下眼瞼脱脂とは
下眼瞼脱脂とは、別名【目の下の脂肪取り】や【切らない目の下の膨らみ取り】とも呼ばれています。下まぶたの裏側を1~2㎝ほど切開し、余分な眼窩脂肪を切除する施術です。
眼窩脂肪は眼輪筋や靭帯の緩みで突出してくるため、所謂影グマが強調されてしまいます。
影グマは疲れ目や老けた印象を与えてしまいます。
下眼瞼脱脂を行う事で「眼窩脂肪の膨らみ」である影グマを軽減させる事ができます。
経結膜脱脂との違い
下眼瞼脱脂と似た言葉に「経結膜脱脂」があります。一般的には下眼瞼脱脂と「経結膜脱脂」は同じ意味で使われています。目の白目の部分にある膜を結膜と呼びます。反対に皮膚側から施術をする表ハムラ法等は皮膚の表面側から行うので、経皮脱脂になります。
こんな方におすすめです
目の下のふくらみが気になる方
クマが気になる方
疲れ目が気になる方
老けた印象を改善したい方
下眼瞼脱脂のメリット
眼窩脂肪による目の下の膨らみ・クマを改善できる
目の下の膨らみは、遺伝や加齢によって下まぶたの皮膚と筋肉が弛んでしまい、そのなかにある脂肪が前に膨らんできてしまうことが原因です。若い方では20代から気にされており、30代になると多くの方が目の下の膨らみに悩まれています。
下眼瞼脱脂は、目の下の眼窩脂肪を切除する施術のため、脂肪が原因となっている目元の膨らみ・クマを改善できます。
なお、「ティアトラフ」も同時に気になられている方には裏ハムラ法を、40代以上の方で目の下の横シワが気になる方には、表ハムラ法(下眼瞼除皺術)を提案する場合もあります。
ダウンタイムが比較的短い
下眼瞼脱脂は、同じく目元の膨らみ・クマなどが改善できる裏ハムラ法や表ハムラ法などと比べ、ダウンタイムが短いのもメリットです。下眼瞼脱脂のダウンタイム中には、おもに痛み・内出血・腫れなどの症状があります。施術ごとの症状が続く期間の目安は以下のとおりです。
裏ハムラ法・表ハムラ法と比べると下眼瞼脱脂は2週間〜1か月程度で治まるのが一般的です。目元の腫れは眼鏡や化粧などで隠す工夫ができますが、日常生活を送るうえで1か月ものダウンタイムの差は大きいでしょう。なお、ダウンタイムの長さには個人差があります。
下眼瞼脱脂 | 裏ハムラ法 | 表ハムラ法 | |
痛み | 1~2週間 | 1~2週間 | 1週間~2週間 |
内出血 | 2週間 | 2週間 | 2週間 |
腫れ | 2週間~1か月 | 1か月~2か月 | 1か月~2か月 |
▼詳細はこちらで解説
下眼瞼脱脂のダウンタイムは術式によって異なる!症状や術後の経過を解説
皮膚の表面に傷跡が残らない
下眼瞼脱脂は、下まぶたの裏側である結膜側を切開して脂肪を取り出すため、表面の皮膚に傷跡が残らない点がメリットです。
たとえば表ハムラ法の場合、目元の表面の皮膚にメスを入れるため切開線が残り、3~6か月程度かけて白い線に変化していきます。最終的にはかなり目立ちにくくなるものの、傷跡が100%消えるものではありません。
一方で下眼瞼脱脂は皮膚表面に目に見える傷跡が残らないのがメリットです。
下眼瞼脱脂のデメリット
皮膚のたるみ・シワは改善できない
下眼瞼脱脂では、眼窩脂肪を切除して目元の膨らみを改善するため、皮膚のたるみ・シワなどは改善できません。
皮膚のたるみが気になっている方が下眼瞼脱脂を受けると、膨らみの原因である眼窩脂肪を除去するため、皮膚のハリが失われてさらに目元のたるみが気になってしまう可能性があります。また、目元のシワが気になる方の場合、脂肪除去により目元のボリュームが減るため、皮膚が縮んでシワが増えたと感じてしまうケースもあるでしょう。
ハムラ法を受けられなくなる可能性がある
下眼瞼脱脂では余分な眼窩脂肪を取り除くため、下眼瞼脱脂を受けると脂肪を活用して目の下の凹みを埋める裏ハムラ法・表ハムラ法の施術を受けられなくなる可能性があります。
眼窩脂肪は、加齢によって下に降りてくる可能性があるものの、切除した部分は二度と再生しません。そのため、下眼瞼脱脂で多くの脂肪を切除した場合、そのときの眼窩脂肪の量によってはハムラ法が受けられない可能性もあります。
影クマ(黒クマ)以外のクマは改善できない
下眼瞼脱脂は、目の下の脂肪が突出し影となって生じる影クマ(黒クマ)のみ改善可能です。そのため「ティアトラフ」や、目の下の皮膚の薄さによる筋肉の透け・血行不良などが原因の「青クマ」や、色素沈着が原因の「茶クマ」などの改善は難しく、どのようなクマにも効果があるわけではないことがデメリットです。
クマのなかには、影クマと青クマが混在しているタイプなどもあり、自身でクマのタイプを正確に判断することは困難です。クマの改善を目的として下眼瞼脱脂を検討されている場合、医師のカウンセリングを受け、自身のクマが改善できる可能性があるかどうかを確認したうえで施術を受けましょう。
下眼瞼脱脂の施術の流れ
結膜側を1㎝程切開します。脂肪は3つに分かれているので必要な分切除します。十分に止血を確認します。その後脂肪注入をして形を整えます。
下眼瞼脱脂で脂肪注入は必要?
