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糸リフトによるつり目は失敗?引きつれの原因や治らない場合の対処法は?

リフト・輪郭・小顔の手術

投稿⽇:2025.06.14  最終更新⽇:2025.06.14

糸リフトは、年齢とともに気になるたるみを改善する方法として、多くの人に支持されています。ただし、施術後に「つり目」や「引きつれ」といった違和感が残るケースも少なからず報告されています。こうしたリスクを回避するには、事前にしっかりと情報を集め、準備を整えることが欠かせません。

この記事では、糸リフトによってつり目が生じる原因や、失敗例、さらに適切な対処法について詳しく解説します。施術を検討している方は、トラブルを防ぐためのポイントを押さえておきましょう。

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土屋雄登医師 | 美容外科・皮膚科 Rosa Beauty Clinic 名古屋院⻑

コンプレックスを抱えていた幼少期をきっかけに美容外科医になるも、美容業界の悪しき闇や現実を知る。『本気の美容医療』を正直に提供するために名古屋駅前に開院。
幼少期からクラッシック音楽、絵画等あらゆる美の文化に精通している。
韓国へ頻回に赴き技術研鑽を続ける。リフトアップ施術、目元施術、クマ施術、鼻施術、等すべてを高いレベルで提供する。

資格: アラガン認定医、美容外科学会認定医(JSAS)、韓国糸リフト・目元・鼻整形ディプロマ

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糸リフトによるつり目は失敗?

糸リフトは、特殊な医療用糸を皮下に挿入し、たるみを引き上げる施術です。そのため、術後しばらくは腫れや糸の影響で「つり目」や「引きつれ」を感じることがあります。ただ、多くの場合、数日から1週間ほどで症状が落ち着き、皮膚が糸に適応するにつれて違和感も軽減されていきます。したがって、一時的につり目のように見えても、施術が必ずしも失敗とは限りません。

ただし、1ヶ月以上経過しても症状が改善しない場合は、施術の不備や糸の問題が考えられます。そのような場合は、再施術や調整を検討することが必要です。違和感が長引く場合は、放置せずにクリニックへ相談し、適切な対処法を確認しましょう。

糸リフトでつり目になる原因

糸リフトによる施術でつり目になる原因の多くは、施術時の微調整が適切に行われなかったことにあります。目尻が必要以上に引き上げられると、顔の印象が大きく変わり、違和感を覚えることもあるでしょう。ここでは、つり目を引き起こす以下の要因について解説します。

  • 糸を引き上げる力が強すぎる
  • 糸を挿入する位置が適切でない
  • 糸を挿入する深さが適切でない

糸を引き上げる力が強すぎる

糸リフトは、糸を使って皮膚を持ち上げることでリフトアップ効果を得る施術です。しかし、糸を過度に引き上げると目尻が不自然に吊り上がり、つり目の印象を与えることがあります。施術者がリフト効果を強調しようとして、糸を強く引きすぎることが一因です。

糸の引き上げが過剰だと表情全体が引きつり、特に目元が引っ張られたような状態になります。目の周りは非常に繊細なため、強い引き上げは目尻の位置を不自然に変えてしまう可能性があるため、適切な力加減が求められます。

また、糸リフト1本でリフトアップできる組織量は決まっているので、無理に引き上げる事はできません。

糸を挿入する位置が適切でない

糸を挿入する位置が適切でないと目尻が過度に引き上がり、つり目のような印象を与えることがあります。顔の皮膚や筋肉には一定の構造があり、バランスが崩れると、違和感のある表情や引きつれが生じやすくなります。

特に、糸の挿入位置が高すぎると目尻が強調されすぎ、施術後の仕上がりが不自然になることがあるのです。

未熟な施術者が、チークの部分を無理に上げようとした場合や、誤ったデザインで引き上げた場合に、目尻が吊ったような表現になります。皮下の解剖構造をしっかりと理解した医師に施術してもらう事が大事です。

糸を挿入する深さが適切でない

糸を挿入する深さが適切でない場合も、つり目が発生することがあります。目周りはとても皮膚が薄いため、糸の太さや深さを慎重に調整をしなければ、眼輪筋という目の周りの筋肉を引き連れさせてしまいます。。そのため、顔の部位や肌質に応じた適切な挿入深度の調整が重要です。

特に目元や頬のようなデリケートな部分では、わずかな違いが仕上がりに大きな影響を及ぼします。糸リフトの経験が豊富な医師であれば、個人の顔のバランスや肌質に合わせた適切な調整が可能になり、より自然な仕上がりが期待できます。

糸リフトによるつり目が治らない場合の対処法

糸リフトの施術後に目尻が不自然に引き上がる「つり目」は、多くの場合、時間とともに解消されます。しかし、なかなか改善しないケースもあります。ここでは、つり目が治らない場合の具体的な対処法を紹介します。

1ヶ月程度は様子を見る

施術直後は皮膚が糸に適応する過程にあり、違和感が残ることが一般的です。特に、施術直後は引き連れ感を感じる事がほとんどです。皮膚の伸縮性や個人差によって、安定するまでに時間がかかることもあります。そのため、施術後1ヶ月程度は様子を見ながら経過を観察することが推奨されます。

また、施術直後につり目が目立っていた場合でも、時間の経過とともに組織が馴染み、自然な仕上がりに近づいていくことが期待できます。焦らず、一定期間は経過を見守ることが大切です。

ただし、1〜3ヶ月以上経っても改善が見られない場合や、痛み・違和感が増すようなら、早めにクリニックで相談しましょう。

医師に直してもらう

糸リフトによる、吊り目の原因の多くは、糸リフトのCOGという棘が、不適切に目周りの皮下組織に引っかかっている事が大半です。

その場合、しっかりとした知識のある医師に、その引っ掛かりを解除してもらうことで、直すことができる場合もあります。様子を見るべきなのか、直すべきなのかはクリニックへ相談しましょう。

