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表ハムラ法と裏ハムラ法の違い7つを徹底解説!向いている人の特徴も紹介
投稿⽇:2024.08.18 最終更新⽇:2024.10.03
「目元の手術を受けたいけれど、表ハムラ法と裏ハムラ法の違いがよくわからない」
「自分が表ハムラ法と裏ハムラ法のどちらに向いているのか知りたい」
表ハムラ法や裏ハムラ法などを検討している方のなかには、上記のような悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
表ハムラ法と裏ハムラ法は、手術時に切開する位置や皮膚のたるみ・しわへの効果、涙袋の変化など、多くの違いがあります。各施術で得られる効果は異なるため、違いを理解したうえで施術を受ける必要があります。
本記事では、表ハムラ法と裏ハムラ法の7つの違いを中心に解説します。それぞれの施術に向いている人の特徴も紹介するため、表ハムラ法と裏ハムラ法の違いを知りたい方はぜひご覧ください。
目次
表ハムラ法とは
表ハムラ法は、目の下の皮膚表面を切開し、目の下の凹みの原因である、眼窩骨から伸びる靭帯の切離や眼輪筋の剥離を行い、そこに眼窩脂肪を敷き込むことで、『ティアトラフ』改善します。その後、たるんだ眼輪筋を引き上げるとともに、余った皮膚を切除する施術です。
「下眼瞼除皺術」とも呼ばれ、たるんだ皮膚や筋肉を切除することで、目の下の膨らみやくまの改善に加えて、しわやたるみの改善が期待できます。
裏ハムラ法とは
裏ハムラ法は、下まぶたの裏側を切開して目の下の凹みの原因である、眼窩骨から伸びる靭帯の切離や眼輪筋の剥離を行い、そこに眼窩脂肪を敷き込むことで、『ティアトラフ』改善させます。目の下の膨らみやくまの改善が期待できます。
表ハムラ法と裏ハムラ法の7つの違い
表ハムラ法と裏ハムラ法には、以下7つの違いがあります。
- 切開する位置
- 皮膚のたるみ・しわへの効果
- 涙袋の変化
- ダウンタイムの長さ
- 完成までの期間
- 起こりうる後遺症
- 起こり得るトラブル
切開する位置
表ハムラ法と裏ハムラ法の大きな違いは、皮膚を切開する位置です。表ハムラ法では目の下の表面の皮膚や眼輪筋を切開し、皮膚の切除や眼窩脂肪を処理します。一方裏ハムラ法では、下まぶたの裏側を切開して眼窩脂肪を処理します。
そのため、表ハムラ法では下まぶたの表面に傷跡が残る可能性がある一方で、裏ハムラ法は顔の表面に傷跡が残る心配はありません。
皮膚のたるみ・しわへの効果
目の下の皮膚のたるみやしわへの効果も異なります。表ハムラ法は皮膚や筋肉を切除して引き上げるため、目の下のたるみやしわへの効果が期待できます。
一方裏ハムラ法は、眼窩脂肪を移動させるのみで皮膚は切除しないため、皮膚のたるみ・しわへの効果はなく、目の下の膨らみやくまの改善に留まるのが特徴です。
よって、目の下のしわやたるみなどを改善させたい場合は表ハムラ法、目の下の膨らみやくまを改善させたい場合は裏ハムラ法が適していると言えます。
涙袋の変化
施術によって、目の下の涙袋が変化するかどうかも異なります。表ハムラ法は、涙袋を形成する『瞼板前眼輪筋』付近の筋肉や、皮膚を処理するため、涙袋が消失する可能性があります。しかし、当院の表ハムラ法は、『瞼板前眼輪筋』を残しながら、さらにたるんだ眼輪筋を引き締めるように縫合するテクニックを使用することで、涙袋の消失を防ぎます。涙袋の形が変わることは当院の施術方法でもありえますが、なくなることはありません。
一方、裏ハムラ法は目の下の表面の皮膚を切開しないため、涙袋への影響は基本的にありません。しかし、手術手技が未熟な医師が施術をすると、眼輪筋を傷つけてしまい、涙袋の形が変わる事もあるので、熟練の医師にしっかりと施術してもらう必要があります。
ダウンタイムの長さ
表ハムラ法と裏ハムラ法は、以下のようにダウンタイムの長さも異なります。
表ハムラ法 | 裏ハムラ法 | |
痛み | 1週間 | 1~2週間 |
内出血 | 2週間 | 2週間 |
腫れ | 1~2か月 | 1~2か月 |
なお、表ハムラ法の切開線は1か月まで赤みが残り、3~6か月程度で白い線の傷に変化します。そして1年以上かけて少しずつ目立ちにくくなります。最終的に、かなりわかりづらくなりますが、切開した線というのは100%消えるものではなく、必ず少しは残ります。
痛み、内出血、腫れは表ハムラ法と裏ハムラ法で、おおきな差はありませんが、切開した傷が表側にあるのか、裏側にあるのかは違いがあるでしょう。
完成までの期間
