裏ハムラ法でしこりはできる？対処法や後悔しないポイントを紹介

裏ハムラ法を検討している方の中には、施術後に「しこり」ができると聞いて、不安になっている方もいるかもしれません。

そこで当記事では、裏ハムラ法で本当にしこりができるのか、施術を後悔しないためのポイントなどを詳しく紹介します。

裏ハムラ法でしこりはできる？

裏ハムラ法では、施術後に一時的にしこりができる可能性があります。しかし、しこりは自然に消失することが多いため、心配しすぎることはありません。

ここでは、しこりが消失するまでの期間や、消えない場合の対処法について見ていきましょう。

裏ハムラ法はしこりができにくい施術

裏ハムラ法は、別名【切らない目の下の脂肪移動術】とも呼ばれています。下まぶたの裏側を1～2㎝ほど切開し、そこから眼窩骨という目が入っている骨の縁についている眼輪筋や靭帯を剥離し、その剥離した筋肉や靭帯の下に眼窩脂肪を敷き込むように移動させる施術です。

裏ハムラ法は、眼窩脂肪を切除して移動させるわけではなく、血管が豊富についた状態で、文字通り、移動させる施術になります。従って、別の場所から脂肪を採取して注入する脂肪注入と比較して圧倒的にしこりのリスクが少ないです。

しかし、人間は怪我をすれば必ず治癒する過程を通ります。

その過程で一時的に傷が硬くなってしこりと感じてしまう事は裏ハムラでも起こります。

しこりはいつまでできる？

裏ハムラ法の施術後にできたしこりは、数ヶ月で目立たなくなります。裏ハムラ法は完成までに3ヶ月〜6ヶ月程度かかるため、施術後すぐにしこりが気になる場合は、様子を見ましょう。

しこりが消えないときの対処法

半年以上しこりが消えない場合や、見た目でしこりによる凹凸がわかる場合は、自然な経過でない可能性も考えられます。その場合は、施術を受けたクリニックで相談し、対応を検討しましょう。

また、手術前に成長因子の注射FGF等を注入していると、元々しこりになっている場合があります。術前にしっかりと医師の診察を受けましょう。

しこりができている場所が炎症や感染を引き起こし、痛みや腫れなどの症状が気になる場合は、しこりの摘出手術や抗生剤の処方を行います。

裏ハムラ法でしこり以外に起こりうるトラブル

しこり以外にも、裏ハムラ法では以下のトラブルが起こる可能性があります。

• ふくらみが残った
• 目の下が凹みすぎた
• 左右差ができた
• シワが増えた
• 目やにが増加した

これらのトラブルについて詳しく見ていきましょう。

ふくらみが残った

裏ハムラ法の施術後に、ふくらみが残ったと感じる場合があります。

残ったふくらみの原因が筋肉や皮膚の場合、施術を受けても変化がすくないと感じる場合があります。

皮膚のたるみがふくらみの原因になっている場合は、表ハムラ法（下眼瞼除皺術）のほうが適応の可能性があります。

目の下が凹みすぎた

裏ハムラ法では脂肪の切除はせずに移動させるので、目の下が過剰に凹むことは考えにくいです。

しかし、一部のクリニックでは裏ハムラ法を行うと言っておきながら、脱脂の施術を行うクリニックもあるようなので、注意が必要です。

症例写真をしっかりと見たり、話を聞いたりして偽ハムラ法をしない医師に依頼しましょう。

左右差ができた

施術後に左右差ができたと感じることがあります。元々脂肪のふくらみには左右差があり、皮膚のたるみにも左右差があります。

施術をしても、完全な左右対称にはできない点に注意しましょう。

シワが増えた

裏ハムラ法は脂肪を切除しないため、大きくシワが増える事は少ないです。しかし、脂肪を移動させることによって、シワの部位も移動することは考えられます。

また、加齢に伴ってシワは増えていくものでもあるので、ちりめんジワが気になる場合にはボトックスや美容注射等を検討しましょう。

また、元々皮膚の余りが多い方は、表ハムラ法（下眼瞼除皺術）が適応になる事があります。

目やにが増加した

施術後、一時的に目やにが増えることがあります。

目やには約1ヶ月程度で元の状態に落ち着くことが多いため、時間の経過を待ちましょう。

しこりのリスクを避けるためのクリニックの選び方

裏ハムラ法によるしこりやその他のリスクを避けるためには、クリニックを慎重に選ぶ必要があります。裏ハムラ法を受ける際に気をつけたいポイントは以下の3つです。

• 裏ハムラ法が適応か確認する
• 技術力のある医師の施術を受ける
• ダウンタイム中は安静に過ごす

それぞれのポイントについて、下記で詳しく説明します。

裏ハムラ法が適応か確認する

自分の症状が裏ハムラ法で解決するかどうか、カウンセリングで医師によく相談しましょう。適応ではない方が裏ハムラ法を受けても、症状が改善しない可能性があります。裏ハムラ法が適応になるのは、以下に当てはまる方です。

