目の下のクマ取り/たるみ取り(眼下瞼脱脂)とは
下眼瞼脱脂とは、別名【目の下の脂肪取り】や【切らない目の下の膨らみ取り】とも呼ばれています。下まぶたの裏側を1~2㎝ほど切開し、余分な眼窩脂肪を切除する施術です。
眼窩脂肪は眼輪筋や靭帯の緩みで突出してくるため、所謂影グマが強調されてしまいます。
影グマは疲れ目や老けた印象を与えてしまいます。
下眼瞼脱脂を行う事で「眼窩脂肪の膨らみ」である影グマを軽減させる事ができます。
経結膜脱脂との違い
下眼瞼脱脂と似た言葉に「経結膜脱脂」があります。一般的には下眼瞼脱脂と「経結膜脱脂」は同じ意味で使われています。目の白目の部分にある膜を結膜と呼びます。反対に皮膚側から施術をする表ハムラ法等は皮膚の表面側から行うので、経皮脱脂になります。

目の下のクマ取り/たるみ取り(眼下瞼脱脂)はこんな方におすすめです
目の下のふくらみが気になる方
下まぶたに常にふくらみがあると「疲れている」「眠そう」「たるみがある」と見られやすくなります。眼窩脂肪の突出が原因であれば、脱脂によって自然でスッキリとした目元が期待できます。
クマが気になる方
眼窩脂肪の前方への膨らみによってできる「影クマ(黒クマ)/ 脂肪ふくらみ型」は、ファンデーションではカバーしにくい特徴があります。下眼瞼脱脂は影の原因そのものを取り除くため、明るく若々しい印象を取り戻せます。
疲れ目が気になる方
実際には休養を取っていても、目の下の膨らみやクマによって「疲れているように見える」と指摘される方に適しています。眼窩脂肪の突出の場合には、休んでも治る事はありません。施術後はすっきりとした明るい印象が得られるでしょう。
老けた印象を改善したい方
目の下のふくらみやクマは年齢を感じさせる大きな要因です。
余分な脂肪を取り除くことで、自然で若々しい表情が演出でき、第一印象が大きく変わります。
目の下のクマ取り/たるみ取り(眼下瞼脱脂) のメリット
眼窩脂肪による目の下の膨らみ・クマの改善
目の下の膨らみは、遺伝や加齢によって下まぶたの皮膚と筋肉が弛んでしまい、そのなかにある脂肪が前に膨らんできてしまうことが原因です。若い方では20代から気にされており、30代になると多くの方が目の下の膨らみに悩まれています。
下眼瞼脱脂は、目の下の眼窩脂肪を切除する施術のため、脂肪が原因となっている目元の膨らみ・クマを改善できます。
なお、「ティアトラフ」も同時に気になられている方には裏ハムラ法を、40代以上の方で目の下の横シワが気になる方には、表ハムラ法(下眼瞼除皺術)を提案する場合もあります。

腫れ・ダウンタイムが比較的短い
下眼瞼脱脂は、同じく目元の膨らみ・クマなどが改善できる裏ハムラ法や表ハムラ法などと比べ、ダウンタイムが短いのもメリットです。下眼瞼脱脂のダウンタイム中には、おもに痛み・内出血・腫れなどの症状があります。施術ごとの症状が続く期間の目安は以下のとおりです。
裏ハムラ法・表ハムラ法と比べると下眼瞼脱脂は2週間〜1か月程度で治まるのが一般的です。目元の腫れは眼鏡や化粧などで隠す工夫ができますが、日常生活を送るうえで1か月ものダウンタイムの差は大きいでしょう。なお、ダウンタイムの長さには個人差があります。
下眼瞼脱脂 | 裏ハムラ法 | 表ハムラ法 | |
痛み | 1~2週間 | 1~2週間 | 1週間~2週間 |
内出血 | 2週間 | 2週間 | 2週間 |
腫れ | 2週間~1か月 | 1か月~2か月 | 1か月~2か月 |
▼詳細はこちらで解説
下眼瞼脱脂のダウンタイムは術式によって異なる!症状や術後の経過を解説
皮膚の表面に傷跡が残らない
下眼瞼脱脂は、下まぶたの裏側である結膜側を切開して脂肪を取り出すため、表面の皮膚に傷跡が残らない点がメリットです。
