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糸リフトの効果とリスク:糸リフトをすると将来たるむ!?

リフト・輪郭・小顔の手術

投稿⽇:2024.08.02  最終更新⽇:2024.08.09

糸リフトは即効性のあるリフトアップ施術として注目されていますが、その効果と将来にわたるリスクについては賛否両論があります。

本記事では、糸リフトの基本情報、効果の持続性、将来のリスクと共に、安全な治療法を選ぶポイントについて詳しく解説します。

この記事を書いた人

土屋雄登医師の写真

⼟屋 雄登 | Rosa Beauty Clinic 院⻑

コンプレックスを抱えていた幼少期をきっかけに医学部を卒業し美容外科医になるも、美容業界の現実を知る。理想の美容医療を提供するために開院。幼少期からクラッシック音楽、絵画等あらゆる芸術にも精通している。”自分の人生の時間をかけて誰かを綺麗にできることが私の幸せ”と。

資格: アラガン認定医、美容外科学会認定医(JSAS)、韓国糸リフト・目元・鼻整形ディプロマ

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糸リフトの歴史と背景

糸リフトは、近年注目を集めている美容施術ですが、その歴史は意外にも古く、1990年代に韓国で開発された技術が起源とされています。当初は、顔面のリフトアップだけでなく、乳房の垂れ下がりや腹部弛緩などの改善にも使用されていました。

しかし、初期の糸は、体内に吸収されない素材で作られており、糸が皮膚に食い込んだり、露出したりするなどのトラブルが報告されるケースもありました。その後、医療技術の進歩により、生体吸収性の高い素材や、より安全な糸の設計が開発され、糸リフトは進化を遂げてきました。

特に、2000年代後半以降は、従来の糸よりも細く、柔軟性のある糸が開発され、より自然なリフトアップ効果が得られるようになり、美容業界で広く普及するようになりました。

糸リフトの普及とともに、さまざまな種類の糸や施術方法が開発されてきました。従来の糸は、主に顔面のリフトアップを目的としていましたが、近年では、顎下や額など、より広範囲の部位に適用できる糸が開発されています。また、糸の種類によっても、リフトアップ効果や持続期間、安全性などが異なっており、患者さんのニーズに合わせて適切な糸を選択することが重要です。

糸リフトは、美容医療技術の進歩により、より安全で効果的な施術へと進化を続けています。しかし、糸リフトはあくまでも手術であり、リスクがあります。そのため、施術を受ける際には、信頼できる医師とクリニックを選び、十分なカウンセリングを受けることが重要です。

糸リフトの基本情報

糸リフトとは?

糸リフトは、皮膚の下に特殊な糸を挿入し、たるんだ肌を引き上げる施術です。この施術は、即効性のあるリフトアップ効果を得られることが特長です。糸リフトは、顔だけでなく、顎下や額など様々な部位に挿入可能です。

糸リフトの種類

糸リフトには、吸収糸と非吸収糸の2種類があります。吸収糸は、体内に吸収される素材で、時間とともに徐々に分解されていきます。一方、非吸収糸は、体内に残る素材で、吸収糸よりは効果が持続するとされています。吸収糸は、コラーゲン生成を促進し、肌のハリや弾力を改善する効果が期待できます。非吸収糸は、より強いリフトアップ効果が期待できますが、体内に残るため、将来的な感染や炎症、糸の露出等トラブルのリスクも考慮する必要があります。

糸リフトの施術方法

糸リフトの施術は、局所麻酔を施した後に、糸を挿入し、皮膚を引き上げるというプロセスで行われます。施術時間は、使用する糸の種類や部位によって異なりますが、約30分〜1時間程度です。施術後、数日は腫れや内出血などが起こることがありますが、通常は1,2週間で落ち着きます。

糸リフトの効果と持続期間

短期的な効果

糸リフトの短期的な効果は、即時にリフトアップ効果が見られることです。施術直後から肌が引き締まり、リフトアップ効果を実感できます。また、糸が皮膚を支えることで、肌のたるみを改善し、顔の輪郭をシャープに見せる効果も期待できます。ただ、人の目でしっかりと認識できるリフトアップ期間はおおよそ3~6か月となります。

中・長期的な効果

中期的には、糸がコラーゲン生成を促進し、肌の質感と弾力が改善されます。この効果は約6ヶ月〜1年半程度続きます。コラーゲンは、肌のハリや弾力を保つために重要な成分です。糸リフトによってコラーゲン生成が促進されることで、肌の質感が向上し、より若々しい印象になります。

