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糸リフトの施術方法を解説!施術によるメリット・デメリットも紹介
投稿⽇:2024.10.31 最終更新⽇:2024.10.31
糸リフトは、リフトアップ効果と肌質の改善効果が期待できる施術です。
しかし、施術内容やメリット・デメリットを理解せずに施術を受けた場合、思うような効果を得られずに後悔してしまう可能性もあります。
本記事では、糸リフトの施術内容や施術によるメリット・デメリットなどを詳しく解説します。糸リフトを検討している方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
糸リフトの施術方法と効果
糸リフトの施術では、返しがついた糸をこめかみ、頬、首などの皮膚の下に挿入します。糸の挿入による刺激でコラーゲン・エラスチンなどの繊維を増やし、たるみにくい肌になる効果が期待できます。
糸リフトは、どこにどんな糸を何本程度入れるのかによって効果が変わる施術です。リフトアップをしたい場所や、どの程度の効果を望むかで、糸の種類や本数を決めていく必要があります。
糸リフトの持続期間について詳しく知りたい方は、下記の記事もあわせてご覧ください。
糸リフトで使われる糸
糸リフトで使われる糸には、溶ける糸と溶けない糸がありますので、それぞれご紹介します。
溶ける糸
溶ける糸とは、体内で分解・吸収される糸のことです。体内に異物を残したくない方や、初めて糸リフトを受ける方におすすめです。軽度なリフトアップ効果を発揮する糸のため、仕上がりは溶けない糸よりも自然な印象になります。
溶ける糸としてよく使用される、代表的な素材の特徴を紹介します。
PDO
PDO(ポリジオキサノン)は、手術の縫合糸としても使われており、安全性の高い素材です。やや硬めの素材のため、ある程度のリフトアップ力があります。また、生体吸収性が高い点も特徴です。
デメリットとしては、リフトアップの効果がやや短い点です。
PCL
PCL(ポリカプロラクトン)も糸リフトの施術で使われるメジャーな糸で、安全性の高い素材です。とても柔らかい素材のため、施術後の引き連れが起こりにくい点がメリットです。
体内に吸収されるまでの期間はPDOが約12か月ですが、PCLは約12~18か月ほどで体内に吸収されます。
溶けない糸
溶けない糸は、体内に長期間留まる糸です。溶ける糸よりも強いリフトアップ効果が期待できるため、効果をより長く得たい方におすすめです。
しかし、溶けない糸は体内に留まってしまうため、体への負担が大きくなる可能性があります。また、溶けない糸であっても、リフトアップ力は半永久的に続くわけではない点にも注意しましょう。
除去手術が必要になるケースもあるため、医師とよく相談して施術を検討する必要があります。なお、当院の糸リフト施術では、溶けない糸は取り扱っていません。
以下では、溶けない糸で使用されるケースの多い、糸の種類をご紹介します。
ポリプロピレン
ポリプロピレンは、糸の強度が高いことが特徴的な糸です。強力なリフトアップ効果が期待でき、効果の持続期間が長いことがメリットです。
ただし、体内に糸が残ってしまうことやダウンタイムが長くなりやすいこと、施術後の修正が難しいことがデメリットとして挙げられます。
ポリエステル
ポリエステルは、弾力性が高く、自然な仕上がりが期待できる糸です。ただし、ポリプロピレンよりも強度が低いため、リフトアップ効果がやや劣ることがあります。
なお、糸の素材や形状についてより詳しく知りたい方は、次の記事でも解説していますので、あわせてご覧ください。
糸リフトのメリット
次に、糸リフトのメリットを3つ紹介します。
- 施術後すぐに効果を感じやすい
- 傷跡が目立ちにくい
- 肌の若返り効果が期待できる
下記で詳しく見ていきましょう。
施術後すぐに効果を感じやすい
糸リフトは、施術後すぐに効果を感じやすい点がメリットです。
引き上げの力を加えながら糸を挿入するため、直後から糸の張力によるリフトアップ効果が期待できます。
傷跡が目立ちにくい
