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裏ハムラ法のデメリット7つを徹底解説!下眼瞼脱脂・表ハムラ法との違いも紹介

二重・目元の手術

投稿⽇:2024.09.27  最終更新⽇:2024.10.03

裏ハムラ法にどのようなデメリットがあるか知りたい」

「デメリットを踏まえたうえで、どの目元施術を受けるか判断したい」

目元のクマなどを解消するために裏ハムラ法を検討されている方のなかには、上記のような悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。

裏ハムラ法には「改善できるクマの種類が限られている」「脱脂と比べるとダウンタイムが長い」などのデメリットがあります。そのため、デメリットを知ったうえで施術を受けるかどうかを判断する必要があります。

本記事では、裏ハムラ法の7つのデメリットを中心に解説します。

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土屋雄登医師 | 美容外科・皮膚科 Rosa Beauty Clinic 名古屋院⻑

コンプレックスを抱えていた幼少期をきっかけに美容外科医になるも、美容業界の悪しき闇や現実を知る。『本気の美容医療』を正直に提供するために名古屋駅前に開院。
幼少期からクラッシック音楽、絵画等あらゆる美の文化に精通している。
韓国へ頻回に赴き技術研鑽を続ける。リフトアップ施術、目元施術、クマ施術、鼻施術、等すべてを高いレベルで提供する。

資格: アラガン認定医、美容外科学会認定医(JSAS)、韓国糸リフト・目元・鼻整形ディプロマ

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裏ハムラ法のデメリット7つ

裏ハムラ法には以下のようなデメリットがあります。

  • 目の下のたるみは改善できない
  • 改善できるクマの種類が限られている
  • 施術後にトラブルが起きる可能性がある
  • 施術後に後遺症が残る可能性がある
  • 脱脂と比べるとダウンタイムが長い
  • 眼窩脂肪が少ないと施術を受けられない可能性がある
  • 施術の難易度が高く医師に高い技術力が求められる

目の下のたるみは改善できない

目の下のたるみを改善するには、余った皮膚を切除して引き上げる必要があります。しかし裏ハムラ法は、下まぶたにある眼窩脂肪を移動させて目の下の膨らみ・クマを改善する施術のため、目の下のたるみやシワへの効果は期待できません。

目の下のたるみ・シワが気になる場合、たるんだ眼輪筋を引き上げるとともに余った皮膚を切除する「表ハムラ法(下眼瞼除皺術)」の適応になる可能性があります。

改善できるクマの種類が限られている

裏ハムラ法は、目の下の眼窩脂肪による膨らみが影を目立たせることで生じる「影クマ(黒クマ)」のみ改善が期待できます。そのため、目の下が茶色く色素沈着を起こしている「茶クマ」や、皮膚の下にある静脈や筋肉が透けている「青クマ」などの改善は難しい点に注意が必要です。

茶クマの場合は「レーザー治療」や「ハイドロキノン」などの施術が有効であり、青クマの場合は「脂肪注入」や「PRP療法」などで改善できる可能性があります。影クマでない方が裏ハムラ法を受けてもクマは改善しないため、自身のクマの種類に応じて受ける施術を選ぶことが重要です。

目周りには裏ハムラ法だけでなく、下眼瞼脱脂、脂肪注入、表ハムラ法、ミッドフェイスリフトとたくさんの種類の施術があります。1つの施術しかできない医師ではなく、全ての施術を網羅的に行える医師を探して、診察を受けましょう。

以下の記事では、裏ハムラ法でのクマ取りについて詳しく解説しています。ほかのクマ取り施術との違いも解説しているため、裏ハムラ法でのクマ取りを検討されている方はぜひご覧ください。

施術後にトラブルが起きる可能性がある

裏ハムラ法の施術後には、以下のようなトラブルが起きる可能性がある点もデメリットです。

  • 膨らみが残る
  • 凹み過ぎた
  • 目元の左右差が生じる
  • しわが増加する
  • 目ヤニが一時的に増加する

補足として、眼窩脂肪の膨らみ具合・皮膚のたるみには、もともと左右差があります。そのため、完全な左右対称にすることは難しい点を認識しておく必要があります。

また、施術後に凹み過ぎたと感じたとしても、3か月程度で落ち着いていく傾向があります。施術から時間が経っても気になる場合、脂肪やヒアルロン酸を注入して改善する方法もあります。

