理的なリフトアップ期間はあくまで約3~6ヶ月程度です。それを、糸リフトの手術を利益の為に、強引に患者さんに施術させたいクリニックは効果期間を1年もつと言ったりします。
当然実際の期間との乖離があるので、高いお金を支払ってやったのに3ヶ月しかもたなかったという印象になってしまいます。
持続期間が短い
糸リフトの大きなデメリットの一つは、効果の持続期間が限られていることです。施術後すぐにフェイスラインの引き締まりを実感できますが、そのリフトアップ効果は永続的ではありません。
多くの場合、施術から3〜6ヶ月間はリフトアップ効果が続き、糸が体内で吸収される過程でコラーゲン生成が促されます。糸の種類によって生成期間は異なりますが、一般的にはおよそ1年間程度持続するとされています。
十分な効果が得られないことがある
施術を受けるクリニックや医師の技術によっても、仕上がりに大きな差が出ることがあります。糸の挿入角度や引き上げ方が適切でないと、十分なリフトアップができないだけでなく、不自然な仕上がりになり、左右差が生じる可能性もあります。
さらに、皮膚の厚さや弾力によっては、糸がうまく組織に馴染まず、リフトアップが薄れてしまうこともあるでしょう。
糸の本数、材質、デザイン、入れる層の深さ、すべてが重要です。糸リフトは美容外科医になってすぐに習得する施術ではありますが、それによって、初心者に施術をされてしまう危険性も高いです。
糸リフトによくある失敗例
糸リフトは手軽にできる美容施術として人気がありますが、失敗例も少なくありません。施術の技術や個人の肌質によっては、思わぬトラブルが発生することがあります。
ここでは、糸リフトによくある以下の失敗例について解説します。
- 顔が引きつる
- 表面に凹凸ができる
- 左右非対称になる
- 糸が透けて見える
顔が引きつる
皮膚の柔軟性が低い場合や、たるみが少ない状態で無理に糸を引き上げると、仕上がりが不自然になることがあります。
さらに、施術直後は糸がしっかりと固定されているため、笑ったり話したりすると違和感を覚えることもあるでしょう。1ヵ月ほど引きつったような感覚が強い場合もありますが、時間が経つにつれて和らぐケースがほとんどです。
もし、強い違和感が続く場合はクリニックへ連絡するようにしてください。
表面に凹凸ができる
糸の種類によっては、皮膚の下で折れ曲がったりねじれたりして、しこりのような膨らみが生じることがあります。多くの場合、一時的に凹む場合があります1-3か月かけて馴染んでいくでしょう。症状がひどいときは医師に相談し、必要に応じて糸を抜去するなどの処置を検討することが重要です。
凹凸のリスクを抑えるには、医師の技術力が重視されます。経験が浅い施術者だと糸の挿入が適切に行われず、トラブルが起こりやすくなるでしょう。事前に医師の実績を確認し、症例写真をチェックしてから施術を決めると安心です。
また、脂肪吸引等の施術後に糸リフトを行う場合には、凹凸のリスクは増加するので、しっかりと医師に過去の施術歴を伝えましょう。
左右非対称になる
糸を均等に挿入したとしても、左右の筋肉の強さや皮膚のたるみ具合に差があると、リフトアップの効果に違いが出ることがあります。また、施術後に片側だけ腫れが強く出ることで、一時的に左右差が目立つケースも少なくありません。
こうしたリスクを避けるためには、施術前に顔全体のバランスを細かく分析し、適切な調整を行える医師を選ぶことが重要です。さらに、施術後の経過観察をしっかり行い、必要に応じて微調整を受けることで左右差を抑えられます。
ただし、元々顔の骨の形や皮膚のたるみは左右対称ではないため、100%左右対称にすることはできません。
糸が透けて見える
皮膚が薄い人や、糸が浅い層に挿入された場合に起こりやすい現象です。また、使用する糸の種類によってもリスクが変わり、太めの糸は特に目立ちやすくなります。透けてしまうと施術の跡が明らかになり、不自然な印象を与えてしまうこともあるでしょう。
さらに、糸の端が皮膚の表面に出てしまうケースもあり、その場合は早めに医師へ相談し、適切な処置を受ける必要があります。あらかじめ皮膚の厚みや状態を考慮し、最適な糸を選ぶことでトラブルを回避しやすくなります。
また、施術を担当する医師の経験も仕上がりに大きく影響するため、実績のある専門医を選ぶことが肝心です。
効果が出ていない
施術の技術が未熟な医師が行うと糸が適切な層に挿入されず、十分なリフトアップ効果が得られません。また、使用する糸の本数が少なすぎると、期待していた仕上がりにならない可能性もあります。