たとえば表ハムラ法の場合、目元の表面の皮膚にメスを入れるため切開線が残り、3~6か月程度かけて白い線に変化していきます。最終的にはかなり目立ちにくくなるものの、傷跡が100%消えるものではありません。
一方で下眼瞼脱脂は皮膚表面に目に見える傷跡が残らないのがメリットです。
目の下のクマ取り/たるみ取り(眼下瞼脱脂)のデメリット
皮膚のたるみ・シワは改善できない
下眼瞼脱脂では、眼窩脂肪を切除して目元の膨らみを改善するため、皮膚のたるみ・シワなどは改善できません。
皮膚のたるみが気になっている方が下眼瞼脱脂を受けると、膨らみの原因である眼窩脂肪を除去するため、皮膚のハリが失われてさらに目元のたるみが気になってしまう可能性があります。また、目元のシワが気になる方の場合、脂肪除去により目元のボリュームが減るため、皮膚が縮んでシワが増えたと感じてしまうケースもあるでしょう。
ハムラ法を受けられなくなる可能性がある
下眼瞼脱脂では余分な眼窩脂肪を取り除くため、下眼瞼脱脂を受けると脂肪を活用して目の下の凹みを埋める裏ハムラ法・表ハムラ法の施術を受けられなくなる可能性があります。
眼窩脂肪は、加齢によって下に降りてくる可能性があるものの、切除した部分は二度と再生しません。そのため、下眼瞼脱脂で多くの脂肪を切除した場合、そのときの眼窩脂肪の量によってはハムラ法が受けられない可能性もあります。
影クマ(黒クマ)以外のクマは改善できない
下眼瞼脱脂は、目の下の脂肪が突出し影となって生じる影クマ(黒クマ)のみ改善可能です。そのため「ティアトラフ」や、目の下の皮膚の薄さによる筋肉の透け・血行不良などが原因の「青クマ」や、色素沈着が原因の「茶クマ」などの改善は難しく、どのようなクマにも効果があるわけではないことがデメリットです。
クマのなかには、影クマと青クマが混在しているタイプなどもあり、自身でクマのタイプを正確に判断することは困難です。クマの改善を目的として下眼瞼脱脂を検討されている場合、医師のカウンセリングを受け、自身のクマが改善できる可能性があるかどうかを確認したうえで施術を受けましょう。
未熟な医師に失敗されるとへこむ
下眼瞼脱脂は、表面に傷が残らず比較的シンプルに見える施術ですが、実際には繊細な技術と解剖知識が求められます。経験や知識が不足している医師が行うと、脂肪の取り過ぎによる凹みや左右差、ふくらみの取り残しなどの失敗につながることがあります。
特に目元は顔の印象を大きく左右するため、仕上がりが不自然になると精神的なショックも大きく、「施術前より老けて見える」「長く鏡を見るのがつらい」「やる前よりクマがひどくなった」と感じてしまうケースもあります。こうしたリスクを避けるためにも、症例数や専門性が高く、クマ取りの経験が豊富な医師を選ぶことが重要です。
特に大事な点は、下眼瞼脱脂は、美容外科医に成り立ての医師でも行う事がありますが、裏ハムラ法や表ハムラ法、ミッドフェイスリフト等はある程度の経験がない医師は行う事ができません。従って、下眼瞼脱脂のみではなく、様々なクマに対しての施術を行える医師に、自分のクマに対しては、どのような施術が適応であるか判断してもらい、適切な施術を受けるべきでしょう。
タイプ別のクマの種類を解説
影クマ(黒クマ)/ 脂肪ふくらみ型
脂肪ふくらみ型の影クマは、下まぶたの眼窩脂肪が前方に突出し、そのふくらみが影となって現れるタイプです。遺伝的要因や加齢による皮膚・靭帯の緩みが主な原因で、光の当たり方によって濃く見えます。物理的な凹凸なので、メイクで隠すのが難しく、根本的な改善には脂肪除去や脂肪移動などの外科的施術が有効です。
影クマ(黒クマ)/ ティアトラフ凹み型
