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糸リフトの抜去が必要?後悔しないためのポイントを解説!
投稿⽇:2025.06.14 最終更新⽇:2025.06.14

糸リフトは、メスを使わずに加齢によるたるみを改善し、フェイスラインを引き締める美容施術の一つです。手軽に受けられる点が魅力ですが、施術の仕組みやメリット・デメリットを把握せずに受けると、思ったような効果が得られなかったり、不自然さを感じたりするリスクがあります。
本記事では、糸リフトの基本的な仕組みや注意すべきポイント、施術後のケアについて詳しく解説します。後悔しないためにも、事前に必要な知識を身につけ、自分に適した施術かどうか慎重に見極めましょう。
糸リフトとは?
糸リフトは、特殊な医療用糸を皮下に挿入し、たるみを引き上げる美容施術のひとつです。メスを使用せずにリフトアップできる手軽さが、多くの人に注目されています。施術に使う糸にはさまざまな種類があり、持続期間や効果の違いを理解した上で、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
糸リフトの仕組みと効果
糸リフトでは、医療用の特殊な糸を皮膚の下に挿入し、組織を物理的に持ち上げることでフェイスラインを整えます。切開を伴わないため負担が少なく、ダウンタイムの短さが特徴です。
さらに、糸を挿入すると体の修復機能が働き、コラーゲンの生成が活性化されます。結果、施術直後だけでなく、時間が経つほどに肌のハリや弾力が向上し、若々しい印象になるのです。また、頬やフェイスライン、額、首など、さまざまな部位に適用できる点も大きな魅力です。
ただし、物理的なリフトアップ効果の持続期間は一般的には3〜6ヶ月とされています。長期的なリフトアップを求める場合は、定期的なメンテナンスが必要になります。
また、すでに余っている皮膚を切除するためには、切開リフトが必要です。
糸リフトのメリット
糸リフト最大のメリットは、メスを使わないことです。切開リフトに比べて体への負担が少なく、回復が早いのが特徴です。施術時間も比較的短く、忙しい人でも比較的受けやすい治療といえます。
また、施術後すぐにリフトアップの効果を実感できる即効性の高さも人気の理由です。さらに、糸の種類や挿入位置、引き上げる方向を調整することで、より自然な仕上がりを実現できます。不自然な引きつれが起こりにくく、ナチュラルな若返りを求める人に適しています。
加えて、コラーゲンの生成が促されるため、肌のハリや弾力が向上し、エイジングケアとしても期待できる施術です。たるみの改善だけでなく、肌の質感を高めたい人にもおすすめできます。
糸リフトのデメリット
一方で、糸リフトにはいくつかの注意点もあります。まず、効果が永続的ではなく、3〜6ヶ月となります。糸の種類によっては半年~1年程度で吸収されるものが多いため、持続させるには定期的な施術が必要です。また、体質や生活習慣によっては、効果の持続期間に個人差が生じることもあります。
施術後には、一時的に腫れや内出血、違和感を感じることがあり、回復までに数日から数週間以上かかる場合もあります。また、施術の技術によっては、糸が皮膚の表面に透けたり、不自然な仕上がりになったりすることもあるため、クリニック選びは慎重に行うことが大切です。
糸リフトは抜去できる?