• 目の下のたるみやシワが少ない方
• 影クマを改善したい方

裏ハムラ法では目の下のたるみやシワは改善できません。そのため、目の下のふくらみの原因が眼窩脂肪によるものか、たるみによるものなのかを慎重に見極める必要があります。

また、裏ハムラ法では目の下の脂肪が影になることによる「影クマ」の改善は期待できますが、血行不良が原因の「青クマ」や、色素沈着による「茶クマ」の改善はできません。自分のクマの原因が何によるものなのかも、医師に判断してもらう必要があります。

技術力のある医師の施術を受ける

裏ハムラ法は下まぶたの裏側で行う術野の狭い施術のため、医師の高い技術力が求められます。経験が浅い医師の場合、脂肪を移動する位置の判断を誤ったり、脂肪を引っ張りすぎたりする可能性もあるでしょう。

技術力の低い医師の施術を受けた場合、ダウンタイムが長引いたり、感染症のリスクが上がったりなどの可能性もあります。

クリニックでカウンセリングを受け、医師との相性や症例を確認することが重要です。

ダウンタイム中は安静に過ごす

裏ハムラのダウンタイム中は、できるだけ安静に過ごしましょう。クリニックからダウンタイム中の注意事項を伝えられるので、必ず守るようにしてください。

施術後数日間は腫れを落ち着かせるために目元を冷やす、枕を高くする、血行を良くする行動を控えるなどの点に気をつける必要があります。

ダウンタイム中に激しい運動をしたり飲酒をしたりすると血行が良くなり、腫れや赤みの症状が悪化しやすいです。施術後に仕事や学校に行くことはできますが、できるだけ安静に過ごすように心がけてください。

裏ハムラ法以外のクマ取り施術

クマを改善したい場合には、裏ハムラ法以外の施術も適応になる可能性があります。裏ハムラ法以外のクマ取り施術には、以下の2つが挙げられます。

• 表ハムラ法
• 下眼瞼脱脂

それぞれの施術内容について詳しく見ていきましょう。

表ハムラ法

表ハムラ法とは、下眼瞼除皺術とも呼ばれています。下まつげのすぐ下を切開し、そこから眼窩骨という目が入っている骨の縁についている眼輪筋や靭帯を剥離し、その剥離した筋肉や靭帯の下に眼窩脂肪を敷き込むように移動させます。その後、余った皮膚を取り除き、最後には残った皮膚と筋肉を目尻側の骨膜という組織に縫い付ける施術です。

表ハムラ法を行うことで「眼窩脂肪の膨らみ」と、その下の靭帯の引き込みによって作られる凹みである「ティアトラフ」、さらに目の下の余ってしまった皮膚によってできる「チリメンジワ」を同時に改善できます。

ただし、裏ハムラ法とは違い、皮膚の表面を切開するため、傷が残る可能性があります。また、眼輪筋の切除が必要なため、涙袋がなくなったり、目立ちにくくなったりするリスクがあるでしょう。

Rosa Beauty Clinicの表ハムラ法では、涙袋の成分である、『瞼板前眼輪筋』は切除せずしっかりと残し、さらに『瞼板前眼輪筋』を引き締めるように縫合するテクニックを用いるため、涙袋の形はやや変化しますが、なくなることはありません。

下眼瞼除皺術（表ハムラ法） | RosaBeautyClinic（ローザビューティークリニック）

下眼瞼脱脂

下眼瞼脱脂とは、別名【目の下の脂肪取り】や【切らない目の下の膨らみ取り】とも呼ばれています。下まぶたの裏側を1〜2cmほど切開し、余分な眼窩脂肪を切除する施術です。

眼窩脂肪は眼輪筋や靭帯の緩みで突出してくるため、いわゆる影くまが強調されてしまいます。影くまは疲れ目や老けた印象を与えてしまいます。下眼瞼脱脂を行うことで「眼窩脂肪の膨らみ」である影くまを軽減させられます。

ただし、一度切除した脂肪は再度増えることはありません。脂肪を取りすぎると目が窪んで小さく見えることがあります。また、目の下の凹みである「ティアトラフ」は改善できない点にも注意しましょう。

下眼瞼脱脂術（クマ取り） | RosaBeautyClinic（ローザビューティークリニック）

まとめ

裏ハムラ法では、眼窩脂肪が組織に定着する前に、一時的にしこりができる可能性があります。しこりができたと感じた場合でも徐々に改善する可能性が高いため、半年程度様子を見ましょう。

半年以上しこりが消えない場合や、見た目でしこりがわかる場合は、通常の経過ではない可能性があるため、クリニックに相談してください。

Rosa Beauty Clinicは、多数の症例数を持つ医師が「本気の美容医療」を提供しているクリニックです。裏ハムラ法の適応の有無を丁寧に判断し、確かな技術を持つ医師が施術を行っておりますので、安心してご相談ください。

裏ハムラ法（脂肪移動術） | 名古屋駅近の美容整形・目元施術ならローザへ