ティアトラフ凹み型は、下まぶたから頬にかけての「ティアトラフ」と呼ばれる溝がくぼみ、影が生じるタイプです。眼窩骨から、靭帯という蜘蛛の巣のような繊維構造が皮膚に向かって伸びており、加齢に伴って骨が吸収したり、皮膚がたるむと、その靭帯が皮膚表面を引っ張る為、凹ませるのです。脂肪のふくらみがなくても影が強く見えるため、疲れた印象や老けた印象を与えやすくなります。ヒアルロン酸注入や脂肪注入等のボリュームを加える事でも多少は改善をしますが、しっかりとした改善には、繊維構造を断ち切るような裏ハムラ法や表ハムラ法等の手術が必要です。
茶クマ / 色素沈着型
茶クマは、下まぶたの皮膚にメラニン色素が沈着して起こるタイプです。紫外線や摩擦、アトピー性皮膚炎、色素沈着しやすい体質などが原因となります。影クマや青クマと異なり、光の当たり方や顔の動きによって色が変わらず、常に茶色っぽく見えるのが特徴です。改善には美白治療、レーザー治療、外用薬、内服薬などが有効です。
青クマ・赤クマ / 眼輪筋の透過型
青クマは、下まぶたの皮膚が薄く、血行不良によって青紫色の血管や筋肉が透けて見えるタイプです。睡眠不足や疲労、冷え症などで悪化しやすく、赤クマは同じく皮膚の薄さや血流の滞りによって血管の赤みが透けて見える状態です。改善には生活習慣の見直し、血行促進ケア、レーザー治療もありますが、しっかりとした治療には脂肪注入を行います。
下眼瞼脱脂術(クマ取り)+脂肪注入の概要
下眼瞼脱脂術は目の下のふくらみによるクマを改善し、疲れ目や老けた印象を改善します。皮膚のたるみによるものの場合は表ハムラ法(下眼瞼除皺術)やミッドフェイスリフトを提案します。

下眼瞼脱脂術で脂肪注入は必要?
Positive Vector/Negative Vectorとは
眼窩(オービタル)ベクターは、横から見たときの**角膜頂点(眼球の最前点)と頬骨の最突出部(マラーエミネンス)**の前後関係を指します。
- Positive Vector(ポジティブベクター):頬骨が角膜より前に位置
- Neutral Vector(ナチュラルベクター):同一面上
- Negative Vector(ネガティブベクター):角膜が頬骨より前に位置(中顔面・下眼瞼の骨支持が弱い状態)
①のPositive Vectorで、頬(マラーエミネンス)の前方支持が十分かつふくらみ(脂肪ヘルニア)が主因のタイプでは、下眼瞼脱脂のみで自然なフラット感が得られることが多いです。骨格支持があるため、術後の凹みや影の再強調が生じにくいのが理由です。
②のNegative Vectorやもともと頬が痩せている/眼窩下縁~頬の骨支持が弱いタイプでは、脱脂のみだとティアトラフ= lid–cheek junction(まぶた‐頬の移行部)の“溝”が強調され、より凹んで見えることがあります。
このため、脂肪注入(マイクロファット/ナノファット)やハムラ法(脂肪再配置)によって、ボリュームを補う設計が推奨されます。ボリューム温存・補填は若々しい連続的な曲面、所謂オージーカーブを再現しやすく、審美的・長期的に合理的です。

脂肪注入とは
脂肪注入とは太ももから脂肪を採取し、処理を加えた後、希望の部位に注入することによりボリュームアップや、色調の改善を狙う施術です。
脂肪注入を行う事で「眼輪筋の透けによる青グマ」やボリュームアップによってネガティブベクターの改善等ができます。
脂肪は「黄色」をしているので、目の下に注入することで青グマを改善させることができます。
脂肪注入のメリット
青グマが改善する
皮膚が薄い方や、肌の白い方は目の下に、眼輪筋という目の周りにある筋肉が透ける事によって、青グマが目立ってしまっている方がいます。
その場合には、脂肪注入を行うと、「黄色」の脂肪が青グマを緩和させます。
目の下やチーク部分のボリュームを増やせる