糸リフトは、美容医療の中でも手軽に受けられる施術です。しかし、施術後に違和感を覚えたり、副作用が生じたりすることもあります。違和感や副作用が発生した場合、糸を抜去する対応が検討されます。ただし、糸の種類や挿入方法によっては抜去が難しいケースもあるため、慎重な判断が求められるでしょう。
また、特に問題がなければ抜去はしないのが一般的です。糸を取り除くことで炎症や組織の損傷が起こる可能性があり、不要なリスクを伴うためです。施術を受けたクリニックや専門医と十分に相談したうえで、最適な対応を選びましょう。
糸には溶ける糸と溶けない糸がある
糸リフトで使用される糸には、大きく分けて「溶ける糸(吸収糸)」と「溶けない糸(非吸収糸)」の2種類があります。
溶ける糸(吸収糸) | 溶けない糸(非吸収糸) |
---|---|
一定期間が経過すると体内で自然に分解・吸収される基本的に抜去は不要違和感があったとしても時間の経過とともに解消されることが多く、経過観察を優先するのが一般的 | 体内に残り続けるため、違和感やトラブルが発生した場合、抜去が必要になる抜去の際に皮膚や組織へ負担がかかるため、処置後の炎症や損傷のリスクも考慮しなければならない |
どちらの糸も、明らかな異常がない限り抜去は推奨されません。特に、溶ける糸の場合は自然に体内へ吸収されるため、経過観察を基本とすることが一般的です。
溶けない糸では、施術後数年の経過で炎症を起こす場合や、別の施術を行った場合に、感染の原因となる事もあり、当院ではそもそも、溶けない糸リフトを推奨していません。
抜去が必要な場合
糸リフトの抜去が必要と判断されるのは、次のようなケースです。
- 強い痛みや違和感が続く
- 糸が皮膚の表面に透けて見える
- 感染や炎症が起こっている
抜去の処置を行う際は、糸が埋め込まれた部位に小さな切開を加える必要があります。そのため、処置後に傷が残る可能性があるほか、神経損傷等のその他のリスクが発生することも考慮しなければなりません。抜去すべきかどうかは、医師が状態を総合的に判断した上で決定します。
糸リフトを検討する際は、施術後のリスクも含めて理解し、適切な対応ができるクリニックを選ぶことが重要です。施術前にしっかりとカウンセリングを受け、不安がある場合は医師に相談するようにしましょう。
糸リフト抜去が必要となる具体例
糸リフトは、メスを使わずに特殊な糸を皮下に挿入し、フェイスラインのリフトアップやたるみの改善を目指す美容施術です。しかし、施術後にトラブルが生じた場合、糸の抜去が必要になることがあります。ここでは、糸リフトの抜去が求められる代表的なケースを紹介します。
感染症が発生した場合
施術後に発熱・赤み・腫れ・痛み・膿が生じた場合は、感染症の可能性があります。感染の主な原因は、施術時に細菌が皮膚内に侵入することや、施術後の適切なケアが不足することです。
感染が進行すると皮膚の損傷だけでなく、傷跡が残るリスクもあります。症状が軽度であっても放置すると悪化する恐れがあるため、早期の治療が重要です。
抗生物質の投与や局所治療が必要になることが多いですが、重症化した場合は糸の抜去や再施術が検討されることもあります。特に術後、まだ、傷が開いている状態に化粧などを塗り込むと感染の原因となります。注意しましょう。
肌のデコボコや引きつれが継続する場合
施術後に肌のデコボコや引きつれが生じ、時間が経過しても改善しない場合、抜去が必要となります。肌のデコボコや引きつれは、糸の配置が適切でない、もしくはリフトアップの力が強すぎて皮膚に負担がかかることが原因です。
通常、引きつれは施術後1か月で落ち着くことが多いですが、長期間改善しない場合は抜去が選択肢となります。通常の経過でも一時的に引きつれが起こる事は多く、本当に抜去する必要性があるかどうかは医師の判断となります。気になる場合には施術したクリニックで相談をしましょう。
糸の露出がある場合
皮膚の表面に糸が露出したり、皮膚の下に糸が透けて見えたりする場合、抜去が必要になることがあります。糸が浅い位置に挿入された、または肌質に対して糸が太すぎたことが原因です。
糸の露出は見た目に影響を与えるだけでなく、炎症や感染症のリスクを高める要因にもなります。特に、無意識に触れることで状態が悪化する可能性があるため、早急な処置が求められます。抜去とともに、炎症や傷の治療を適切に行い、必要に応じて修正施術を検討するとよいでしょう。この場合には、糸の先端部分のみ抜去すればよいため、リフトアップ効果が無くなる心配はありません。
アレルギー反応が出た場合
糸リフトに使用される糸の素材に対してアレルギー反応を起こすことがあり、その場合は抜去が必要になるケースがあります。アレルギー反応の主な症状として、発疹・腫れ・かゆみが挙げられ、重症化すると炎症や強い痛みを伴うこともあります。
軽度であれば抗アレルギー薬などの治療で改善が見込めますが、症状が継続する場合や悪化する場合は、抜去が選択肢となることもあります。施術前にアレルギーのリスクについて十分に確認し、不安がある場合は医師と相談の上、最適な施術方法を選ぶことが大切です。
切開リフトは糸リフトが入っているとできない?