このような場合、糸リフトに加えてヒアルロン酸やボトックスを組み合わせることで、より自然で満足度の高いリフトアップを実現できます。施術前にどのようなアプローチが適しているのか、医師としっかり相談することが大切です。
糸リフトをおすすめしない人の特徴

肌質や脂肪の量、たるみの程度によっては、期待した効果が得られないことがあります。長期的なリフトアップを求める人や、劇的な変化を希望する人にとっては、別の施術の方が適している場合もあります。
以下では、糸リフトをおすすめしない人に共通する以下の特徴について解説します。
- 皮下脂肪が多すぎる
- 皮下脂肪が少なすぎる
- たるみが強い
- 皮膚がかたい
- 長期的な効果を期待している
- 劇的な変化を望んでいる
皮下脂肪が多すぎる
脂肪の層が厚いと糸がしっかりと固定されず、リフトアップの効果が十分に得られないことがあります。特に、顔全体に脂肪がついている場合や、フェイスラインのもたつきが目立つ人は、糸リフトだけでは理想的なフェイスラインを作るのが難しいでしょう。
こうしたケースでは、糸リフトの前に脂肪吸引や脂肪溶解注射を併用することで、より効果的なリフトアップが期待できます。
皮下脂肪が少なすぎる
もともと頬がこけやすい人や、加齢によって脂肪が著しく減少している人は、糸を挿入すると不自然な仕上がりになることがあります。また、皮下脂肪が少ないと糸の刺激によって炎症や凹凸が目立ちやすくなるため、施術後に満足できない可能性も考えられます。
このような場合は糸リフトではなく、ヒアルロン酸や脂肪注入でボリュームを補う施術を検討すると、より自然な仕上がりが期待できるでしょう。
たるみが強い
40代後半から50代以降で皮膚のたるみが進んでいる場合、糸リフトでは引き上げられる範囲が限られるため、大きな変化を期待するのは難しくなります。さらに、たるみが強いと糸の固定が不十分になり、施術から短期間で元に戻ってしまうこともあるでしょう。
糸リフト単体ではなく、フェイスリフト手術やHIFU(高密度焦点式超音波)などの施術を組み合わせることで、より長持ちするリフトアップが可能です。
皮膚がかたい
皮膚が厚く弾力が少ないと、糸を挿入してもリフトアップ効果が得られにくく、時間が経つと元の状態に戻ってしまうことがあります。また、糸を強く引き上げると顔が引きつり、不自然な仕上がりになるリスクが高まる点にも注意が必要です。
こうしたケースでは切開リフトを検討したり、太い糸リフトを取り扱っているクリニックで施術をすることで、かたい皮膚でもリフトアップすることができるでしょう。
長期的な効果を期待している
糸リフトは永久的なものではなく、3~6ヶ月程度でリフトアップ効果が薄れていきます。ダウンタイムが少ない点は大きなメリットですが、劇的な変化を求める人には物足りない結果になりやすい施術です。
また、定期的に施術を繰り返すことでコストがかさむ点もデメリットとして挙げられます。
従って、1回辺りに高価な糸リフトを行うよりも、自分が続けられる費用の範囲での糸リフトの価格を提供しているクリニックを探しましょう。
RosaBeautyClinicでは、糸リフト8本+ショッピングリフト20本で98000円という、糸リフトが初めての方にも試して頂きやすい価格で糸リフトを提供しています。
劇的な変化を望んでいる
糸リフトは、比較的ナチュラルなリフトアップを目的とした施術です。そのため「10歳若返りたい」「フェイスラインを大幅に変えたい」など、劇的な変化を望んでいる人には向いていません。
糸リフトは皮膚を数ミリ単位で引き上げる施術であり、フェイスラインや頬のたるみを軽減するのには適しています。しかし、大幅なリフトアップや輪郭の変化を求める場合には、フェイスリフト手術の方が適していることが多いでしょう。
糸リフトのメリット
糸リフトはメスを使わずにリフトアップできる手軽さや、ダウンタイムの短さ、さらに肌質の改善やたるみ予防の効果も期待できます。そのため、適した人が正しい方法で受ければ、高い満足度を得られる施術のひとつです。
以下では、糸リフトのメリットを3つ紹介します。
- ダウンタイムが短い
- 肌質改善につながる
- たるみ予防につながる
ダウンタイムが短い
糸リフトは、他のリフトアップ施術と比べてダウンタイムが短いことが大きなメリットです。一般的に、フェイスリフト手術のような外科的施術では、数週間から数ヶ月にわたる腫れや内出血が生じることがあります。しかし、糸リフトの場合、施術後の腫れや痛みなどの症状に関しては、比較的軽いため、1〜2週間程度で日常生活に戻ることが期待できます。