加齢とともに必ず人の脂肪のボリュームは減っていきます。特に、目の下やチークのボリュームの減少は、目元の加齢に直結します。脂肪の注入によって、そのボリュームを戻すことはアンチエイジングにとってとても重要です。
自然な仕上がりになる
脂肪注入では自身の脂肪を注入するため、一度定着すれば、半永久的にその部分に残ります。そして自分の細胞であるので、見た目・感触の違和感が少なく自然な仕上がりになるのがメリットです。
当院では、採取した脂肪を特殊なろ過装置にかけて繊維を取り除いた「ナノファット」を作成し、下眼瞼脱脂術後に注入しております。脂肪の純度を上げたうえで粒子を細かくする技術で、皮膚の薄い目元でも自然な仕上がりとなります。
アレルギー反応が起こりにくい
脂肪注入は自己組織を注入するため、アレルギー反応や拒絶反応などが起こりにくいのもメリットです。たとえば、脂肪注入と比較されがちなヒアルロン酸は、もともとは体内に存在する成分であるものの、メーカーによって配合されている成分が異なります。そのため、使用する製剤によってはアレルギー症状が出てしまう可能性もあります。
一方脂肪注入は、自身の体内から採取した脂肪を注入します。体は自身の組織を異物として認識しないため、アレルギー反応などが起こりにくいといった特徴があります。
定着しやすい
脂肪注入では、性別・体質などによって異なるものの、4~7割程度定着します。希望通りの状態になるまで複数回の注入が必要になるケースもありますが、定着すれば半永久的に効果が持続します。
脂肪注入のデメリット
脂肪の採取が必要
脂肪注入で使用する脂肪は、太ももから採取するのが一般的です。太ももの内側5mm程度を切開して脂肪を吸引するため、採取時の痛みや採取後の傷跡などが残る可能性がある点がデメリットです。
しこりができる可能性がある
脂肪注入後、目の下の注入部分にしこりが残る可能性があります。
術後3か月以内に生じるしこりは、傷の修復過程でもできる、一般的なものです。ただし、半年以上経っても大きなしこりや表面の凹凸が残るような場合は、医師に相談しましょう。その際は、しこりの除去や脂肪の追加注入が必要になる可能性があります。
定着しにくいケースもある
体質や注入部位、年齢、生活によって、脂肪の定着率は異なります。そのため、脂肪が定着しにくいケースもあり、半年後に再注入する方もいらっしゃいます。定着率は、術前に完全に予想できるものではないことも認識しておきましょう。
当院の脂肪注入の工夫
定着しやすい脂肪の作成 CRF協会の認可
当院では、できるだけ脂肪を定着させるために、採取した脂肪を特殊なフィルターにかけ、遠心分離をさせることで、CRF(コンデンスリッチファット)を作成しています。
当院はCRF協会にて正式に認可を受けているクリニックとなります。CRFと似たような名前を付けた未認可の脂肪注入を提供している施設もありますので、ご注意ください。
また名前をCRFとして認可を受けていないより悪質な施設もありますので、事前にCRF協会のサイトでお調べください。
ナノファットとは、CRFをさらに別のフィルターにかけることで、脂肪の粒を最小化させます。しこりに絶対させてはいけない、目の下の青グマ改善の部分に使用します。CRFとナノファットの使い分けが重要です。CRFとナノファットで作成代が別々に分かれているクリニックもありますが、当院では一律です。
ゴルゴラインと上部チーク部分への注入
当院では、下眼瞼脱脂+脂肪注入を行っていただいた方には、目の下の脂肪注入だけでなく、ゴルゴ線や上部チークの部分にも同じ料金で注入しています。(※ホホの凹み等は別料金)
これも、他院では別料金がかかることが一般的ですが、当院ではポジティブベクターにすることがお顔全体をみて、整う事と思っておりますので、サービスにて行っています。