施術後のトラブルが不安な場合は、裏ハムラ法を受けるクリニックを選ぶ段階で、トラブルが起きた際にどのように対応してもらえるかを確認し、信頼できるクリニックで施術を受けましょう。

施術後に後遺症が残る可能性がある

裏ハムラ法の施術後には、以下のような後遺症が残る可能性があります。

  • 下眼瞼外反
  • 角膜の損傷
  • 感覚障害

以下の記事では、上記の後遺症についても解説しているため、ぜひあわせてご覧ください。

脱脂と比べるとダウンタイムが長い

クマ取りの施術として、裏ハムラ法と比べられることの多い「下眼瞼脱脂」と比べると、裏ハムラ法の方が痛み・内出血・腫れなどの症状が長引く傾向がある点もデメリットであると言えます。

下眼瞼脱脂のダウンタイムは2週間~1か月程度であり、3か月程度で状態が落ち着いて完成するのが一般的です。剥離範囲は狭く、眼窩脂肪を切除するため、腫れが目立ちにくいのが特徴です。

一方、裏ハムラ法のダウンタイムは2週間~2か月程度であり、完成するまで3か月~6か月程度かかります。ティアトラフの原因となっている眼窩頬部靭帯(ORL)や眼輪筋などを剥離・切除するため剥離範囲が広く、基本的に眼窩脂肪は切除しないため、ボリュームが増減しないことから腫れが目立ちやすいのが特徴です。

眼窩脂肪が少ないと施術を受けられない可能性がある

裏ハムラ法は、目の下にある脂肪を活用してクマを改善するため、そもそも脂肪自体が少ない場合は施術を受けられない可能性があります。

たとえば、過去に下眼瞼脱脂で眼窩脂肪を大量に切除している方の場合、切除した脂肪は再生しないため、再配置できる脂肪の量が足りずに裏ハムラ法が受けられないケースもあります。

そのため、裏ハムラ法や下眼瞼脱脂などの施術を検討している方は、複数の目元施術に対応できる医師のカウンセリングを受け、適応を判断してもらったうえで施術を選ぶことが大切です。

施術の難易度が高く医師に高い技術力が求められる

裏ハムラ法は、下まぶたの裏側である結膜側を切開したうえで脂肪を移動させます。術野が狭いため難易度が高く、医師には高度な技術と正確な手術操作が求められます。

裏ハムラ法で脂肪の移動や靭帯の剥離が不十分だった場合には再手術をする必要があります。

人の組織は一度手術をすると、その部位には必ず瘢痕組織が作られます。手術の技術が拙い医師が施術をすると、無駄な部位まで傷をつけてしまうため、その瘢痕組織の範囲が広くなります。そのような醜状瘢痕状態になっている場合には再手術は難しいでしょう。

従って、最初から裏ハムラ法の実績豊富な医師に施術をしてもらう事が重要です。

瘢痕がひどい状態でも、技術のある医師であれば、「眼窩脂肪の減量」や、「脂肪やヒアルロン酸注入」で現在の状況を改善できることもあるため、一度相談をしてみるとよいでしょう。

Rosa Beauty Clinicでは、美容外科学会認定医(JSAS)が裏ハムラ法をはじめとする複数の目元施術を提供しております。許可をいただける場合は都度写真を撮影させていただき、効果を確認しながら完全オーダーメイドの治療を提供しております。

裏ハムラ法のメリット7つ

裏ハムラ法には先述したデメリットがある一方で、以下のようなメリットもあります。

  • 眼窩脂肪を取りすぎるリスクを回避できる
  • 目立つ位置に傷跡が残らない
  • 眼窩脂肪が定着しやすい
  • 目の下の膨らみ・凹みが同時に解消できる
  • 下眼瞼外反になるリスクが比較的低い
  • 涙袋の形が変化しない
  • 完成までの期間が表ハムラ法より短い