特に、忙しくて長期間の休みを取れない人や、できるだけ周囲に気づかれずにリフトアップしたい人にとっては、大きな利点となるでしょう。ただし、ダウンタイムが全くないわけではなく、痛みや内出血は1~2週間程度出る場合があるので理解しておきましょう。
肌質改善につながる
糸リフトは、単にたるみを引き上げるだけでなく、肌質改善にもつながる施術です。使用する糸には、PDO(ポリジオキサノン)やPCL(ポリカプロラクトン)などの溶ける素材が使われており、これらの成分が肌に挿入されることで、コラーゲンの生成が促進されます。
コラーゲンが増えることで、肌にハリや弾力が生まれ、たるみの進行を遅らせる効果が期待できるでしょう。また、糸による刺激が真皮層に働きかけるため、小じわの改善や毛穴の引き締めにもつながります。
たるみ予防につながる
糸リフトは、すでにたるんだ肌を引き上げるだけでなく、将来的なたるみの予防にも効果的です。
加齢とともに皮膚のコラーゲンが減少し、重力によってたるみが進行しますが、糸を挿入することで皮膚を支える役割を果たし、たるみの進行を遅らせることが可能です。
糸リフトで後悔しないために気を付けること

糸リフトは、手軽にリフトアップができる施術ですが、施術後に「思ったような効果が出なかった」「仕上がりが不自然になった」などの後悔をする人もいます。ここでは、糸リフトで後悔しないためのポイントを3つ紹介します。
- 複数のクリニックでカウンセリングを受ける
- 他の施術との組み合わせも検討する
- 医師の指示に従う
複数のクリニックでカウンセリングを受ける
クリニックによって使用する糸の種類や施術方法が異なるため、自分に合った施術を提案してくれる医師を見つけることが重要です。
糸リフトの相場は1回辺り10万円~30万円が平均ですので、過度なアップセールスをしてくるクリニックでは施術を受けないようにしましょう。カウンセリングでは、以下の点を確認しておきましょう。
- たるみの状態に適した施術方法を提案してくれるか
- 糸の種類や持続期間を詳しく説明してくれるか
- 施術のリスクやダウンタイムについて正直に話してくれるか
他の施術との組み合わせも検討する
糸リフトは「たるみを引き上げる」施術ですが、加齢によるボリュームの減少やシワなどの悩みも同時に解消したい場合は、他の施術と併用することでより理想的な仕上がりになります。施術前に医師と相談し、自分の顔の状態に合った施術を提案してもらうことが大切です。
例えば、以下のような施術を組み合わせることで、より効果的なリフトアップが期待できます。
ヒアルロン酸注入 | 糸リフトだけではボリュームが不足する部分にヒアルロン酸を注入することで、よりバランスの取れた若返りが可能 |
HIFU (高密度焦点式超音波) | 皮膚の深部からリフトアップをサポートし、糸リフトのリフトアップを長持ちさせる |
ボトックス注射 | 表情ジワを抑えながらリフトアップを高める |
医師の指示に従う
糸リフトの施術後の仕上がりを良好に保つためには、医師の指示に従って適切なアフターケアを行うことをおすすめします。施術後に腫れや違和感が続く場合は、自己判断せずにすぐにクリニックに相談することが大切です。
多少の腫れや内出血は一般的な反応ですが、長引く場合や痛みが強い場合は、医師による診察を受けた方が安心です。糸リフトの成功は施術直後のケアにも大きく左右されるため、医師の指示をしっかりと守ることで、より長持ちする効果への期待を得られます。
まとめ
糸リフトは手軽にリフトアップできる施術ですが、以下の理由から「おすすめしない」と言われることもあります。
- コストが高い割に持続期間が短い
- 仕上がりの満足度に個人差がある
- カウンセラーや広告による過度な効果の誇張がある
また施術の失敗例として、顔の引きつりや糸の透け、極端に左右非対称になるケースも報告されています。
RosaBeautyClinicでは、豊富な症例経験を持つ医師が、本格的な美容医療を提供しています。また、あまり予算が多くない方へも糸リフトの施術を受けていただけるようにお得なパッケージプランも用意しています。
患者様一人ひとりに適した施術を行うため、適応の可否や糸の種類・本数・デザインを慎重に見極めたうえで施術を実施します。ぜひお気軽にご相談ください。
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