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単純に見えて奥が深い糸リフトについてのお話③

美容外科リフト・輪郭・小顔

2022.09.26

本日も前回の続きです。どうして糸リフトをすると、コラーゲンができるのか、たるみの防止になるのかについてお話をしようと思います。

こんにちは。土屋です。
前回に引き続き、今回も糸リフトについてお話しようと思います。
今日はなぜ、糸リフトがおススメされて、そしてたるみの予防となるのかについてです。

糸リフトの説明をどこかのクリニックで受けられたことがある方はわりとどこでも、糸リフトをするとコラーゲンが増えるよと言われたことはあると思います。コラーゲンと聞くとなんだか良いものだなと感じると思いますが、果たしてなぜそれが良いもので、たるみの予防になるのか。そこまで詳しくお聞きしたことはないかなと思いますので、今日はそれについて説明します。


また今日お話することによって、『なぜ定期的にやる必要があるのか』、『なぜたるみ防止になるのか』、『なぜ脂肪も減るといわれているのか』がお分かりになると思います。


①糸を挿入

前回のブログでお話したように、 まず 人の顔は 表面から 表皮⇒真皮皮下脂肪⇒筋膜⇒筋肉⇒骨膜⇒骨 となっています。

通常の糸リフトはこの中の皮下脂肪層に挿入していきます。赤い〇は血管を表していて、緑の~線は元々あるコラーゲンを表していて、青い〇は挿入した糸リフトです。


②糸の周囲に細胞が集まってくる。

挿入した糸は異物なので、糸の周りに細胞が集まってきます。(好中球、好酸球、好塩基球、肥満細胞など)


③集まってきた細胞が反応を起こす。それにより炎症反応(肉芽形成)などが起こる。

集まってきた細胞は入ってきた糸(異物)に対し反応を起こします。この反応があるからこそ、より効率的に糸が分解されていきます。(外に放置していてもいずれ分解されていきますが)。

オレンジ色の楕円は炎症反応(肉芽形成)の反応を表しています。

異物に対しての反応が起こると、そこには新しい血管が生成されます。そして肉芽が形成されてくるとそのなかにはコラーゲン(繊維組織)も生成されます。


④反応が続くと、コラーゲン(繊維組織)が連結する。

細胞が反応をすると、さらにその反応を契機に細胞が集まってきてとどんどん波及していきます。その反応が続くと、新しくできたコラーゲン(繊維組織)元々あるコラーゲンと連結します。

炎症反応により、脂肪細胞が減少します。


⑤糸が分解された後、瘢痕組織として、反応があった部位は萎縮する。

挿入した糸が分解されるまでの半年~1年くらいかけて、緩徐に①~④の反応が進みます。

糸の周りで起こっていた炎症反応(肉芽形成)は、糸が分解されると治まっていきます。⇒瘢痕形成。傷はどこで起こっても治癒過程はほとんど同じですが、治まっていく際は組織が収縮していきます。そして、糸を挿入してからの反応が終了します。


まとめると


コラーゲンが増えることでハリがでて。

コラーゲン(繊維組織)が連結することでたるみの防止になり。

炎症反応(肉芽形成)がおこることで脂肪細胞が減少し。

瘢痕形成により組織が収縮してタイトニングが起こる。

以上が糸リフト挿入後に起こる変化と効果です。


ただし!!

上記の反応が起こるのは挿入した糸の周囲のみです。

なので、当院では、モニターでなくとも、糸リフトの挿入点を全員、写真で記録しています。2回目やって頂く際に、1回目に施術した場所から少しずらして、2回目の糸を挿入するのです。毎回同じところに同じように入れていたら、そこだけ上記の反応が進んでしまって、全体的なたるみ防止にならないからです。

少しずつずらしながら挿入して、回数を重ねて、 『線』 ではなく、 『面』 で上記の反応を起こしていく。

これが、糸リフトの基本であり、より良い効果を出していく一つの方法と思っています。

今日の話で、少しでもみなさんの知識が増えれば幸いです。今後もより良い診療や結果が出せるよう邁進していきます。


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