脂肪注入とは
脂肪注入とは太ももやお腹から脂肪を採取し、処理を加えた後、希望の部位に注入することによりボリュームアップや、色調の改善を狙う施術です。
脂肪注入を行う事で「眼輪筋の透けによる青グマ」やボリュームアップによってネガティブベクターの改善等ができます。
脂肪注入の必要性
脂肪注入が必要になる方はもともと頬部分が痩せている方や、頬の骨が眼球よりくぼんでいる方になります。
①のPositive Vectorの場合は脱脂のみで満足される方が多いです。
②のNegative Vectorの場合は脱脂をすることにより、より凹んで見えることが多いので、脂肪注入を行うことでPositive Vectorに寄せていき綺麗で元気のある若々しい目元に戻してあげると良いと思います。
下眼瞼脱脂の症例写真
当院の施術事例から、下眼瞼脱脂の事例をご紹介いたします。下眼瞼脱脂のみを受けられた20~30代の方の、術前・術後の症例写真です。いずれも、眼窩脂肪の膨らみが改善し、目元の影感が改善しております。
続いて、本来は皮膚切除等も適応になる場合もございますが、切開はどうしても行いたくないという場合に、下眼瞼脱脂のみでできるところまででよいという場合の症例をご紹介いたします。下は40代女性の症例写真です。ティアトラフの凹みが少ない場合には、皮膚の余りを許容して頂き、下眼瞼脱脂のみを施術される方もいらっしゃいます。
下眼瞼脱脂・裏ハムラ法・表ハムラ法を比較
目元の膨らみ・クマが改善できる施術は下眼瞼脱脂のほかに、裏ハムラ法・表ハムラ法があります。
裏ハムラ法とは
裏ハムラ法とは、別名【切らない目の下の脂肪移動術】とも呼ばれています。下まぶたの裏側を1~2㎝ほど切開し、そこから眼窩骨という目が入っている骨の縁についている眼輪筋や靭帯を剥離し、その剥離した筋肉や靭帯の下に眼窩脂肪を敷き込むように移動させる施術です。
裏ハムラ法を行う事で「眼窩脂肪の膨らみ」と、その下の靭帯の引き込みによって作られる凹みである「ティアトラフ」を同時に改善することができます。
裏ハムラ法(目の下の脂肪移動術) | Rosa Beauty Clinic
表ハムラ法(下眼瞼除皺術)とは
表ハムラ法とは、下眼瞼除皺術とも呼ばれています。下まつげのすぐ下を切開し、そこから眼窩骨という目が入っている骨の縁についている眼輪筋や靭帯を剥離し、その剥離した筋肉や靭帯の下に眼窩脂肪を敷き込むように移動させます。その後、余った皮膚を取り除き、最後には残った皮膚と筋肉を目尻側の骨膜という組織に縫い付ける施術です。
表ハムラ法を行う事で「眼窩脂肪の膨らみ」と、その下の靭帯の引き込みによって作られる凹みである「ティアトラフ」、さらに目の下の余ってしまった皮膚によってできる「チリメンジワ」を同時に改善することができます。
下眼瞼除皺術(表ハムラ法) | Rosa Beauty Clinic
傷やダウンタイムの比較
下眼瞼脱脂 | 裏ハムラ法 | 表ハムラ法 | |
脂肪切除の有無 | あり | なし | なし |
傷跡が残る場所 | 下まぶたの裏側 | 下まぶたの裏側 | 下まぶたの表面 |
ダウンタイム | 2週間~1か月 | 1か月~2か月 | 1か月~2か月 |
完成までの期間 | 3か月程度 | 3か月~6か月程度 | 6か月程度 |
涙袋が変化する可能性 | なし | なし | あり |
目の下のたるみ・シワへの効果 | なし | なし | あり |
抜糸の有無 | なし | 2・3日後に抜糸 | 5~7日後に抜糸 |
土屋院長のクマ治療徹底解説
土屋院長がクマの原理や、クマの種類に応じた施術方法を解説しています。
クマ治療は最近とても流行っている施術ですが、同時にアップセールスも行われやすい施術です。
また、美容外科医になりたての医師でも通常の下眼瞼脱脂は行います。
本来は別の施術が適応にも関わらず、その医師が下眼瞼脱脂しかできないために、不適切な施術を提案されることもあります。
さらに、ひどい事には、下眼瞼の施術はほとんどが、目に見えない内部の施術になります。