手術後の状態が安定するまでの期間も異なります。表ハムラ法の場合、おおよそ1か月程度で半分、3か月程度で7割ほど、そして半年で完成するのが一般的です。
一方裏ハムラ法は、おおよそ1か月程度で半分ほど、そして3か月~6か月で完成となります。個人差があるものの、表ハムラ法の方が状態が落ち着くまでに時間がかかる傾向があります。
起こりうる後遺症
表ハムラ法と裏ハムラ法の両方で起きる可能性のある後遺症は、以下のとおりです。
- 感染症:傷口からの感染
- 術後出血:内部の操作による出血
- 違和感(感覚障害):切開により神経が切れることで生じる感覚の違和感
- 角膜の損傷:患者様の激しい体動や開眼による角膜損傷
- 結膜下出血:白目の部分に溜まる内出血
- 下眼瞼外反:傷が治る過程で下まぶたが引っ張られ、あっかんべの状態になる
- 白目の腫れ:白目を負っている膜の腫れ
- 目ヤニの増加:一時的な目ヤニで1か月程度で落ち着く
また、表ハムラ法のみで起こる可能性のある後遺症には、以下のようなものがあります。
- 目の乾燥、閉じにくさ:皮膚を切除することで目が閉じにくくなる
- 睫毛外反:下まぶたの表面を切除するため手術前よりもまつ毛が外側を向く
上記の後遺症が残る可能性を認識したうえで、施術方法を選びましょう。
起こりうるトラブル
先述した後遺症と同様に、表ハムラ法・裏ハムラ法でトラブルが起こる可能性があることも認識しておく必要があります。各施術のトラブル例は以下のとおりです。
表ハムラ法 | 裏ハムラ法 |
・切開による傷跡が残る ・目の左右差が生じる ・まつ毛が抜ける ・たるみが残る ・目の下が窪んだ ・ゴルゴ線が消えない | ・膨らみが残る ・凹み過ぎた ・目元の左右差が生じる ・しわが増加する ・目ヤニが一時的に増加する |
上記のようなトラブルが起きた場合は、施術を受けたクリニックに相談しましょう。たとえば、表ハムラ法では「ゴルゴ線が消えない」といった状況が起こり得ますが、そもそも表ハムラ法はゴルゴ線に効果がある施術ではないため、改善は期待できないことを認識しておく必要があります。ただし、手術後に脂肪やヒアルロン酸などを注入することで、目立ちにくくすることも可能です。
各施術で起こり得るトラブルを確認し、クリニック選びの段階でトラブル時の対処法も含めて確認しておくと安心です。
表ハムラ法に向いている人
表ハムラ法と裏ハムラ法は、それぞれ改善が期待できる部分や変化するリスクのある部分が異なります。
表ハムラ法に向いている方の特徴は、以下のとおりです。
- 目の下の皮膚のたるみやしわが気になる方
- 涙袋の形や有無にこだわりがない方
- 三白眼ではない方
目の下のたるみやしわは、裏ハムラ法よりも表ハムラ法の方が、効果が期待できます。
ただし、目の下の皮膚の表面を切開するため、これまでの涙袋の形が変わってしまったと感じる可能性があります。そのため、現在の涙袋を維持したい方は施術方法の選択に注意が必要です。
また、表ハムラ法は術後組織が回復する際に収縮するため、三白眼の方は症状が悪化する可能性があります。
自身が改善したい目元の悩みや状態に応じて、施術方法を選びましょう。
裏ハムラ法に向いている人
裏ハムラ法に向いている方の特徴は、以下のとおりです。
- 目の下の皮膚のたるみや深いしわがない方
- 目立つ位置に傷をつけたくない方
- 現在の涙袋を失いたくない方
裏ハムラ法は、目の下の皮膚のたるみや深いしわには効果が期待できないため、いずれの悩みもない方に適しています。
また、表ハムラ法で生じる目の下の傷跡は薄くなるとはいえ、完全に消えることはありません。皮膚の余りがある方でも、目の下に傷を残したくないということで、裏ハムラ法を選択される方もいます。その場合には、皮膚のたるみは改善できない事をしっかりと念頭にいれて施術を受けることが大切です。
表ハムラ法・裏ハムラ法で後悔しないための対策
表ハムラ法・裏ハムラ法で後悔しないためには、以下の3つの対策を講じましょう。
- 手術実績の豊富なクリニックを選ぶ
- ダウンタイム中の注意事項を守る
- 事前カウンセリングを受ける
手術実績の豊富なクリニックを選ぶ
表ハムラ法・裏ハムラ法は、いずれも脂肪を移動させて目の下の凹みを埋めるため、眼窩脂肪が足りなければ、凹みを埋め切れずに仕上がりが凸凹になってしまう可能性があります。
そのため、それぞれの患者様に各施術が適応するかどうかを判断できる医師を選ぶ必要があります。具体的には、クリニックのホームページを確認し、自分が受けようと検討している施術の実績が多いクリニックを選びましょう。複数の医師が在籍している場合、症例写真を見比べて自分が理想とする仕上がりの医師のカウンセリングを選ぶとよいでしょう。