最近、切開リフトを検討する際に、糸リフトやHIFU、高周波治療をしていると、切開リフトができないかもというような投稿を目にします。
結論として、糸リフトやHIFU、高周波治療を行っていても、切開リフトは可能です。確かに、糸リフトの施術をしてから1ヶ月後に切開リフトは行わない方がよいでしょう。6ヶ月~1年程度空いていれば問題なく切開リフトは可能です。
糸リフトやHIFU、高周波治療を全くやっていない方のほうが、手術はやりやすいのは間違いないです。しかし、切開リフトの適応はどれだけ早くとも30代後半~です。それまでは、加齢に抗わずに何もしないというのが正しいのでしょうか。
それは極論であると思います。
しっかりと若い間からアンチエイジングをしていくことで、そもそも、切開リフトをしなくてもよい場合もあれば、切開リフトを行う年齢が遅くなったりとメリットの方が多いです。
何より若い年代の綺麗を楽しめるというのもかなりのメリットでしょう。当院では過去に糸リフトを行っている方でも問題なく切開リフトの施術が可能です。
糸リフトで後悔しないために
糸リフトは切開リフトより手軽にリフトアップ効果を得られる施術ですが、術後の違和感や仕上がりに不満を感じることもあります。納得のいく結果を得るために、以下を参考にしましょう。
- 違和感があっても自力で対処しない
- 信頼できるクリニックを選択する
- カウンセリングで不安や悩みを相談する
違和感があっても自力で対処しない
施術後に肌の突っ張り感や軽い痛みを感じることは珍しくありません。しかし、自己判断でマッサージをしたり、糸を無理に押し込んだりすると、症状が悪化する恐れがあります。違和感の主な原因は、糸が皮膚になじむまでに時間がかかることや、腫れや内出血が生じることです。
通常、痛みなどの症状は1〜2週間程度で落ち着きますが、強い痛みや腫れの持続、皮膚の異常が見られる場合は、速やかにクリニックへ相談しましょう。専門医であれば適切な処置を施し、トラブルを防いでくれます。
信頼できるクリニックを選択する
仕上がりや安全性は、クリニック選びによって大きく左右されます。経験豊富な医師が在籍し、カウンセリングが丁寧なクリニックを選ぶことが大切です。費用の安さだけで決めると、仕上がりに満足できない可能性があります。
施術経験が豊富な医師が担当するかどうかは、公式サイトや口コミで確認しましょう。また、カウンセリング時にリスクやダウンタイムを詳しく説明してくれるかも、信頼性を見極める重要なポイントです。さらに、施術後にトラブルが発生した際のアフターケア体制が整っているかもチェックしておくと安心です。
カウンセリングで不安や悩みを相談する
カウンセリングを通じて、施術前に不安や疑問を解消することが重要です。メリットだけでなく、リスクやダウンタイムについても詳しく説明してくれる医師を選びましょう。
また、自分の希望する仕上がりや懸念点をしっかり伝えることで、適切な施術方法を提案してもらいやすくなります。期待するリフトアップ効果やリスクを事前に確認し、施術後のギャップを最小限に抑えましょう。
まとめ
糸リフトの施術を受ける際に後悔しないためには、施術後に起こり得るリスクやトラブルについて、事前にしっかりと理解しておくことが重要です。例えば、感染症のリスクや肌のデコボコ、引きつれなどが生じた場合は速やかにクリニックを受診し、適切な対応を受けることでトラブルを最小限に抑えられます。
抜去の判断をされた場合には、しっかりと最小限の傷で抜去ができる医師に依頼しましょう。
また、施術を受けるクリニック選びも慎重に行うことが大切です。実績や院内の雰囲気を確認し、信頼できる医師のもとで施術を受けることで、満足度の高い結果につながります。カウンセリングでは、不安や疑問をしっかり解消し、納得したうえでの決断が安全で納得のいく施術を実現するポイントです。
RosaBeautyClinicでは、経験豊富な医師が一人ひとりのお悩みに寄り添い、最適な施術をご提案いたします。糸リフトや切開リフトに関するご相談はもちろん、施術後のケアまでしっかりとサポートいたします。美しく自然な仕上がりを目指すなら、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。
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