糸リフトでよくある失敗例

糸リフトは、顔のたるみを引き上げる効果的な施術として人気ですが、施術の仕上がりによっては顔の印象が大きく変わってしまうこともあります。事前に起こりうる失敗例を把握しておけば、万が一トラブルが発生した際も冷静に対処できるでしょう。

引きつれが起こる

施術後、皮膚が強く引き上げられたことで、目元や頬が不自然に硬く見えることがあります。糸の引き上げが過剰だったり、糸の挿入位置が適切でなかったりすることが原因です。

通常、ツッパリ感が1か月ほどある場合がありますが、時間経過とともに落ち着いていくでしょう。

引きつれを防ぐには、施術者が適切な力加減で糸を引き上げ、顔全体のバランスを考慮した配置をすることが重要です。

左右非対称になる

糸リフトの施術によって、顔の左右が不均衡になってしまうことがあります。糸の挿入位置や引き上げの強さに差がある場合に起こる症状です。見た目の違和感が気になりやすく、仕上がりに不満を感じる要因になりかねません。

左右非対称のリスクを最小限に抑えるには、技術力のある医師を選び、精密な調整をしてもらうことが大切です。ただし、100%左右対称にすることはできません。

ぼこつきが目立つ

糸リフト後、皮膚の下に埋め込まれた糸が浮き上がることで、肌の表面に凹凸ができることがあります。糸がしっかりと固定されていなかったり、皮膚との間に隙間が生じていたりすることが原因です。通常は1-3か月かけて馴染んでいくことがほとんどです。

施術直後の腫れや炎症が落ち着くことで改善される場合もありますが、長期間ぼこつきが目立つ場合は医師に相談し、修正処置を検討しましょう。

もし、糸の先端が皮膚から飛び出ている場合には、すぐに施術したクリニックへ連絡して状態を見てもらいましょう。放置していると感染の原因になってしまいます。

糸が透けて見える

糸リフトの施術後、皮膚の下に埋め込んだ糸が透けて見えることがあります。糸が皮膚の浅い部分に挿入されてしまったり、使用した糸の素材や太さが合っていなかったりすることが原因です。

糸が透けてしまう事を避けるには、施術前に使用する糸の種類や挿入の深さを確認し、皮膚の厚みに合った糸を選ぶことが重要です。もし施術後に糸が透けてしまった場合は、クリニックへ相談しましょう。

糸リフトによるつり目を防ぐために気を付けること

糸リフトは顔の印象を引き締める施術ですが、思い通りの仕上がりにならないケースもあります。特に、つり目にならないようにするためには、以下の重要なポイントを押さえておくことが大切です。

  • 施術してもらう医師の経歴や症例数を調べる
  • 吊り目にならないようなデザインが希望であることをあらかじめ伝える
  • アフターフォローがしっかりとしているクリニックを選ぶ
  • 施術後のアフターケアや安静に気を付ける

施術してもらう医師の経歴や症例数を調べる

糸リフトは美容外科医になりたての先生が一番最初に覚える施術です。そのため、大手の美容クリニックでは、初心者の先生が施術している事も多々あります。

しかし、糸リフトは解剖やデザインなどしっかりとした知識がなければ、ちゃんとした効果をだすことができません。施術をしてもらう先生の経歴や症例数等は予めしっかりと調べましょう。

吊り目にならないようなデザインが希望であることをあらかじめ伝える

中画面をしっかりとリフトアップさせようとすると、一時的には吊り目になってしまう事もあります。

そのため、一時的にでも吊り目になりたくない場合には、その部分を避けるようにデザインをすることで、ダウンタイム中も吊り目になるリスクを避ける事ができます。

予めその旨を施術する医師に伝えておきましょう。

アフターフォローがしっかりとしているクリニックを選ぶ

万が一、吊り目になってしまった場合にも、経験の多い医師であれば、引っ掛かりを戻すことも可能です。カウンセリングにて、アフターフォローがあるかどうかを確認しましょう。

施術後のアフターケアや安静に気を付ける

施術後の適切なケアも、リフトアップ効果の維持やトラブル防止につながる重要な対策です。ダウンタイムを短縮し、自然な仕上がりに近づけるためにも、正しいアフターケアを心がけましょう。

施術直後の肌は非常にデリケートな状態です。摩擦や圧迫を避け、顔を強くこすらないよう注意が必要です。

うつ伏せで寝ると糸の位置がずれることもあるため、寝る姿勢にも気をつけましょう。さらに、腫れや痛みを抑えるためには、適度な冷却や医師の指示に従った内服薬の服用も効果的です。

医師の指示を守りながら適切なケアを続けることで、施術の効果を最大限に引き出せます。

まとめ

糸リフトは顔の印象を大きく変える施術ですが「つり目」や「引きつれ」が改善されないケースもあり、慎重に検討する必要があります。トラブルを防ぐには、適切な引き上げや挿入位置を見極め、確かな技術を持つ医師のもとで施術を受けることが重要です。

さらに、施術後のアフターケアや万が一のトラブル時の対応がしっかりしているクリニックを選ぶことも、リスクを抑えるポイントとなります。糸リフトを検討する際は、リスクやケア方法を十分に理解し、安心して施術に臨める環境を整えましょう。

RosaBeautyClinicでは、一人ひとりの希望や肌の状態に合わせた丁寧なカウンセリングと、施術後の徹底したフォロー体制を整えています。糸リフトを検討している方は、ぜひ当院にご相談ください。あなたの理想の美しさを実現するお手伝いをいたします。

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