より詳しい原理はこちら

糸リフトのリスクと副作用

将来的なたるみのリスク

まず、糸リフトをすることによって、たるみがより増えるという事はありません。

しかし、糸リフトを受けても加齢に伴うたるみを完全に無効化することはできません。ある研究では、糸リフト後1年経った後にも数ミリ程度リフトアップ効果が持続しているという研究もあります。

したがって、糸リフトを行う事は、すでにたるんでしまった皮膚を治すという効果はなく、

「糸リフトを行う事によって、できるだけたるむ前に、老化を抑制・食い止めることでアンチエイジングをする」

というのが糸リフトへの正しい認識になります。1度きりの施術というよりは、定期的に行ってメンテナンスをしていくというような施術になります。

感染症のリスク

施術中に皮膚に小さな穴を開けるため、感染症のリスクがあります。消毒や術後のケアが重要です。糸リフトは、皮膚に小さな穴を開ける施術であるため、感染症のリスクがあります。施術前には、医師から丁寧に説明を受け、施術後のケアについてもしっかりと確認しましょう。感染が起こった場合には、挿入した糸の抜糸をする場合もあります。

合併症のリスク

術後の腫れや内出血、糸が見えるか触れることがあるなど、合併症のリスクがあります。必ず信頼できる医師のもとで施術を受けることが必要です。糸リフトは、比較的安全な施術ですが、合併症のリスクはゼロではありません。施術を受ける前に、医師にリスクや副作用について詳しく説明してもらい、納得した上で施術を受けるようにしましょう。

安全な治療を選ぶポイント

信頼性の高いクリニックを選ぶ

実績や評判を調べ、信頼できるクリニックを選ぶことが重要です。複数のクリニックを比較検討するのも良いでしょう。糸リフトは、医師の技術や経験が非常に重要な施術です。実績や評判の良いクリニックを選ぶことで、安全で効果的な施術を受けられる可能性が高まります。

医師の技術を確認

糸リフトは医師の技術に大きく依存するため、豊富な経験と技術を持つ医師を選ぶことが重要です。医師の経歴や専門分野、症例数などを確認し、信頼できる医師を選びましょう。

→当院の糸リフトの症例

施術前後のケア

施術前にはしっかりとカウンセリングを受け、施術後のケアも重要です。正しいケアが効果を持続させる鍵となります。施術を受ける前に、医師に自分の肌の状態や希望などを詳しく伝え、適切な施術を受けられるようにしましょう。施術後は、医師の指示に従って、丁寧にケアを行うことが大切です。

他の治療法と比較

フェイスリフトとの比較

フェイスリフトは糸リフトよりも侵襲的な手術ですが、長期的な効果を得ることができます。フェイスリフトは、皮膚を切開して引き上げる手術です。糸リフトよりも効果が長く持続しますが、ダウンタイムが長く、手術後の傷跡が必ず少しは残ります。

切開フェイスリフト

HIFU(ハイフ)との比較

HIFU(ハイフ)は、超音波を用いて肌の深層部を刺激し、タイトニング効果をもたらす治療法です。糸リフトと同様に非侵襲的ですが、効果の持続期間は糸リフトには及びません。HIFUは、糸リフトよりもダウンタイムが短く、痛みも少ないというメリットがあります。糸リフトで線状にリフトアップをおこない、その間をHIFUでタイトニングさせるという組み合わせの治療がとても有効です。

HIFU

ボトックスとの比較

ボトックスは筋肉をリラックスさせ、しわやたるみを軽減するための治療法です。糸リフトよりもダウンタイムが短く、即効性がありますが、3-4か月に一度定期的に行っていく必要があります。ボトックスは、主に表情筋の動きによってできる表情ジワを改善する効果があります。広頚筋のボトックスを打つことによって、フェイスラインの引っ張りを解除することにより、皮膚のたるみを予防することができるので、予防にはとても有効です。

ボトックス

まとめ

糸リフトは即効性のあるリフトアップ施術であり、また、コラーゲンやエラスチンの産生によりたるみ予防になります。

将来的なたるみリスクは、人は誰しも必ず皮膚が伸びたるんでいくので、それをできるだけ食い止めてアンチエイジングをしていくというのが糸リフトの利用法です。

信頼できる医師とクリニックを選び、施術前後のケアを徹底することで、安全で満足のいく結果を得ることができます。他の治療法と比較し、自分に最適な選択をしましょう。

Rosa Beauty Clinicは、多数の症例数を持つ医師が「本気の美容医療」を提供しているクリニックです。適応の有無や糸の種類、本数、デザインをしっかりと判断したうえで施術いたします。メリット・デメリットもしっかりとご説明し、ご納得いただいたうえで施術をお受け頂けます。

糸リフト症例写真

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