施術の流れ
STEP 1
診察・カウンセリング
まずは医師が目元の状態を診察し、クマの種類やふくらみの原因を見極めます。下眼瞼脱脂が適しているかどうか、他の施術との比較も交えながらご説明します。施術のメリット・デメリット、ダウンタイム、リスクについても丁寧にお伝えし、患者様のご希望やライフスタイルに合わせた治療計画を立てます。
STEP 2
手術のご予約
カウンセリング内容にご納得いただいたうえで、手術日を決定します。同意書に沿って再度、麻酔や施術の注意事項をご案内します。日程や術後のスケジュールを考慮し、最も負担の少ないタイミングでご予約いただけます。
STEP 3
手術~下瞼脱脂
当日は局所麻酔または希望者には笑気麻酔や静脈麻酔を行い、痛みや不安を最小限に抑えます。下まぶたの裏側(結膜側)を約1cm切開し、3つのコンパートメントに分かれた眼窩脂肪のうち、術前デザインに沿って必要な部分(通常は内側・中央)を切除します。脂肪切除後は十分に止血を行い、膨らみを解消してスッキリとした目元に整えます。
STEP 4
脂肪採取・注入
頬が痩せている方や骨格のくぼみが目立つ方には、太ももから脂肪を採取し、精製したうえで目の下やティアトラフ部分に注入します。これにより脱脂後の凹みを防ぎ、自然で若々しい目元のラインを形成します。
STEP 5
アフターフォロー
手術後は腫れや内出血の状態を確認し、必要に応じて薬の処方やケア方法をご案内します。ダウンタイム中の生活制限やメイク再開の時期なども丁寧に説明します。また、経過観察のための再診や写真撮影を行い、仕上がりを確認します。当院では術後も長期的にサポートし、気になる点があればいつでもご相談いただけます。
下眼瞼脱脂の症例写真
当院の施術事例から、下眼瞼脱脂の事例をご紹介いたします。下眼瞼脱脂のみを受けられた20~30代の方の、術前・術後の症例写真です。いずれも、眼窩脂肪の膨らみが改善し、目元の影感が改善しております。


続いて、本来は皮膚切除等も適応になる場合もございますが、切開はどうしても行いたくないという場合に、下眼瞼脱脂のみでできるところまででよいという場合の症例をご紹介いたします。下は40代女性の症例写真です。ティアトラフの凹みが少ない場合には、皮膚の余りを許容して頂き、下眼瞼脱脂のみを施術される方もいらっしゃいます。


下眼瞼脱脂術+脂肪注入の症例写真
当院の施術事例から、下眼瞼脱脂術+脂肪注入を受けられた方の術前・術後の症例写真を紹介します。
全ての症例で、脱脂による目の下の膨らみの改善、そして、脂肪注入により、眼輪筋の透けである、青グマが改善、さらに、チークにもボリュームがでることで、中顔面が短く見えております。チークの高さというのは、お顔にとってとても重要な部分になります。



その他の症例写真はこちらからもご覧いただけます。
下眼瞼脱脂・裏ハムラ法・表ハムラ法を比較
目元の膨らみ・クマが改善できる施術は下眼瞼脱脂のほかに、裏ハムラ法・表ハムラ法があります。
裏ハムラ法とは
裏ハムラ法とは、別名【切らない目の下の脂肪移動術】とも呼ばれています。
下まぶたの裏側を1~2㎝ほど切開し、そこから眼窩骨という目が入っている骨の縁についている眼輪筋や靭帯を剥離し、その剥離した筋肉や靭帯の下に眼窩脂肪を敷き込むように移動させる施術です。
裏ハムラ法を行う事で「眼窩脂肪の膨らみ」と、その下の靭帯の引き込みによって作られる凹みである「ティアトラフ」を同時に改善することができます。
裏ハムラ法(目の下の脂肪移動術) | Rosa Beauty Clinic
表ハムラ法(下眼瞼除皺術)とは
表ハムラ法とは、下眼瞼除皺術とも呼ばれています。
下まつげのすぐ下を切開し、そこから眼窩骨という目が入っている骨の縁についている眼輪筋や靭帯を剥離し、その剥離した筋肉や靭帯の下に眼窩脂肪を敷き込むように移動させます。