裏ハムラ法をするといって、実際には脱脂しかしていないような悪徳な施術をしているクリニックもあるようです。
この動画をみてアップセールスや詐欺に騙されないようにしっかりと知識をつけてカウンセリングにいきましょう。
下眼瞼脱脂術(目の下の脂肪取り)
- 下眼瞼脱脂術
通常価格170,000円(税込 187,000円)
モニター140,000円(税込 154,000円)
会員モニター120,000円(税込 132,000円)
当院で脱脂を受けた方の再手術は何年後でも60000円+税で行います。
下眼瞼脱脂術(クマ取り)の詳細情報
- 施術時間
- 45分
- 麻酔
- 局所麻酔、笑気麻酔
- 通院
- 下眼瞼脱脂:基本当日のみです。
- ダウンタイム
- 痛み1-2週間
内出血2週間
腫れ:2週間-1ヵ月 - 完成までの期間
- おおよそ1ヵ月で半分ほど
3ヵ月で完成
(個人差はあります) - 生活
- ▼メイク:下まぶたのアイラインは1週間は避けてください。(傷の部位以外は当日から可能です。)
▼擦らない軽い洗顔(泡洗顔含む):翌日から行ってください。傷にテンションをかけないように洗ってください。
▼しっかりとした洗顔:目周りは術後1カ月は控えてください。
▼シャワー:当日から可能です。
▼お風呂:1週間後から可能です。
▼運動:激しい運動は1カ月は控えてください。
▼マッサージ:引っ張るようなマッサージは1カ月は控えて下さい。
▼コンタクトレンズ:1週間は避けてください。 - 合併症
- ▼感染
かなり確率は低いですが、傷口から感染を起こす場合があります。来院頂き診察させていただきます。
▼術後出血
内部の操作になるので出血が続く場合があります。手術部位が異常に腫れてきた場合、目が開きにくくなってきた場合には
早急に来院頂き診察させていただきます。。
▼角膜の損傷
ごく稀にそのような報告があります。基本的には注意して施術に臨めば起こりえないことですが、
患者様の激しい体動や開眼等あった場合には可能性が0というわけではありません。
▼結膜下出血
目の白色の部分に内出血がたまる場合があります。吸収されるまで待ちます。1ヶ月~2ヵ月程度で完全に吸収されていきます。
▼違和感(感覚障害)
切開により皮膚近くの神経が必ず少しは切れるので感覚の違和感がでる場合があります。8割の症状は6か月~1年の時間経過で
回復しますが、軽度の違和感は残る場合があります。
▼下眼瞼外反
傷が治る過程で一時的に下まぶたがひっぱられあっかんべの状態になる場合があります。
9割の症状は傷が治る1-3ヶ月の経過で改善していきます。目が乾かないように軟膏を塗布します。外反が収まらない場合には追加の施術が必要になる場合があります。
▼その他
だるさ・熱感・発熱・頭痛・咳・蕁麻疹・かゆみ・むくみ・冷や汗・胸痛・動悸・アナフィラキシーショック・呼吸困難など生じることがあります。 - トラブル
- ▼ふくらみが残る
診察の後脂肪の可能性が高ければ再手術を行いますが、残ったふくらみの原因が筋肉や皮膚であれば
変化がない場合もあることをご了承ください。
皮膚のたるみには下眼瞼除皺術を提案いたします。
▼凹みすぎた
術直後は凹みすぎたと感じられる場合があります。3か月ほどで落ち着いていくことが多いですが
それでも感じられる場合は脂肪注入やヒアルロン酸注入を提案致します。
▼左右差
元々脂肪のふくらみの突出具合には左右差があり、皮膚のたるみにも左右差がありますので
完全な左右対称にはできません。
▼シワが増加する
もともと脂肪によってふくらんでいたところが縮むのでチリメンジワが術後増加することがあります。
その場合はある程度はボトックスによって改善することができます。深いシワに関しては下眼瞼除皺術を提案いたします。
▼目ヤニが増加する
一時的なもので1ヶ月ほどで元の状態に落ち着きます。 - 保証
- この施術には再施術の保証はありません。
当院で脱脂、もしくは裏ハムラ法をされた方の再脱脂による膨らみ調整は60000円+税で行います。
よくあるご質問
- Q下眼瞼脱脂の効果は10年後も続きますか?