ダウンタイム中の注意事項を守る
ダウンタイムの過ごし方によっては、痛みや腫れ、内出血などの症状が長引く恐れがあります。そのため、医師から指示されたダウンタイム中の注意事項を守りましょう。
ダウンタイム中の注意事項の例は、以下のとおりです。
- 術後は患部を冷やす
- 血流を促進する入浴や激しい運動などは避ける
- 高い枕を使用して横になる
患部である目元を冷やすことで、炎症が治まりやすくなります。患部は濡れないように注意し、保冷剤などをタオルに包んで患部に優しく当てましょう。
また、湯船につかったり激しい運動をしたりすると血流が促進されるため、腫れや内出血が長引く恐れがあります。そのため、術後1か月程度は控えて安静に過ごしましょう。
事前カウンセリングを受ける
目元の悩みによって適応になる施術は異なります。たとえば、目の下のたるみが気になっているにもかかわらず裏ハムラ法を受けてしまうと、思うような効果は得られません。
また、年齢や目元の状態によっても適した施術は異なります。たとえば、60代以上の方でほうれい線にも悩みがある場合、裏ハムラ法だけでなくミッドフェイスリフトの追加も必要になる可能性があります。施術前にカウンセリングを受け、自分が抱えている悩みを医師に相談したうえで、施術方法を検討しましょう。
当院では、表ハムラ法(下眼瞼除皺術)や裏ハムラ法、ミッドフェイスリフト、下眼瞼脱脂など、さまざまな施術に対応しております。
カウンセラーがお悩みや希望をお伺いしたうえで医師が内容を精査し、お悩みを改善するための施術を提案いたします。ぜひ、お気軽にご相談ください。
Rosa Beauty Clinicーローザビューティークリニック― 美容整形・美容外科・美容皮膚科
表ハムラ法と裏ハムラ法に関してよくある3つの質問
表ハムラ法と裏ハムラ法に関してよくある質問は、以下の3つです。
- 質問1.表ハムラ法・裏ハムラ法を受けられない人はどのような人ですか?
- 質問2.裏ハムラ法は10年後も効果は続きますか?
- 質問3.50代以上の場合、表ハムラ法と裏ハムラ法のどちらがおすすめですか?
質問1.表ハムラ法・裏ハムラ法を受けられない人はどのような人ですか?
下眼瞼脱脂を過去に受けている方は、表ハムラ法や裏ハムラ法は受けられない可能性があります。
下眼瞼脱脂は、目の下の眼窩脂肪を切除して膨らみを改善する施術です。一度切除した脂肪は二度と戻らないため、表ハムラ法や裏ハムラ法を受けようとしても、再配置する眼窩脂肪が足りずに施術が受けられない可能性があります。
質問2.裏ハムラ法は10年後も効果は続きますか?
裏ハムラ法を受けたとしても、加齢によって眼窩脂肪が重力に従って降りてきてしまうため、その時々で必要な量の脂肪を配置する必要があります。
Rosa Beauty Clinicでは、当院で表ハムラ法・裏ハムラ法を受けた方を対象に、リーズナブルな価格で眼窩脂肪の減量調整を承っています。また、加齢による皮膚のたるみの場合は、皮膚切除が必要になることを認識しておきましょう。
質問3.50代以上の場合、表ハムラ法と裏ハムラ法のどちらがおすすめですか?
50代以上で目の下のたるみやしわが目立つ場合は、表ハムラ法が適している可能性があります。
ただし、皮膚のゆるみが少なければ、皮膚を切開せずに手術した方が自然になるケースもあります。医師のカウンセリングを受け、目元の状態を直接確認してもらったうえで施術方法を決めましょう。
まとめ
表ハムラ法と裏ハムラ法には多くの違いがあり、皮膚のたるみ・しわへの効果だけでなく、切開する位置や涙袋の変化、ダウンタイムの長さなどさまざまです。
本記事を参考に、表ハムラ法と裏ハムラ法の違いを理解したうえで、実際に受ける施術を決めましょう。また、年齢や目元の状態、希望する目元のイメージによって適した施術は異なります。表ハムラ法や裏ハムラ法だけでなく、下眼瞼脱脂や脂肪注入、ミッドフェイスリフトなど、目元の手術経験豊富な医師のもとでカウンセリングを受けましょう。
Rosa Beauty Clinicは、美容外科学会認定医(JSAS)が「本気の美容医療」を提供しています。下眼瞼脱脂・裏ハムラ法・表ハムラ法・脂肪注入・ミッドフェイスリフトなど複数の施術をご提供しているため、患者様に適応した施術のご提案が可能です。
以下ぺージで、当院の表ハムラ法と裏ハムラ法を紹介しているため、ぜひあわせてご覧ください。
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