その後、余った皮膚を取り除き、最後には残った皮膚と筋肉を目尻側の骨膜という組織に縫い付ける施術です。
表ハムラ法を行う事で「眼窩脂肪の膨らみ」と、その下の靭帯の引き込みによって作られる凹みである「ティアトラフ」、さらに目の下の余ってしまった皮膚によってできる「チリメンジワ」を同時に改善することができます。
下眼瞼除皺術(表ハムラ法) | Rosa Beauty Clinic
傷やダウンタイムの比較
下眼瞼脱脂 | 裏ハムラ法 | 表ハムラ法 | |
脂肪切除の有無 | あり | なし | なし |
傷跡が残る場所 | 下まぶたの裏側 | 下まぶたの裏側 | 下まぶたの表面 |
ダウンタイム | 2週間~1か月 | 1か月~2か月 | 1か月~2か月 |
完成までの期間 | 3か月程度 | 3か月~6か月程度 | 6か月程度 |
涙袋が変化する可能性 | なし | なし | あり |
目の下のたるみ・シワへの効果 | なし | なし | あり |
抜糸の有無 | なし | 2・3日後に抜糸 | 5~7日後に抜糸 |
下眼瞼脱脂でRosa Beauty Clinicが選ばれる理由
複数の目元施術に対応できるから患者様に本当に必要な施術を提案
当院は下眼瞼脱脂だけでなく、裏ハムラ法・表ハムラ法・脂肪注入・ミッドフェイスリフトなどの目元施術を提供しております。複数の目元施術から適応がある施術のみを患者様へ提供しており、適応がない施術についてはしっかりとお話ししたうえでお断りすることもございます。
アップセールスはせず適正価格で施術を提供
当院では、カウンセラーに長時間拘束されるようなアップセールスは廃止しております。松竹梅のように同じ施術に複数の料金を設定することはせず、1メニューを適正価格で提供しております。
ほかにも「自由に看護師が指名できて追加料金がかからない」「許可がいただける場合は都度写真を撮影して治療に活用する」など、人と人とのつながりを重視してサービスを提供いたします。
下眼瞼脱脂を受けた方の再脱脂を何年後でもリーズナブルな価格で対応
当院で下眼瞼脱脂を受けた方を対象に、再脱脂を何年後でも60,000円(税抜)で承っております。眼窩脂肪はその時々で適切な量を取り除く必要があるため、将来的な不安がある方でも安心してお受けいただけます。
土屋院長のクマ治療徹底解説
土屋院長がクマの原理や、クマの種類に応じた施術方法を解説しています。クマ治療は最近とても流行っている施術ですが、同時にアップセールスも行われやすい施術です。
また、美容外科医になりたての医師でも通常の下眼瞼脱脂は行います。本来は別の施術が適応にも関わらず、その医師が下眼瞼脱脂しかできないために、不適切な施術を提案されることもあります。
さらに、ひどい事には、下眼瞼の施術はほとんどが、目に見えない内部の施術になります。
裏ハムラ法をするといって、実際には脱脂しかしていないような悪徳な施術をしているクリニックもあるようです。
この動画をみてアップセールスや詐欺に騙されないようにしっかりと知識をつけてカウンセリングにいきましょう。
下眼瞼脱脂+脂肪注入(CRF+ナノファット)
- 下眼瞼脱脂術
通常価格170,000円(税込 187,000円)
モニター140,000円(税込 154,000円)
会員モニター120,000円(税込 132,000円)
当院で脱脂を受けた方の再手術は何年後でも60000円+税で行います。
- 下眼瞼脱脂
+脂肪注入(CRF+ナノファット) 通常価格350,000円(税込 385,000円)
モニター300,000円(税込 330,000円)
会員モニター280,000円(税込 308,000円)