- A
眼窩脂肪は加齢に伴って降りてくるため、下眼瞼脱脂の効果は永続的ではありません。最初に脂肪を取りすぎると、目を包む脂肪が必要以上に減ってしまい「眼球が落ち窪む」「目の動きが制限される」などのリスクがあります。このようなリスクを抑えるためにも、その時々で適切な量の脂肪を切除する必要があります。
- Q下眼瞼脱脂は保険適用の対象ですか?
- A
下眼瞼脱脂は美容上の悩みを解決するための施術のため、健康保険は適用されません。状態によっては保険適用の対象になる目の病気は「眼瞼下垂」「眼瞼内反症」「甲状腺眼症」などです。
- Q下眼瞼脱脂は2回目も受けられますか?
- A
下眼瞼脱脂は2回目以降も受けることが可能です。ただし、2回目、3回目と回数を重ねるごとに、眼窩脂肪の癒着が強くなり、取りたい脂肪のみを除去するのが難しくなる傾向があります。再手術では、癒着を丁寧に解除しながらおこなう必要があるため、手術の難易度が増します。
- Q下眼瞼脱脂を受けて失敗することはありますか?
- A
下眼瞼脱脂には以下のような失敗例があります。
- ・目の下が凹んだ
- ・しわが増えてみえる
- ・たるみが増えてみえる
- ・しこりができてしまった
- ・目の下の膨らみが残った
- ・目の下の茶色みが増してしまった
下眼瞼脱脂を受けて上記のような状態にならないためには「複数の目元施術に対応できる医師のカウンセリングを受け、適応を判断してもらう」「医師に要望をしっかり伝える」などが大切です。
▼詳細はこちらで解説
下眼瞼脱脂の失敗例は?対処法や失敗しないためのポイントも解説
下眼瞼脱脂でRosa Beauty Clinicが選ばれる理由
Rosa Beauty Clinicは、美容外科学会認定医(JSAS)が「本気の美容医療」を提供しています。
複数の目元施術に対応できるから患者様に本当に必要な施術を提案
当院は下眼瞼脱脂だけでなく、裏ハムラ法・表ハムラ法・脂肪注入・ミッドフェイスリフトなどの目元施術を提供しております。複数の目元施術から適応がある施術のみを患者様へ提供しており、適応がない施術についてはしっかりとお話ししたうえでお断りすることもございます。
アップセールスはせず適正価格で施術を提供
当院では、カウンセラーに長時間拘束されるようなアップセールスは廃止しております。松竹梅のように同じ施術に複数の料金を設定することはせず、1メニューを適正価格で提供しております。
ほかにも「自由に看護師が指名できて追加料金がかからない」「許可がいただける場合は都度写真を撮影して治療に活用する」など、人と人とのつながりを重視してサービスを提供いたします。
下眼瞼脱脂を受けた方の再脱脂を何年後でもリーズナブルな価格で対応
当院で下眼瞼脱脂を受けた方を対象に、再脱脂を何年後でも60,000円(税抜)で承っております。眼窩脂肪はその時々で適切な量を取り除く必要があるため、将来的な不安がある方でも安心してお受けいただけます。
ご予約・お問い合わせRESERVATION
受付時間:10:00〜19:00 (不定休)
電話番号:052-452-7888
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