糸リフトはメスを使わない施術のため、傷跡が目立ちにくい点が特徴です。
細い針を使って糸を挿入するため、こめかみや髪の生え際などに点上の跡が残ることがありますが、髪の毛で隠しやすい場所にあるため、周りの人から見て気付きにくいです。
肌の若返り効果が期待できる
糸リフトは、糸の張力によるリフトアップ効果はもちろん、コラーゲンの増生による肌のハリ感がアップする効果が期待できます。
糸が皮下に挿入されることで、肌自身の自然治癒力が働き、肌のハリや弾力を保つために欠かせないタンパク質であるコラーゲンの生成が促進されます。コラーゲンが増生することで肌の若返り効果が期待でき、小ジワが目立たなくなる効果が期待できるのです。
また、糸リフトには肌の血行促進効果も期待できます。血行が促進されると肌に栄養や酸素が行き渡りやすくなり、肌のターンオーバーが促進されます。糸リフトをして、「なんだか肌質が改善したな」と感想を持つ方も多いです。
糸リフトのデメリット
メリットの多い糸リフトですが、下記のデメリットも挙げられます。
- 効果は永続的ではない
- 強いたるみには向いていない
これらのデメリットについて、詳しく説明します。
施術の効果は永続的ではない
糸リフトで得た効果は、永続的に続くわけではありません。糸リフトによるリフトアップ効果は糸の種類によって異なります。
溶ける糸の場合は3〜6ヶ月程度、溶けない糸の場合は6〜9ヶ月程度、リフトアップ効果が持続すると言われています。一方で、コラーゲンの増生による肌質の改善効果は、個人差はありますが約1〜2年程度継続します。
なお、糸リフトの効果持続期間は、施術後のライフスタイルなどによっても異なりますので、健康的な生活を心がけ、肌老化を防ぐための紫外線対策もあわせておこないましょう。
強いたるみには向いていない
糸リフトは軽度のリフトアップ効果と、コラーゲン増生によるアンチエイジングのための施術です。そのため、強いたるみの改善には向いていません。
より強いリフトアップを望む方は、糸の追加やデュアルアームの挿入、皮膚が余っている場合は切開リフトも検討してみるのがよいでしょう。
糸リフト後に気をつけること
糸リフトによるトラブルを防ぎ、効果の持続期間を長くするためには、下記の3つのポイントに気をつけましょう。
- 血行を良くする行動は控える
- 口を大きく開けない
- 患部をむやみに触らない
下記で詳しく説明します。
血行を良くする行動は控える
糸リフトの施術後は、血行が良くなる行動を控えましょう。血流が良くなると、傷口が腫れたり炎症が悪化しやすくなります。シャワーは当日から可能ですが、入浴は2〜3日後からにしてください。また、激しい運動は1ヶ月程度控えるようにしましょう。
口を大きく開けない
施術後は口を大きく開けすぎないように注意してください。糸が皮下組織に馴染むまで、口を大きく開けすぎると、糸がずれる可能性があります。
糸がずれたり誤った場所に引っかかると、痛みやひきつりの原因になることがあります。
患部をむやみに触らない
施術後に患部を触ると、糸が外れたり炎症や痛みが生じたりすることがあります。
しっかりとした洗顔は1週間程度、患部を引っ張るようなマッサージは1ヶ月程度控えるようにしましょう。
まとめ
糸リフトは、返しがついた糸を皮下組織に挿入し、引っ張り上げることでリフトアップ効果が期待できる施術です。糸の張力による即時的なリフトアップ効果はもちろん、組織を刺激することによってコラーゲンの生成促進が進み、肌質改善効果も期待できます。
ご自身のたるみの度合いやリフトアップを期待する部位に応じて、医師と相談の上で糸や本数を選んでみてください。
Rosa Beauty Clinicは、多数の症例数を持つ医師が「本気の美容医療」を提供しているクリニックです。
適応の有無や糸の種類、本数、デザインをしっかりと判断したうえで施術いたします。メリット・デメリットもしっかりとご説明し、ご納得いただいたうえで施術をお受け頂けます。糸リフトの施術をお悩みの方は、ぜひお気軽にカウンセリングにお越しください。
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