眼窩脂肪を取りすぎるリスクを回避できる

裏ハムラ法、体内にある眼窩脂肪を切除せずに活用し、目の下の膨らみ・クマを改善します。そのため、下眼瞼脱脂で起こり得る眼窩脂肪を取りすぎてしまうリスクを回避できます。

脂肪を取りすぎてしまうと目が窪み「目が小さくなった」「以前よりも不自然な印象になった」などと感じるケースもあります。そのため、下眼瞼脱脂で起こり得るリスクを回避しつつ、目元の悩みを解消できるのが裏ハムラ法のメリットです。

目立つ位置に傷跡が残らない

裏ハムラ法は、目に見える位置に傷跡が残らない点がメリットです。

たとえば表ハムラ法の場合、目の下の表面の皮膚を切開します。時間が経つにつれて傷跡は目立ちにくくなるものの、完全に消えることはなく、白い切開線が薄く残ります。

一方、裏ハムラ法は下まぶたの裏側を切開することから、傷跡は結膜側に残るため、表面の目立つ位置に傷跡が残ることはありません。

眼窩脂肪が定着しやすい

裏ハムラ法では血の通った体内の脂肪を移動させるため、脂肪が定着しやすいのも特徴です。

体内の脂肪を採取して活用する脂肪注入の場合、もともと体内にある脂肪を使用するものの、体質・年齢・生活によって吸収率に個人差があります。また、ヒアルロン酸の場合も、注入後に拒絶反応が出てしまい、注入部位が腫れるケースもあります。

その点裏ハムラ法では、脂肪やヒアルロン酸などの注入で起こり得るリスクが低減でき、脂肪の定着に関する不安なく施術できる点がメリットです。

目の下の膨らみ・凹みが同時に解消できる

裏ハムラ法は、目元の凹みに眼窩脂肪を移動させて埋めるため、目の下の膨らみ・凹みを同時に解消できるのもメリットです。

たとえば下眼瞼脱脂の場合、目の下の凹みの原因である「ティアトラフ」は改善できません。そのため、ティアトラフが原因となって目の下のクマが目立っている場合は、下眼瞼脱脂の適応外となります。

一方裏ハムラ法は、眼窩脂肪を凹み(ティアトラフ)に移動させて目の下をフラットにできます。下眼瞼脱脂では対応できないクマの改善も目指せる点が、裏ハムラ法のメリットです。

下眼瞼外反になるリスクが比較的低い

裏ハムラ法の後遺症として「下眼瞼外反」になる可能性はあるものの、表ハムラ法と異なり皮膚は切除しないため、リスクは低いと言えます。

裏ハムラ法で下眼瞼外反になるのは、医師の手術操作が未熟だったことで、脂肪を移動する際に引っ張りすぎてしまうような施術が要因で起こることが考えられます。そのため、裏ハムラ法の実績が豊富な医師に施術してもらうことで、下眼瞼外反のリスクを最大限減らすことが可能です。

涙袋の形が変化しない

裏ハムラ法の場合、現在の涙袋の形が変化しない点もメリットです。たとえば表ハムラ法の場合、涙袋を形成する筋肉や皮膚などを処理するため、形が変わったり消失したりするリスクがあります。

一方裏ハムラ法は、目元の表面の皮膚を処理しないため、基本的には涙袋への影響はありません。ただし、実績が少なく技術が未熟な医師が施術した場合、眼輪筋を傷つけてしまうことで、裏ハムラ法であっても涙袋の形が変わってしまう可能性があります。そのため、涙袋を現在のまま維持したい方は、熟練の医師による施術を受けましょう。

完成までの期間が表ハムラ法より短い

完成までの期間が表ハムラ法より短いのも、裏ハムラ法の特徴です。

表ハムラ法の場合、完成まで6か月~1年程度かかるのが一般的です。一方裏ハムラ法は、3か月~6か月程度で状態が安定します。場合によっては、完成までの期間が表ハムラ法の方が半年程度長引くケースもあるため、この期間を考慮したうえで施術を選ぶ必要があるでしょう。

