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脱毛コラム① 脱毛の原理と定義、エステ脱毛との違い。

医療脱毛

2022.12.19

本日は当院も今月より導入した、医療脱毛についてお話しようと思います。


やっと、当院もレーザー脱毛器を導入することができました。いやいや、脱毛器ってとても高いんです1000万~1500万くらいするんですよ。今円安ですし><。当院は貧乏経営なので、来年の僕の給与はまた激減しました。笑。と、僕の寂しい懐事情は置いておいて。今日はまず初めに脱毛の基礎と、エステ脱毛との違いについてお伝えします。


まず、定義についてです。

みなさんは当然『永久脱毛』したいと思います。永久脱毛ですよーとクリニックやエステの方に言われたこともあるかと思いますが、基本的には間違いです。そして、みなさんのレーザー脱毛の認識も誤っている場合が多いので、最初にお伝えしておきます。

日本での見解は定まっておりませんが、FDA(アメリカの厚生労働省のようなもの)は


『永久脱毛』が認められるのは ”針脱毛” のみとされています。

一本ずつ毛根を焼いていく針脱毛です。


それではレーザー脱毛はどういう脱毛ができるのかというと、、

『永久減毛』を目指すものとされています。

『永久減毛』とは、これも定義がさまざまありますが、おおよそには「複数回施術の後、6か月後に該当部位の毛が2/3以上減毛されていること」とされています。


なので、レーザー脱毛を何回かやったら、一生毛が生えてこなくなるというものではないのです。人によっては限りなく0に近づくかもしれないですけれど、完全に0になることはないのです。これはどんな種類のレーザー脱毛器で行ったとしても同様です。なので絶対に毛を0にしたいという場合は、針脱毛を検討しましょう。ただ、針脱毛は時間がかなりかかるのと、痛みが強いです。


次に、脱毛の原理についてです。

以前までは、脱毛の標的は、毛根やその付近の毛母細胞でしたが、近年、同様にバルジ領域が毛包幹細胞の成長のキーポイントであり、その領域も破壊が必要とされています。(毛や毛根の事も実はまだまだ100%解明されていないのです)


レーザー脱毛はこの毛根、バルジ領域をターゲットに治療を行っていきますが、毛根や、バルジ領域は色がほぼないのです。レーザーは波長はそれぞれありますが、基本的には色に吸収されるものなので、毛の黒色に反応させ、毛に熱を加えることで、毛をヒーター替わりにして、その周りの毛根や、バルジ領域を熱で破壊していくのです。


ですので、脱毛の前に、除毛クリームや、毛抜きをしてはだめなのです。また毛には毛周期というものがあって、成長期⇒退行期⇒休止期とサイクルがありますが、成長期の毛しか、毛根に接していないので、脱毛ができる毛は成長期の毛だけなのです。


当然毛抜きや除毛クリームを塗ったとしても、毛根周りの毛母細胞や、バルジ領域を破壊しなければ脱毛とはならないのです。破壊赤字にしておりますが、理由は後にでてきます。


本日の最後は、エステの光脱毛と、医療の光脱毛レーザー脱毛の違いについてです。

僕はどこにも媚びを売ることなく、忖度なく、正しい情報をここでは書いていきたいと思っておりますのでいいます。

『本当に脱毛、永久減毛したいのであれば医療のレーザー脱毛か針脱毛以外は考えられない』です。


エステの光脱毛で毛が少し除毛されたり、減毛されていたりはあるかもしれませんが、本当に『脱毛』されているのであれば、それは違法行為であり危険ですので医師の僕からはやらない方が良いとしか言えません。


まず、エステの光脱毛医療の光脱毛医療のレーザー脱毛の違いについて説明します。


エステの光脱毛医療の光脱毛の違い:

どちらも光による脱毛ですが、そもそもの機械の規格として、出力限界が違うというのと、(法律的に、医師の免許がない場所には、ある程度の出力のものしか売れません。)機械の値段も、2~5倍ほど違います。よって、脱毛や減毛効果は当然医療の光脱毛の方が高いです。但し、後述しますが、そもそも脱毛のために光機器(いわゆるフラッシュランプ)を利用するのはお勧めしません。