脂肪注入はゴルゴラインにもサービスで注入しています。
簡易的な圧迫包帯 無料
腫れをできるだけ抑えたい方への大腿用バンテージ 11,000円
当院で脱脂を受けた方の再手術は何年後でも60000円+税で行います。
下眼瞼脱脂術(クマ取り)+脂肪注入の詳細情報
- 施術時間
- 2時間~
- 麻酔
- 局所麻酔、笑気麻酔
- 通院
- 基本当日のみ
- ダウンタイム
- 痛み1-2週間
内出血2週間
腫れ:2週間-1ヵ月 - 完成までの期間
- おおよそ1ヵ月で半分ほど
3ヵ月で完成
(個人差はあります) - 生活
- ▼メイク:下まぶたのアイラインは1週間は避けてください。(傷の部位以外は当日から可能です。)
▼擦らない軽い洗顔(泡洗顔含む):翌日から行ってください。傷にテンションをかけないように洗ってください。
▼しっかりとした洗顔:目周りは術後1カ月は控えてください。
▼シャワー:当日から可能です。
▼お風呂:1週間後から可能です。
▼運動:激しい運動は1カ月は控えてください。
▼マッサージ:引っ張るようなマッサージは1カ月は控えて下さい。
▼コンタクトレンズ:1週間は避けてください。 - 合併症
- ▼感染
かなり確率は低いですが、傷口から感染を起こす場合があります。来院頂き診察させていただきます。
▼術後出血
内部の操作になるので出血が続く場合があります。手術部位が異常に腫れてきた場合、目が開きにくくなってきた場合には
早急に来院頂き診察させていただきます。。
▼角膜の損傷
ごく稀にそのような報告があります。基本的には注意して施術に臨めば起こりえないことですが、
患者様の激しい体動や開眼等あった場合には可能性が0というわけではありません。
▼結膜下出血
目の白色の部分に内出血がたまる場合があります。吸収されるまで待ちます。1ヶ月~2ヵ月程度で完全に吸収されていきます。
▼違和感(感覚障害)
切開により皮膚近くの神経が必ず少しは切れるので感覚の違和感がでる場合があります。8割の症状は6か月~1年の時間経過で
回復しますが、軽度の違和感は残る場合があります。
▼下眼瞼外反
傷が治る過程で一時的に下まぶたがひっぱられあっかんべの状態になる場合があります。
9割の症状は傷が治る1-3ヶ月の経過で改善していきます。目が乾かないように軟膏を塗布します。外反が収まらない場合には追加の施術が必要になる場合があります。
▼その他
だるさ・熱感・発熱・頭痛・咳・蕁麻疹・かゆみ・むくみ・冷や汗・胸痛・動悸・アナフィラキシーショック・呼吸困難など生じることがあります。 - トラブル
- ▼ふくらみが残る
診察の後脂肪の可能性が高ければ再手術を行いますが、残ったふくらみの原因が筋肉や皮膚であれば
変化がない場合もあることをご了承ください。
皮膚のたるみには下眼瞼除皺術を提案いたします。
▼凹みすぎた
術直後は凹みすぎたと感じられる場合があります。3か月ほどで落ち着いていくことが多いですが
それでも感じられる場合は脂肪注入やヒアルロン酸注入を提案致します。
▼左右差
元々脂肪のふくらみの突出具合には左右差があり、皮膚のたるみにも左右差がありますので
完全な左右対称にはできません。
▼シワが増加する
もともと脂肪によってふくらんでいたところが縮むのでチリメンジワが術後増加することがあります。
その場合はある程度はボトックスによって改善することができます。深いシワに関しては下眼瞼除皺術を提案いたします。
▼目ヤニが増加する
一時的なもので1ヶ月ほどで元の状態に落ち着きます。 - 保証
- この施術には再施術の保証はありません。
当院で脱脂、もしくは裏ハムラ法をされた方の再脱脂による膨らみ調整は60000円+税で行います。
よくあるご質問
- Q下眼瞼脱脂の効果は10年後も続きますか?
