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裏ハムラ法のダウンタイムはいつまで?症状を軽減する5つのポイントも解説
投稿⽇:2024.08.18 最終更新⽇:2024.10.03
「裏ハムラ法の手術日を決めたいけれど、ダウンタイムがわからず予定が立てられない」
「術着後に出る症状を知って、備えるために準備したい」
裏ハムラ法を検討している方のなかには、上記のような悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
裏ハムラ法のダウンタイムは2週間~2か月程度が目安です。痛みや内出血、腫れなどの症状があり、それぞれ症状が続く期間が異なります。
そこで今回は、裏ハムラ法のダウンタイムと現れる症状を中心に解説します。術後の経過を日常生活での注意点とともに紹介しているため、手術日のスケジュール決めにお役立てください。
目次
裏ハムラ法のダウンタイムは2週間~2か月が目安
裏ハムラ法とは、目の下の凹みの原因である、靭帯という引き込みによって発生する『ティアトラフ』を、しっかりと剥離・切離して、その下に眼窩脂肪を移動させることにより、目の下の膨らみとへこみの両方を同時に改善させる施術です。眼窩脂肪を切除するだけでは改善できない目の下の凹みを改善できます。
裏ハムラ法のダウンタイムは2週間~2か月程度が目安であり、症状ごとに以下のダウンタイムがあります。
- 痛み:1~2週間程度
- 内出血:2週間程度
- 腫れ:1~2か月程度
ティアトラフを剥離したり眼窩脂肪を移動したりする必要があるため、下眼瞼脱脂術と比べるとダウンタイムが長い傾向です。ただし、ダウンタイムには個人差があります。内出血や腫れは目元に現れるため、手術前に医師と十分に相談したうえで手術日を決めましょう。
裏ハムラ法のダウンタイムで現れる症状
裏ハムラ法のダウンタイムには、以下の症状が現れます。
- 痛み
- 内出血
- 腫れ
痛み
裏ハムラ法の手術による組織へのダメージが原因となり、術後に局所麻酔の効果が切れると、2~3時間後から鈍痛が始まります。術後2~3日がピークで、処方された鎮痛剤で管理できる程度ですが個人差はあります。
痛みの程度はさまざまで、ほとんど気にならない方から、仕事に支障が出るほどの痛みを感じる方まで幅があります。1~2週間程度で痛みは軽減する傾向があるものの、極度の痛みや長引く痛みがある場合は速やかに手術を受けたクリニックへ相談しましょう。
内出血
手術によって血管から漏れた血液が皮下に溜まるため、内出血が生じます。裏ハムラ法後の内出血は手術の2~3日目にピークを迎え、通常2週間程度で目立たなくなります。ただし、内出血の濃さや回復期間には個人差があることを認識しておきましょう。
内出血の色は、最初は赤色で現れ、ヘモグロビンが分解されるにつれて青~紫色、暗緑色、黄色と変化し、最終的に吸収されて正常な皮膚の色に戻ります。
また、目の白い部分である結膜に内出血が溜まる「結膜下出血」が起こる場合もあります。徐々に吸収されていきますが、完全に消失するまでに1~2か月かかることもある症状です。
裏ハムラ法では目元に内出血が生じるため見た目が気になる症状ですが、時間とともに自然に改善していく傾向があるため、焦らず回復を待つことが大切です。
腫れ
目元の腫れは、手術でできた傷の修復過程で新しい血管が集まって組織が形成されることが原因であり、裏ハムラ法の術後に最も長く続く症状です。術後2〜3日目をピークに目の下が腫れ、1週間程度は顕著な腫れが続きます。また、上まぶたも腫れる場合があります。
2週間後には大きな腫れは落ち着きますが、移動させた眼窩脂肪や周辺組織の部分的な腫れが残るケースもあるでしょう。1か月後には見た目上ほぼ落ち着くものの、むくみによる凹凸感が残る可能性があります。そして、3か月後にはむくみがほとんどなくなり、6か月後に最終的な裏ハムラ法の結果を評価できる状態になります。
Rosa Beauty Clinicでは、手術中の止血操作でできるだけ内出血が出ないように、丁寧に手術をおこなっています。
裏ハムラ法の術後の経過
裏ハムラ法の手術直後は、目の下や頬に痛み、腫れ、内出血が生じる可能性があります。感染や再出血のリスクを避けるために、目元のアイメイクや洗顔は控え、安静に過ごすことが重要です。運動やマッサージは避け、入浴はシャワーのみにしましょう。コンタクトレンズの使用もできません。
手術の2・3日後には脂肪固定の糸を抜糸します。1週間後には痛みが軽減し始め、コンタクトレンズの装着や入浴、アイメイクが可能になります。ただし、激しい運動やマッサージは控えましょう。
2週間後には内出血や痛みが治まる傾向がありますが、目元の洗顔や激しい運動は引き続き避けるべきです。1か月後には目元の腫れが治まる場合もあるものの、回復までに2か月程度かかるケースもあります。この時期には目周りの洗顔や運動、マッサージなどが可能となり、日常生活上の制限もなくなります。
なお、上記の術後の経過はあくまでも一例です。症状の経過や注意事項などは個人によって異なるため、必ず裏ハムラ法を受けたクリニックの指示に従ってください。
以下の記事では、裏ハムラ法と下眼瞼脱脂の術後の経過をさらに詳しく解説しています。下眼瞼脱脂のダウンタイムも紹介しているため、目の下の膨らみやくまにお悩みの方はあわせてご覧ください。