医療の光脱毛医療のレーザー脱毛の違い:

(フラッシュランプ)はおおよそ500~1000nmの波長をすべて含んだものを、美容皮膚科的にと呼んでいます。レーザーは脱毛に使用されるものは主に3種で、アレキサンドライトレーザー(755nm)、ダイオード(810nm~910nm程度)、YAGレーザー(1064nm)で、基本的に1つ波長だけをだすものをレーザーと呼んでいます。前述した通り、脱毛は毛をヒーター替わりにしていくので、黒色に反応させます。その時に最適なのが、アレキやダイオード、YAGの波長であって、それ以外の波長は皮膚や、血管、水分に反応してしまうので、あまりいらないわけです。また、出力を上げていくときにの場合は、すべての波長が強くなっていくので、皮膚や、血管、水分により反応をしやすくなり、やけどのリスクが上がっていきます。そのため、あまり出力を上げることができないのです。その反面、レーザーは単一の波長なので、やけどをしないわけではありませんが、出力をあげることがにくらべて可能です。そのため、効率よく、最後まで減毛、脱毛をしていくことが可能です。


以上から、光機器が脱毛に医療でも使用されていた時代もありますし、現在でも大手では光脱毛器か、レーザー脱毛器か施術するまでわからないみたいなクリニックもあるみたいですが、

『僕個人的には脱毛には医療のレーザー脱毛一択です。』

光機器はあくまで、フェイシャルのリジュビネーションであったり(これは厚生労働省にも認められています)、シミを反応させたり、肌の総合的な美顔として使用する目的と思います。


次に、違法行為についてですが、


仮にエステの光脱毛で除毛ではなく、脱毛されていたとすれば、それは法律違反なのです。(医師法第17条に抵触します。)


厚生労働省も

脱毛行為等に対する医師法の適用

以下に示す行為は、医師が行うのでなければ保健衛生上危害の生ずるおそれのある行為であり、医師免許を有しない者が業として行えば医師法第17条に違反すること。

(1) 用いる機器が医療用であるか否かを問わず、レーザー光線又はその他の強力なエネルギーを有する光線を毛根部分に照射し、毛乳頭、皮脂腺開口部等を破壊する行為

とだしています。

また、日本エステティック振興協議会は声明として

日本エステティック振興協議会は、厚生労働省の通知を受け、美容ライト脱毛の定義を次のように制定いたしました。
「美容ライト脱毛とは、除毛・減毛を目的に皮膚に負担を与えず毛の幹細胞を破壊しない範囲で、エステティックサロンで行なわれる光脱毛をいう。」と定めました。

法律的にもエステの光脱毛で、毛根周りの構造を破壊してはいけないのです。ただし、前述の通り、脱毛や、永久減毛には、毛根周りの構造の破壊が前提となるので、エステの光脱毛では除毛はできますが、脱毛や永久減毛はできないのです。ただし、エステの光脱毛でかなり脱毛できた、減毛できたと話を伺う事があります。


それはとても、危険です!!

なぜなら、法律的にダメと言われているのに、脱毛、減毛できたということは、それは法律や声明を破って、光脱毛器出力などをあげているからなのです。


なぜ医師法17条で、医行為が定められ、医療機関でしかやってはいけないかという、根本的な理由は、医師の資格がない素人には、毛根周りを破壊するほどのエネルギーを人体に加えた際に、生じるデメリットや、副作用、また万が一その事象が起きた時の知識がなく、また解決する手段も持っていないからです。また、何より責任をとってくれません。

医療機関では、万が一やけどが起こってしまった場合は、創傷被覆材や、ステロイド、色素沈着にはハイドロキノンやトラネキサム酸。毛包炎、毛嚢炎が起きてしまった場合は、外用剤など、さまざま対応処置ができます。これは医師免許の資格がない施設ではできません。

エステでやけどした人が、保険診療の皮膚科に来たという話はよく聞きます。


以上の事から、しっかりとした医療施設で、レーザー脱毛もしくは針脱毛を受けられることをお勧めします。


本日は、脱毛の原理と、エステの光脱毛、医療のレーザー脱毛の違いについて纏めました。

次回は、毛周期や、レーザーの種類の違いについて話していこうと思います。

今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。


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