ほかの目元施術との違い

ここからは、裏ハムラ法と同じく目元の悩みへの効果が期待できる「下眼瞼脱脂」や「表ハムラ法」との違いを解説します。

下眼瞼脱脂との違い

裏ハムラ法と下眼瞼脱脂には、以下4つの違いがあります。

裏ハムラ法下眼瞼脱脂
脂肪切除の有無なしあり
ダウンタイム1か月~2か月2週間~1か月
完成までの期間3か月~6か月程度3か月程度
抜糸の有無2・3日後に抜糸なし

以下の記事では、裏ハムラ法と下眼瞼脱脂の違いをさらに詳しく解説しています。各施術のメリット・デメリットも紹介しているため、ぜひあわせてご覧ください。

表ハムラ法との違い

裏ハムラ法と表ハムラ法には、以下4つの違いがあります。

裏ハムラ法表ハムラ法
傷跡が残る位置下まぶたの裏側下まぶたの表側
完成までの期間3か月~6か月程度6か月~1年程度
抜糸までの期間2・3日後に抜糸5~7日後に抜糸
涙袋が変化する可能性なしあり

以下の記事では、裏ハムラ法と表ハムラ法の違いをさらに詳しく解説しています。各施術に向いている方の特徴も紹介しているため、ぜひあわせてご覧ください。

裏ハムラ法のデメリットに関してよくある3つの質問

裏ハムラ法のデメリットに関してよくある質問は以下の3つです。

  • 質問1.裏ハムラ法の効果は10年後も続きますか?
  • 質問2.裏ハムラ法に向いているのはどのような人ですか?
  • 質問3.裏ハムラ法の失敗事例にはどのようなケースがありますか?

質問1.裏ハムラ法の効果は10年後も続きますか?

加齢に伴って眼窩脂肪が降りてきてしまうため、そのときの状態に応じて脂肪を再配置する必要があります。

Rosa Beauty Clinicでは、当院で裏ハムラ法を受けた方を対象に、施術から何年後でもリーズナブルな価格で減量調整をおこなっております。そのため、将来的な再発に不安がある方でも安心してお受けいただけます。

質問2.裏ハムラ法に向いているのはどのような人ですか?

裏ハムラ法に向いているのは以下のような方です。

  • 影クマ(黒クマ)を改善したい方
  • 目元のたるみ・しわが少ない方

影クマは目元の眼窩脂肪の突出が原因のため、脂肪を用いて凹みを埋める裏ハムラ法での改善が期待できます。

また、裏ハムラ法は皮膚の余りを切除しないことから、しわ・たるみには効果がありません。そのため、しわ・たるみが少ないものの、目の下の膨らみ・クマが気になる方にも適しています。

質問3.裏ハムラ法の失敗事例にはどのようなケースがありますか?

裏ハムラ法の失敗事例には以下のようなケースがあります。

  • 目の下が凹み過ぎた
  • 仕上がりが凸凹している
  • 皮膚のたるみが残っている
  • しわが増えた
  • しこりができた
  • くまが残っている
  • 想定よりもダウンタイムが長引いた
  • 合併症が起きた
  • 後遺症が残った

以下の記事では、上記の失敗事例ごとの対処法を紹介しています。失敗しないためのポイントも解説しているため、ぜひあわせてご覧ください。

まとめ

裏ハムラ法にはデメリットがある一方で、「目立つ位置に傷が残らない」「目元の膨らみ・凹みが同時に解消できる」などのメリットもあります。下眼瞼脱脂や表ハムラ法などの施術とも比較し、自身の悩みが解決できる目元施術を選びましょう。

Rosa Beauty Clinicは、あなたのお悩みを改善するための施術を、メリット・デメリットを踏まえて提案しております。裏ハムラ法以外にも、下眼瞼脱脂・表ハムラ法・脂肪注入・ミッドフェイスリフトなど複数の施術をご提供しており、患者様に適応した施術のご提案が可能です。

以下のぺージで当院の裏ハムラ法を紹介しているため、ぜひあわせてご覧ください。

下眼瞼脱脂術(+脂肪注入)/ 裏ハムラ法

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