裏ハムラ法が完成するまでにかかる期間
裏ハムラ法が完成するまでの期間は、術後約1か月で半分程度、最終的な状態が判断できるまで3〜6か月程度要します。下まぶたの眼窩脂肪を脱脂する「下眼瞼脱脂」が3か月程度で完成するのに比べると、裏ハムラ法は完成までに長期間かかるのが特徴です。
下眼瞼脱脂は、剥離範囲が狭い事に加えて、眼窩脂肪を切除するので、ボリュームが減ります。その結果、腫れても、脂肪切除によってボリュームも減っているので、その差し引きになります。
一方で裏ハムラ法は、剥離範囲が広い事に加えて、眼窩骨に付着してティアトラフの原因になっている靭帯「ORL(Orbicularis retaining ligament)」と「眼輪筋」を切除+剥離をし、脂肪は基本切除せず移動させるため、ボリュームの増減がなく、腫れがでるだけとなります。
従って、傷の範囲や剥離の範囲が広い裏ハムラ法の方が完成までの期間が長くなる傾向にあります。
なお、完成までの期間は個人差があるため、上記はあくまでも参考としてお考えください。
裏ハムラ法の術前・術後を画像で比較
ここからは当院、Rosa Beauty Clinicの施術事例から、裏ハムラ法の術前・術後の状態を紹介します。
まず、裏ハムラ法を受けられた40代・女性の患者様の術前と術後3か月後の写真です。
眼窩脂肪の除去だけでなく、目の下の凹みを改善させるために脂肪を移動させることで、目の下の膨らみと凹みが同時に解消しています。くまがなくなることで、目元が美しく若々しい印象となりました。
施術 | 裏ハムラ |
副作用・リスク | 感染 術後出血 角膜の損傷 結膜下出血 違和感(感覚障害) 下眼瞼外反 そのほか |
施術費用 | 通常価格: 275,000円(税込) モニター:242,000円(税込) 会員モニター:220,000円(税込) |
次に、裏ハムラ法を受けられた20代・女性の患者様の術前と術後3か月の写真です。
目の下のくまが薄くなっただけでなく、涙袋もぷっくり目立つようになりました。くまの色味は、裏ハムラを施術してから数か月後に脂肪注入となりますが、裏ハムラ法のみでも、影となりやすい部分にしっかりとデザインをして脂肪を移動させることで、ある程度の改善を目指すことは可能です。
施術 | 裏ハムラ |
副作用・リスク | 感染 術後出血 角膜の損傷 結膜下出血 違和感(感覚障害) 下眼瞼外反 そのほか |
施術費用 | 通常価格: 275,000円(税込) モニター:242,000円(税込) 会員モニター:220,000円(税込) |
以下のぺージでは、裏ハムラを含めた当院の症例写真を掲載しています。さらに多くの写真を確認したい方は、あわせてご覧ください。
裏ハムラ法のダウンタイムの症状を軽減する5つのポイント
裏ハムラ法のダウンタイム中の症状を軽減するために、以下の5つのポイントを意識しましょう。
- 目元を冷やす
- 枕で頭を高くして寝る
- 血流を促す行動は控える
- 患部に刺激を与えないように注意する
- 目を酷使しない
目元を冷やす
裏ハムラ法の施術後に目元を冷やすことで、腫れや内出血の引きが早くなる効果が期待できます。清潔なティッシュやタオルで包んだ保冷剤を使用し、手術当日から48時間程度はなるべく冷やすようにするとよいでしょう。
ただし、目元を冷やす際は以下の3点に注意が必要です。
- 患部に強く押し付けない
- 凍傷の危険性があるため15分以上の連続使用は避ける
- 冷たい感覚がなくなったら中断する
なお、医師や術後の状態によって注意事項は異なるため、裏ハムラ法を受けたクリニックからの指示を守りましょう。
枕で頭を高くして寝る
就寝時は、通常より高めの枕やリクライニングチェアを使用して頭部を心臓よりも高い位置に保ちましょう。患部への血流やリンパ液の集中を防げるため、内出血や腫れなどを比較的抑えられる可能性があります。
術後数日間はうつ伏せで寝ることは避け、枕を高くした状態で休むように心掛けましょう。
血流を促す行動は控える
裏ハムラ法の術後は、腫れや内出血などが悪化する可能性があるため、体内の血流を促す行動は控えましょう。具体的には、湯舟に浸かる入浴は1週間程度、引っ張るようなマッサージや激しい運動は1か月程度避けましょう。飲酒やサウナなども血流がよくなるため、注意が必要です。
患部に刺激を与えないように注意する
裏ハムラ法では、翌日から患部を除いた部分の洗顔やメイクを行えるようになります。しかし、術後間もない患部は組織が安定しておらず、少しの刺激で腫れや内出血が悪化する可能性があるため、患部に刺激を与えないように注意しましょう。
洗顔時にはなるべく目元に触れないず、簡単なクレンジングで落とせるメイクを心掛けるなどの工夫が必要です。
目を酷使しない
目元の組織が安定するまで目を休ませるように心掛け、スマートフォンの長時間使用や読書、テレビ視聴などは控えましょう。目を酷使すると、手術で移動させた眼窩脂肪に負担がかかり、ダウンタイムが長くなってしまう可能性があります。回復期間中は目元をゆっくり休ませ、組織の安定化を促進させましょう。
裏ハムラ法のダウンタイムに関してよくある3つの質問
裏ハムラ法のダウンタイムに関してよくある質問は、以下の3つです。
- 質問1.裏ハムラ法を受けて後悔することはありますか?