- A
眼窩脂肪は加齢に伴って降りてくるため、下眼瞼脱脂の効果は永続的ではありません。最初に脂肪を取りすぎると、目を包む脂肪が必要以上に減ってしまい「眼球が落ち窪む」「目の動きが制限される」などのリスクがあります。このようなリスクを抑えるためにも、その時々で適切な量の脂肪を切除する必要があります。
- Q下眼瞼脱脂は保険適用の対象ですか?
- A
下眼瞼脱脂は美容上の悩みを解決するための施術のため、健康保険は適用されません。状態によっては保険適用の対象になる目の病気は「眼瞼下垂」「眼瞼内反症」「甲状腺眼症」などです。
- Q下眼瞼脱脂は2回目も受けられますか?
- A
下眼瞼脱脂は2回目以降も受けることが可能です。ただし、2回目、3回目と回数を重ねるごとに、眼窩脂肪の癒着が強くなり、取りたい脂肪のみを除去するのが難しくなる傾向があります。再手術では、癒着を丁寧に解除しながらおこなう必要があるため、手術の難易度が増します。
- Q下眼瞼脱脂を受けて失敗することはありますか?
- A
下眼瞼脱脂には以下のような失敗例があります。
- 目の下が凹んだ
- しわが増えてみえる
- たるみが増えてみえる
- しこりができてしまった
- 目の下の膨らみが残った
- の下の茶色みが増してしまった
下眼瞼脱脂を受けて上記のような状態にならないためには「複数の目元施術に対応できる医師のカウンセリングを受け、適応を判断してもらう」「医師に要望をしっかり伝える」などが大切です。
▼詳細はこちらで解説
- Q目の下に脂肪注入した場合、10年後も効果は続きますか?
- A
一度定着した脂肪は半永久的な持続が期待できるものの、定着率の平均は4割~7割程度です。注入してから半年後には2〜3割の方が再注入を選択されるため、効果の持続期間は個人差が大きい点に注意しましょう。
- Q目の下に脂肪注入しても定着しないことはありますか?
- A
目元に注入した脂肪の量が不足していた場合、脂肪注入の効果が持続しない可能性があります。
注入した脂肪はある程度体内に吸収されるため、吸収量を見越したうえで注入します。しかし、経年変化を考慮せずに脂肪注入した場合、早期に効果が消失してしまう可能性があります。
当院では、吸収される脂肪の量を計算して120%程度注入しております。吸収されるまでの期間は余分に膨らんでいると感じる場合はあるものの、6か月程度で落ち着き、自然な仕上がりとなります。
- Qクマ取りを目的に脂肪注入した場合、どのようなデメリットがありますか?
- A
クマ取りのために脂肪注入した場合、以下のようなデメリットがあります。
- 脂肪採取時に体に負担がかかる
- 脂肪採取・注入のダウンタイムがある
- 複数回の注入が必要になるケースもある
- 施術費用があがってしまう
なかでもダウンタイムに関しては、脂肪を採取する太もも・注入する目元ともに、痛みが1~2週間、内出血が1~2週間、腫れが1~3か月程度となります。また、太ももの切開部は白い線の傷が残ることを認識しておきましょう。
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