- 質問2.手術後はいつから仕事に行けますか?
- 質問3.裏ハムラ法とハムラ法の違いはなんですか?
質問1.裏ハムラ法を受けて後悔することはありますか?
施術を受けて後悔するケースには、以下のような事例があります。
- 凸凹した仕上がりになった
- ダウンタイムが想定よりも長引いた
- くまが解消されなかった
裏ハムラ法では、患者様の眼窩脂肪の量そのものが少なければ、移動させても完全には凹みを埋められません。従って、目の下が完全にはフラットにならず、凸凹が少し残る可能性があります。
例えば、眼窩脂肪の膨らみが前方に+3、ティアトラフの凹みが後方に-5あったとします。その場合に、眼窩脂肪の+3を凹みに十分に移動させると、膨らみ±0、凹み-2までは単純計算で綺麗にすることができますが、それが裏ハムラ法の限界になります。それ以上改善させたい場合には、脂肪注入の検討をしましょう。
目元の施術実績が多い医師のカウンセリングを受け、複数の施術から適応している施術を提案してもらえる医師を選びましょう。
また、裏ハムラ法は眼窩脂肪を再配置する際に組織を傷つけてしまうため、下眼瞼脱脂術と比較するとダウンタイムが長引く傾向があります。目立つ位置に内出血や腫れなどが現れるため、ダウンタイムを踏まえて手術日を決めましょう。また、裏ハムラ法をおこなっているクリニックの症例写真を確認し、内出血がどの程度生じているかどうかを確認するのもおすすめです。
質問2.手術後はいつから仕事に行けますか?
デスクワークであれば、手術の翌日から仕事は可能です。しかし裏ハムラ法は、手術から3日程度は内出血・腫れが強く出るため、可能であれば4日目以降から仕事へ行くのがおすすめです。
内出血や腫れが強く出ている期間は、マスクや眼鏡などで目元を隠すとよいでしょう。個人差はあるものの、化粧のみで隠せるのは1週間以降が一般的であり、濃い内出血であれば1週間経っても隠しきれないケースもあります。
質問3.裏ハムラ法と表ハムラ法の違いはなんですか?
裏ハムラ法と表ハムラ法の違いは、切開する位置や皮膚のたるみ・しわへの効果、涙袋の変化などです。
表ハムラ法は目の下の表側の皮膚表面を切開して、裏ハムラと同様の処理を行って『ティアトラフ』や眼窩脂肪の改善をさせたのちに、たるんだ眼輪筋を引き上げ、さらに最後に余った皮膚を切除する施術です。下眼瞼脱脂や裏ハムラ法では対応のできない、目の下のたるみやしわの改善が期待できるのが特徴です。
しかし、裏ハムラ法の場合は、眼輪筋等を基本的には触らないため、涙袋に影響はありません。一般的な表ハムラ法は、涙袋を構成する『瞼板前眼輪筋』やその部位の皮膚を切開するため、涙袋がなくなる場合があります。
しかし、当院の表ハムラ法は、涙袋の成分である、『瞼板前眼輪筋』は切除せずしっかりと残し、さらに『瞼板前眼輪筋』を引き締めるように縫合するテクニックを用いるため、涙袋の形はやや変化しますが、なくなることはありません。
以下の記事では、裏ハムラ法と表ハムラ法の違いをさらに詳しく解説しています。裏ハムラ法に向いている人・ハムラ法に向いている人の特徴も紹介しているため、ぜひご覧ください。
まとめ
裏ハムラ法のダウンタイムは個人差はあるものの、2週間~2か月程度が目安です。痛みや内出血、腫れなどの症状が現れるため、手術日を決める際は医師と十分に相談したうえで決めることが大切です。
本記事で紹介した術後の経過も参考に、自分にとって負担の少ないタイミングで裏ハムラ法を受けましょう。
Rosa Beauty Clinicは、美容外科学会認定医(JSAS)が「本気の美容医療」を提供しています。下眼瞼脱脂・裏ハムラ法・表ハムラ法・脂肪注入・ミッドフェイスリフトなど複数の施術をご提供しているため、患者様に適応した施術のご提案が可能です。
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